韓国のハロウィン圧死事故

〜 騒ぐのなら自己責任で 〜



韓国のソウルの繁華街でハロウィンで騒いでいた群衆が大量に圧死するという大惨事が起きた。

場所はソウルで若者に人気のスポット梨泰院という所だ。幅3m、長さ40mという狭い道に大群衆が殺到し、身動きがとれなくなった人々が将棋倒しになり、150人以上が圧死したのだ。
現場は傾斜10%の坂道で段差も多い狭い道で、そこにアホみたいに大勢の群衆が後から後から押し寄せたもんだから、身体が浮き上がるほどの超過密状態になったらしい。
150人以上もの人が圧死するなんて、どういう状況なのか想像するのも難しいが、波が崩れるように人々が倒れ、さらに上から上から人が覆いかぶさり、大勢の人が圧死したとのことだ。

この大惨事について、警察の警備が不十分だったのが原因だとの批判が出ている
しかしながら、今回の大惨事の責任を警察になすりつけるのは間違っている

自治体や民間団体が主催する行事では、安全管理計画を警察や消防当局に事前に届ける必要があるが、今回の事件では、主催者がいないため、安全面での事前チェックが入らなかった。
つまり、イベントとしての主催者がいないハロウィンは、事前の警備計画の対象外であり、警察に安全管理上の責任は無いと言える。

日本でも2001年に明石市で花火大会での歩道橋事故が発生し、11名が圧死するという惨事があった。
ただ、この事件は、明石市が主催したものであり、明石市や警察に警備の責任があった。なので、事件後に厳しく責任を追及されたが、それは仕方ない。主催者が警備の責任を持つのは当たり前だ。

しかし、今回の韓国の事件は根本的に異なる。あくまでも大群衆は好き勝手に集まってきた人々だ
何が目的で集まってきたのかと言うと、ハロウィンでバカ騒ぎするためだ。
ハロウィンなんてケルト人が昔やっていた怪しい祭りであり、キリスト教とは何の関係も無い。なので、多くのヨーロッパ諸国では無視されている
世界中でハロウィンでバカみたいにはしゃいでいるのはアメリカやイギリスの文化圏だけだ。
日本や韓国で最近になって急に流行りだしたのはアメリカ帝国主義というかアメリカの巨大資本による商業主義的侵略にほかならない。

アメリカ資本に踊らされてクリスマスとかバレンタインデーに大はしゃぎしてきた日本人が、再びアメリカ商業主義に騙されて調子にのって騒いでいるのがハロウィンだが、韓国も同じ状況だ。
「何だか意味は分かんないけど、とにかく騒げるから騒ぎに行こう」っていう軽い気持ちでバカみたいに大勢の群衆が繁華街に繰り出し、その結果の大惨事だ。

(石材店)「幹事長は現地にいても騒ぎに行かないんですか?」
(幹事長)「わしがたまたま現地にいたとしたら、真っ先になって騒ぎに行くぞ」


私はバカ騒ぎするのが好きなので、ハロウィンの無意味さは分かっているが、真っ先になって飛び出し、暴動寸前の事までやるだろう。
ただし、何か事故があっても、あくまでもバカみたいに繰り出した群衆に自己責任があると考えている。
決して警察の警備に責任があるのではない。あえて言えば、それを仕向けたアメリカ商業主義や、それにあやかって金儲けを企む商売人に責任があるかもしれないが。

日本も韓国も極めて似たようなお調子者の民族だ。
意味も無くバカ騒ぎするのは良いけど、何か事故があった場合は自己責任だという事を自覚した上で騒ぐようにしてもらいたい。

(2022.11.5)



〜おしまい〜





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