遮断機の棒を切断して逮捕

〜 大人がやったら犯罪 〜



千葉県船橋市にある京成線の踏切遮断機切断したとして、千葉県内の男が器物損壊容疑で逮捕された
男は京成船橋競馬場駅の近くの踏切で、ノコギリで遮断機の棒を切断したとのことだ。切断されたのは直径10cmのグラスファイバー製の遮断機の棒で、男は切った棒をそばに置いて車を運転して踏切を通行していったらしい。

なんでこんな事をやったのかと言えば、午前7時過ぎに隣の京成谷津駅構内で人身事故があって、7時30分過ぎに運転が再開されるまで30分も踏切の遮断機が降りたままだったため、男は待ちきれずに遮断機を切断したようだ。
開かずの踏切に対する苛立ちは分かるが、だからと言って遮断機の棒を切断するのは、あまりにも大胆すぎる

(石材店)「大胆すぎるのは分かりましたが、またマイナーな事件を取り上げましたねえ」
(幹事長)「実は昔、遮断機の棒を折った事があって」
(石材店)「そんな事したんですかーっ!」


昔々の大昔、中学生の時のことだ。友人2人と一緒に散歩してたとき、たまたま通りかかった踏切で遮断機が降りてたんだけど、電車が通過して棒が上がる時、面白半分(いや、面白全部だな)で、鉄棒で前回りする時のように遮断機の棒に体重をかけて乗ったら、あっさりとポキって折れてしまった。遮断機が上がるとき、体も一緒に持ち上がるかなあ、なんて思ったんだけど、体重に耐えきれずにあっさりと折れてしまったのだ。

(石材店)「悪ガキ集団じゃないですか!」
(幹事長)「いや、友人の名誉のために補足すると、私個人が勝手に実行した単独犯であり、友人2名は何も悪いことはしていない」


幸い、その時に車は停まっていなかったから、他に目撃者はいなかった。
でも、純真な中学生だった私は、そのまま逃げるなんて無責任な事はできず、通行する車の邪魔にならないように、友人1名と一緒に必死になって棒を持ち上げた。一方で、もう一人の友人は近くの駅に走って、駅員さんに「棒が折れている」って通報しに行った。その間にも、また電車が通ると、折れてない反対側の遮断機が降りると、それに合わせて私たちも、持っている棒を下に降ろし、車が通らないように通せんぼして頑張った
そのうち、ようやく駅員さんが到着して、重責から解放された。

(石材店)「めちゃ怒られたでしょ?」
(幹事長)「いや、私らは自分たちが折ったとは言ってないから」


私たちは「踏切の遮断機の棒が折れていたから、一生懸命、支えてあげた」って説明したので、褒められる事はあっても怒られたりはしなかった

(幹事長)「必死で棒を支えるけなげな中学生なんて表彰ものだな」
(石材店)「徹底的に悪ガキですね!」


当時の遮断機の棒はグラスファイバーなんかじゃなくて竹で出来ていたから、折れやすかったのかもしれない
今回の事件を聞いて、数十年ぶりに甘酸っぱくも懐かしい思い出が蘇ったものだ。

(石材店)「反省の言葉が無いっ!」

(2019.4.17)



〜おしまい〜





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