コロナワクチン接種促進の宝くじ

〜 すごい発想 〜



アメリカオハイオ州コロナウイルスワクチン接種促進するため、宝くじを売り出し、賞金100万ドル(約1億円)の当選者が出た
一瞬、何の事やら分からなかったが、州民のワクチン接種ペースを上げるために宝くじを導入したとのことだ。
もう、びっくりだ。

アメリカはコロナウイルスの感染者が世界でも群を抜いて爆発的に拡大したが、ワクチン接種も世界のトップクラスで進んでいる
ところが、ある程度ワクチン接種が進んでしまったため、ここのところ接種のペースが鈍化しているらしい。
ワクチン接種に積極的な人は早々に接種を済ませてしまい、あまり関心が無い人や、さらにはワクチン接種に否定的な人が残っているため、どうしてもペースは落ちるだろう

ワクチン接種したくない人は放っておけばいいと思うが、徹底的に感染者を抑え込もうとする政府は、連邦政府から自治体レベルまで、あの手この手でワクチン接種を呼び掛けている
例えば、サービス企業や飲食店なんかと提携して、ワクチン接種に来た人に対して、無料のビールやドーナツ、野球観戦チケットなどを提供しているところもある。

それにしても宝くじとは驚きだ。
オハイオ州の宝くじは、ワクチン接種を受けた住民に限り、毎週1人ずつ100万ドルの当選者が賞金を受け取る事ができるという仕組みだ。そのうちの最初の当選者が出たから、あと4人の当選者が出る予定だ。
このようなキャンペーンのおかげで、オハイオ州内ではワクチンの接種率が上昇しており、今回の宝くじも275万人もの応募者があったそうだ。
まあ、そりゃあ、大金がもらえるかもしれないんだから、みんな応募するわな。

オハイオ州のほかにも、メリーランド州はワクチンを接種した州民に総額200万ドルを支給するくじを発表している。
その内容は、40日間にわたってワクチンを接種した人のリストから毎日1人を無作為に選び、4万ドルずつを支給するというものだ。さらに最終の人には40万ドルが当たるらしい。

またニューヨーク州ワクチン接種を受けた人に対し、最高500万ドルを獲得するチャンスがあるスクラッチくじを無料で配るというプログラムを発表した。

アメリカではワクチン接種は世界でもトップクラスのスピードで進んでおり、ニューヨーク州では既に2/3の人が接種を受けている。それなのに、まだまだ進めようという姿勢に驚かされる

もともとコロナウイルスなんて風邪に毛が生えたようなものだ。
だからワクチン接種なんてしたくない人はいくらでもいるだろう。
そして、ワクチン接種をしたくない人は、自分が感染しても平気だと思ってるんだから、もう放っておけばいいじゃないか
他の国の事だから、文句を言う筋合いではないが、見ていて失笑を禁じ得ない。

(2021.5.27)



〜おしまい〜





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