ウクライナは良い子の国か?

〜 複雑な国際情勢 〜



バカみたいにコロナ騒ぎに明け暮れていた社会が、今はウクライナ問題に明け暮れている
コロナの感染者数は決して少なくなっていないにもかかわらず、まるで世間は忘れたかのようだ
もちろん、もともとコロナなんて風邪に毛が生えたようなものなんだから、大騒ぎするのが最初から間違っていたんだけど、コロナのバカ騒ぎが収束しつつあるのは、何も国民が間違いに気づいたからではない。
アホなマスコミが騒がなくなったからにすぎない。
自己中心的で独善的なアホなマスコミは、今はコロナ騒ぎよりウクライナ問題を朝から晩まで喚き続けているため、国民がコロナ騒ぎを忘れかけているだけだ。

マスコミのバカ騒ぎのおかげで、国民の大半がロシアを憎み、ウクライナに同情するようになっている。
もちろん、ロシアは中国と並んで地球上の悪の2大帝国であり、できるだけ早く滅亡に追い込まなければ他の国が滅亡してしまうので、あらゆる手段を用いて中国と共にロシアを壊滅させなければならない

しかし、一方で、ウクライナは何の問題も無い良い子が幸せに暮らす楽園なんだろうか?
実は決してそんな事はない。

(石材店)「このご時世にウクライナ批判ですか?大胆ですねえ」
(幹事長)「批判ではなくて冷静な理解です」


ほとんど全ての日本国民が忘れている、と言うか、最初から知らないと思うが、中国が航空母艦を持つようになった原因と言うか責任はウクライナにある
ウクライナはソ連時代からソ連用の航空母艦を建造していた。ところが完成直前にソ連が崩壊したため、建造途中の航空母艦が宙に浮いてしまった。ロシアは経済的に破綻していたため、それを引き取る余裕が無かったのだ。
引き取り先に困ったウクライナは、これを中国に安く売ってしまった
嘘しか言わない悪の帝国である中国は、これを鉄のスクラップとして買うと嘘を言って無茶苦茶な安値で買い叩いたが、もちろんスクラップなんかにする訳がなく、建造工事を進め、中国初の航空母艦として就航させたのだ。
もともと何の技術も無い中国は、タダ同然で航空母艦の建造技術を手に入れたのだ。
これは自動車にしても電気製品にしても同じ手口であり、何でもかんでも技術を泥棒してあらゆる工業製品を乱造する中国の常套手段だ。

もちろん、ウクライナとしては積極的に中国の軍事力増強を支援したつもりは無かったかもしれない。処分に困った航空母艦を買ってくれるところが他に無かったから仕方なく処分しただけかもしれない
ただ、結果的に、もし、あの時にウクライナが中国に航空母艦を売却してなかったら、今のように中国が何隻も航空母艦を運用するような事態にはならなかっただろう
航空母艦と言うのは、あくまでも外国に侵略攻撃するための兵器であり、中国の海洋進出と言うか海洋侵略の象徴だ。まさにキチガイに刃物を持たせてしまった訳だ。

これだけではない。ウクライナにはソ連時代には核兵器が大量に配備されていたため、核兵器に詳しい技術者も大量にいた。彼らの中には中国や北朝鮮などの核兵器開発に協力した者もいる
これまた、ウクライナとしては積極的に中国や北朝鮮の核兵器開発を支援したのではなく、職にあぶれた核兵器技術者の転職だったのかもしれない。
日本の家電メーカーから高給で引き抜かれて中国の工業技術力向上に協力した国賊日本人と同じ構図だ。

このように、色んな事情があるとは言え、図らずも過去にウクライナが中国の悪の企みに協力してしまったのは事実だ

(石材店)「だからウクライナにも批判的なんですか?」
(幹事長)「今回のロシアによる軍事侵略の背景として冷静に見て置く必要がある」


何も私は、ウクライナが過去に中国に協力したような悪い国だから助ける必要は無い、なんて事は言わない。そうではない。むしろ逆だ。
ウクライナが過去に中国に協力したのは、ウクライナがロシアや中国と同じ悪の帝国側にいたからだ。
そして、西側諸国がウクライナに対してあまり好意的ではなかったからだ。
西側諸国は、旧ソ連の一部だったウクライナに対しては懐疑的だった。ロシアと一心同体のようなウクライナを信用していなかった
そのため、ウクライナはロシアや中国と同じ悪の帝国側に着かざるを得なかった側面がある。

だが、ロシア側にいたらロクな事が無いと気付いたウクライナは西側諸国にすり寄ってきて、EUやNATOに加盟したいと言い出した。それがロシアの逆鱗に触れたのだ。

ここでウクライナを切り捨てると、再びウクライナはロシアの一部になってしまい、悪の帝国が復活してしまう。
なので、ここはなんとしてもウクライナをロシアの魔の手から守り、西側に引き寄せなければならない
なので、同情するとか言う感情的なものではなく、理性的な判断としてウクライナをロシアの侵略から守らなければならない

(2022.3.17)



〜おしまい〜





独り言のメニューへ