首里城消失

〜 余りにも悲しい 〜



首里城焼け落ちた。テレビで見た、あまりの衝撃映像に言葉を失った。あんなに美しく素晴らしい建物が真っ赤に炎を上げて焼け落ちていく。全身の力が抜け落ちていく。
消防の話によると、首里城正面の中央部分にある正殿から出火して激しく炎上し、続いて北殿、南殿などに延焼し、建物と門の計7棟を焼いたとのことだ。

首里城の正殿は、1945年の沖縄戦でアメリカ軍の攻撃で焼失し、現在の正殿は1992年に復元されたものだ。そして、その後、2000年に世界遺産に登録された

今年の4月に、パリのノートルダム大聖堂が焼け落ちたときも、あまりの衝撃に言葉を失ったが、僅か半年後に日本で同じような大火災が発生するなんて思ってもみなかった。
ノートルダム大聖堂が焼け落ちた時も、朝起きてテレビを見て衝撃を受けたんだけど、今回も全く同じような大きな衝撃を受け、あまりの事に息が止まって体が凍り付いた。あの荘厳で立派な建物が火に包まれてあっけなく崩壊していく様子をテレビで見ると、もの凄い衝撃だ。

ノートルダム大聖堂にも何度か行ったことがあり、その素晴らしさは実感していたので、衝撃は大きかったが、首里城にも何度か行ったことがある。最近では、去年12月の那覇マラソンの翌日に訪れたばかりだ。なので、衝撃は非常に大きい。

いったい、これはどうしたことなのか。
ノートルダム大聖堂も首里城も世界遺産に指定されている建造物だが、そんな重要な建造物なのに、あんなにあっさりと焼け落ちるなんて、防火設備は一体どうなっていたんだ?
ノートルダム大聖堂の炎上の時は、建物は改修中だったようで、その工事現場から火が出たようだが、今回はイベントの準備が行われていたようなので、もしそれが原因かもしれない
もちろん、いずれにしても、何の言い訳にもならない理由だ。こんなに大切な建造物に対して、防火体制がザッとし過ぎてるのではないだろうか?
ノートルダム大聖堂の火災によって、日本の重要な建造物も、その防火体制の重要さを再認識したはずではなかったのか。

首里城は、復元建物のため文化財保護法や消防法の規制から外れていたことから、スプリンクラーが設置されていなかった。しかし、そういう事でいいんだろうか。あんなに立派で素晴らしい建造物なのに、文化財保護法や消防法の規制から外れていた事を理由にスプリンクラーが設置されていなかっただなんて、余りにも手抜きじゃないのか?
特に、焼け落ちた正殿は木造だったのだから、万全の防火体制を取らなければならなかったのではないか?また、正殿以外の北殿、南殿、奉神門、鎖之間、黄金御殿、二階御殿は、いずれもコンクリート造だったが、それでも見るも無惨に焼け落ちたんだから、コンクリート造りであっても防火体制の手抜きは許されない

余りにも悲しい悲劇だが、さらに腹が立つことを2つ。
1つは、こんな大悲劇が起こったのに朝日新聞はトップ記事ではなかった。トップ記事は、なんと河井法相の辞任だ。いったい国民のどれだけがそんな事に関心があるだろうか。クズみたいな記事だ。首里城の大火災を横に追いやって報道しなければならないような問題ではない。こななクソ記事をトップに持ってくるなんて、明らかに政治的な思惑だ。本当に朝日新聞はクズだ。
もう1つは沖縄県の玉城知事だ。玉城知事はなんと、大火災が発生した時に、呑気に韓国に旅行していた。よりによって、あの韓国へだ。呆れかえって物が言えないわ。この男は、色んな政党を渡り歩いたコウモリ野郎だが、基本は民主党だ。
私は常日頃から「世の中の悪い事は全てアホなマスコミと幼稚な民主党のせいだ」と訴えているが、まさにその通りじゃないか。

(2019.11.1)



〜おしまい〜





独り言のメニューへ