辞任にした前明石市長が再び立候補

〜 選挙戦がとっても面白い! 〜



道路の拡幅工事をめぐって市の職員に暴言を浴びせたことが大問題になり、先月、辞任した兵庫県明石市の泉前市長が、新しい市長を選ぶ市長選挙に再び立候補することを決めたようだ。

問題となった道路工事現場は、道幅が狭くて交通事故が発生していることから、早急な拡幅工事が求められていた場所だ。その工事が遅れに遅れていたことから市長が激高し、職員に対して「火をつけて捕まってこい」なんていうトンでもなく過激な言葉を浴びせたのが問題になり、最終的に市長は辞任した

これに対し、市内の主婦を中心とした団体が泉前市長の立候補を求める署名活動を行い、他の福祉関係などの団体が集めた分も含め、約5千人分の署名を集めて提出した。
それを受けて泉前市長は「政治家として必要としてくれる市民の期待に応えたい。暴言問題は有権者の判断を仰ぎたい」なんて言って、立候補することを決めたのだ。

そもそも市長の暴言は2年前のものであり、それを隠し録音していたものが今頃になって表に出てきた。なぜそんなものが今頃になって表に出てきたかと言えば、4月に選挙が予定されていたからだ。対立候補側が、選挙の直前になって過去の暴言の録音を表に出して問題化させようとしたのは明白だ。対立候補というのは、泉市長の前に市長をやっていた人で、彼もまた色々問題を起こして市長を辞めた人なので、因縁がドロドロだ。

前にも書いたが、泉前市長は、1期だけだが民主党の衆院議員をやっていたことがある。私にとって死ぬまで、いや死んでも絶対に許すことのできない民主党なので、そんな腐りきった民主党の議員をやっていたという経歴だけで万死に値する泉市長だが、その後は民主党と自民党の推薦を受けた対立候補を破って明石市長に当選しているので、まあ許してやってもよかろう。
性根から腐りきった民主党員ではなく、何でもいいから単に議員になりたくて民主党から立候補しただけなんだろうし、勝てると思ったら民主党だけでなく自民党も敵に回して戦う政治家だ。主義主張や政党なんて関係ないと言うか、主義主張なんて無い、無節操な政治屋だ。

なので、私は彼を特に支持もしなければ批判もしない。暴言問題は、確かに言葉は過激だが、仕事に不熱心な職員を叱咤しているだけであり、それほど問題にするような発言ではない。不熱心な職員を叱責して辞表を提出せざるを得なくなった泉前市長は、気の毒な気がするくらいだ。
なので、彼が再び立候補するってのは、良い事だと思う。

彼の過去を見ると、熾烈な選挙を何度も戦ってきているから、彼には既存の政治勢力や役所など、多くの敵がいるって事が分かる。一方で、そういう熾烈な選挙を既成政党に頼らずに勝ち進んできた実績もあり、今回の署名運動を推進した主婦などの熱狂的な支持がある事も分かる。
俄然、面白い選挙になりそうだ。ワクワクするぞ。

(2019.3.5)



〜おしまい〜





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