阪神タイガース驚異の躍進
2022年のプロ野球公式戦が終了したが、なんと阪神タイガースが3位になった。
考えられない驚異的な躍進だ。
(石材店)「3位になったくらいで喜んでますねえ」
(幹事長)「序盤での体たらくを考えたら驚異的な躍進だぞ」
今シーズンの序盤は、阪神タイガースは驚異的に弱かった。
開幕直後から、いきなり開幕9連敗という目も当てられない惨劇となった。
これは43年前にヤクルトが作った開幕8連敗というセリーグのワースト記録を更新したものだ。しかもヤクルトの記録は途中に引き分けがあったが、今年の阪神タイガースの記録は純粋な9連敗だ。
パリーグも含めて、過去、開幕7連敗以上負けたチームの最終成績は4位が最高でAクラスになった事は無い。
ま、そんな事を言われなくても、今シーズンのプロ野球は4月の中旬に早々に終わってしまったと思っていた。
9連敗の後も敗戦が続き、17試合が終わった時点で1勝15敗1分で、なんと勝率0.063という空前絶後の数字を達成した。
さらに23試合が終わった時点でも3勝19敗1分で、なんと借金が16もあった。
どんなに頑張っても5位に上がれれば上出来だと思っていた。
それが、なんと、そこから驚異的に盛り返し、7月末には貯金ができ、単独2位にまで浮上した。
後半戦は8月中旬に再び8連敗なんかを喫して失速し、最終的にはギリギリで3位で終わったが、それでも序盤のアホみたいな負け方からしたら奇跡のような大躍進だ。
これで4年連続のAクラスだ。弱い弱い阪神タイガースとしては驚異的な成績だ。
(石材店)「3位と言っても借金生活ですけどね」
(幹事長)「借金があったってAクラスはAクラスじゃ」
この阪神タイガースの驚異的な躍進の原動力は12球団中ダントツのトップを誇る防御率に象徴される投手陣の踏ん張りだ。あれだけ得点能力が無いのに、よくもまあ腐らずに投げ続けたものだ。
そして、もちろん、忘れてならないのは巨人の大撃沈だ。
今年の巨人は阪神タイガースと全く逆で、序盤は快調に飛ばした。阪神タイガースが巨人に3連敗して開幕9連敗となった時、逆に巨人は8勝1敗で首位を独走していた。
阪神タイガースとのゲーム差は開幕9試合が終わった時点で、なんと8に広がったのだ。
その後も順調に白星を重ね、25試合が終わった時点で貯金は11に達した。この時点で阪神タイガースとのゲーム差は13.5ゲームにまで広がった。
こんなに広がったゲーム差をひっくり返せた記憶は無い。なので悔しいが巨人戦との戦いも早々に諦めていた。
それが、どうだ。最終的には阪神タイガースが巨人に0.5差と言う圧倒的な大差をつけて懲らしめた。
(石材店)「ほとんど差は無いに等しいし、『懲らしめた』の意味が分かりません」
(幹事長)「思いあがるんじゃないぞ、って事です」
僅差であろうが、Aクラスに滑り込んだってのは大きな意味がある。クライマックスシリーズに出られるからだ。
もし阪神タイガースが優勝でもしていれば、2位や3位のチームに日本シリーズ進出を邪魔される恐れがあるから、クライマックスシリーズなんて大反対の立場を取るが、阪神タイガースが2位や3位の時はクライマックスシリーズは大いに盛り上がる。
そして、クライマックスシリーズに入っても阪神タイガースの躍進は続き、公式戦2位のDeNAに2勝1敗で勝ち越し、ファイナルステージへの進出を決めた。
たぶんファイナルステージではヤクルトに負けるだろうけど、ここまで来られれば大満足だ。
(石材店)「もう諦めてるんですか?阪神ファンとは思えませんねえ」
(幹事長)「阪神ファンは冷静なんよ」
それでも、ヤクルトに負けた後では書く気が失せるので、今の時点でこの記事を書いているという訳です。
(石材店)「ちょっとはヒマができたんですか?」
(幹事長)「登山遠征の予定だったんだけど、天気が芳しくなくて」
10月〜11月はマラソン大会なんかの予定が目白押しなので、もう今年はこれ以上、登山遠征はできないかもしれない。
(2022.10.10)
〜おしまい〜
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