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社会不安障害

【定義】

大勢の前でスピーチをするのが苦手で不安を感じる、初対面の人に挨拶をするのが恥ずかしい。このような状況を恐れるあまり、その状況を避けようとして学校や会社に行けない。など、日常生活に支障を来たすようになるとこれは病的な状態です。これを「社会不安障害」といいます。

【主な症状】
	人前で非常に不安になる。
	他人が自分と違って人前で自信に満ち溢れているようにみえる。
	単に赤面することでもとても不安になり、常に皆の視線を浴びているような気がする。
	朝、起きることが苦痛に感じる。
	スピーチをすること、上司と話すこと、デートすることも不安に感じる。
	公演やパーティーを恐れる。
	公衆トイレの利用、外食、電話、人前で文章を書くことに対して不安になる。
	不登校になったり友人ができなかったりする。

【治療法】

社会不安障害の治療には、心理療法（認知行動療法）や薬物療法などがありますが、薬物療法が基本となります。恐怖や不安を取り除き、その恐怖や不安を感じる状況を避けようとする行動を減らすこと、そして、日常生活を改善・向上させ、その状態を維持することが治療の目標です。