張本勲の女性蔑視発言

アフガニスタンでアメリカ軍が撤退するのに乗じて、タリバンが再び権力を握った。タリバンと言えば極端な女性抑圧政策で知られたキチガイ集団だ。

そして、タリバンに劣らない女性別紙主義者が日本にもいる。張本勲だ。

彼はＴＢＳのワイドショー番組「サンデーモーニング」で、東京オリンピックのボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈選手について、「女性でも殴り合い好きな人、いるんだね。見ててどうするのかな。嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合って、こんな競技好きな人、いるんだ」なんていう史上空前のトンでもない発言をした。

もちろん、これには日本ボクシング連盟も反発し、「ボクシングを愛している方々のために、女性のボクサーのためにも誤解されたくない」と抗議文を提出した。

思わぬ批判に直面し、張本勲は「今回の私の発言は言葉が足りませんでした。入江選手の快挙を称えると共に、自分も金メダルを取れるのではと思って、ボクシングをやる女性が増えてほしいということを本当は言いたかったのです。言葉足らずで反省しています」なんて釈明したが、もちろん、これは大嘘だ。
彼の発言のどこを見ても、入江選手の快挙を称える言葉は見当たらないし、ボクシングをやる女性が増えてほしいなんて気持ちは皆無だ。
どう見ても「女性でボクシングなんかやるのは変人だ、女性がボクシングをやるなんてトンでもない事だ、こんなの見たくもない」なんて言って競技の存在意義を否定している。
「言葉足らず」なんかじゃなくて、見苦しい嘘で誤魔化そうとしているだけだ。全く何の反省も見られない。

なぜ素直に非を認めないのかと言えば、張本勲は何も悪い事を言ったとは思ってないからだ。心の底から「女性はボクシングなんか、やるな！」って思い続けているからだ。
番組で張本勲の偏向発言を実際に陳謝したのは司会者であり、頭を下げたが、当の張本勲本人はリモートでそっけなく「今回は言い方を間違えて反省しています。以後気をつけます」なんて口先だけの謝罪コメントを言っただけだ。

はっきり言うが、今回のトンでもない発言は「言い方」の問題ではない。
あの発言を、どう言い換えたところで内容は変わらない。女子ボクシングという競技の存在意義を頭から否定しているのだから、言い換えようがない。

この老人の頭には「女性は結婚して嫁に入るのが最高の幸せであり、男性に対しては３歩下がって影を踏まず、家で家庭を支える」という戦前からの古い考えが凝り固まっているのだろう。
凝り固まった老人の頭を変えるのは不可能なので、こいつを今さら矯正する事はできない。それは仕方ない事だ。
会社にも、こういう古い考えを改められない老人がいっぱいいて弊害になっている。
なので、それはもう、仕方ない事だ。放っておけばいい事だ。放っておいて社会が無視すれば良い事だ。

問題は、こういうトンでもない発言を繰り返す老害じいさんをテレビに出し続けるテレビ局にある。

張本勲はこれまでも自転車のＢＭＸ競技など、自分に馴染みのない競技には「何が楽しいんだか。やっている人の気が知れないね」なんてトンでもない発言を繰り返してきた。
また、大リーグで大活躍する大谷翔平に対しても以前から二刀流を批判しまくっている。
しかも、当初はピッチャーとしての才能は認めつつもバッターとしての技術を批判していたのに、最近は逆にバッターとしてはすごいけどピッチャーとしては大したことないなんて批判している。
こいつ、本当に節操の無いアホやなあ、って誰でも分かる。

なぜ、こんなアホな老人をいつまでも公然とテレビに出演させ続けるのだろうか。
それはテレビ局が視聴率をかせぐためだ。
張本勲がトンチンカンなトンでもない発言をすると、その情報がネットで一気に広まり、すぐに炎上するんだけど、そうなると逆に番組への注目は高まり、視聴率が上がるのだ。
まさに露骨な炎上商法なのだ。

なので、テレビ局は問題発言が出る事を歓迎しており、張本勲を野放し状態なのだ。
今回の事件は、商売の事しか考えないマスコミの知能の低さを露呈している。
視聴率さえ稼げれば、何をやっても良いという良識の欠如は、ヤラセ番組の粗製乱造にも通じるマスコミの体質だ。
こんな社会に悪影響しか及ぼさないゴミマスコミは即刻、取り潰せば良いと思う。

（ピッグ）「長いご無沙汰でしたね。話題も少し古いし」
（幹事長）「すんませーん。登山遠征に行ってて、その記事を書くのに忙しくて」

登山遠征の記録は「登山部の活動」のコーナーにいっぱい書いたので見てね。

（２０２１．８．２１）

〜おしまい〜

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