気象兵器

ハワイのマウイ島で８月に大規模な山火事が発生し、甚大な被害をもたらした。
現時点で９７人の死亡が確認されているほか、３１人が行方不明となっている。この時点で行方不明と言うのは、実質的に死亡していると考えていいだろう。
また２２００棟以上の建物が損壊するなど、アメリカで起きた山火事としては、過去１００年で最悪の被害とされている。
観光地のラハイナは大部分が焼け野原と化し、壊滅状態となっている。
マウイ島には子供小さかった頃、１０日ほど滞在して、のんびり過ごした事があるから、他人事ではない。

火災の原因ははっきりはしておらず、老朽化した送電線が強風で損傷し、出火したとの見方も出ている。
また、当時、強風が吹き荒れており、火が強風にあおられて風下の市街地に広がったのは間違いないようだ。

ところが、この大規模火災に対して、ロシアと共に地球を暗黒の支配下に置こうと企む巨悪の中国がトンでもない偽情報を広めている。
「山火事は自然現象ではなく米国が極秘にテストしていていた気象兵器によるものだ」なんてバカバカしい作り話だ。
あまりにも荒唐無稽なデマなんだけど、信憑性を高めるためにＡＩが作成したとみられる写真も投稿した。

この山火事を巡っては、もう一つの悪の巨頭であるロシアも「アメリカがウクライナ支援に出している資金を自国の災害支援に使った方が良い」なんていう意見を拡散させている。
ただ、これは偽情報ではない。あくまでも意見だ。
それに比べたら、中国による気象兵器情報は、あまりにもバカバカしい下品な偽情報だ。

中国は悪いだけでなく、途方もなく厚顔無恥だから、このように幼稚園児にも分かるようなバカバカしい嘘を平気で臆面もなく吹聴するが、本当に鬱陶しい隣国だ。

（２０２３．９．１６）

〜おしまい〜

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