辺野古移設工事代執行

〜 おかしな議論 〜



沖縄県宜野湾市にあるアメリカ軍普天間飛行場名護市辺野古への移設計画をめぐり、国は新たな区域の埋め立てに必要な設計変更を沖縄県に代わって承認する代執行を行った
これにより防衛省は、沖縄県が認めてこなかった区域での工事を来年1月にも始める予定だ
この国による代執行に対して、マスコミや野党が見苦しくもキャンキャン泣き叫んでいる

そもそものこれまでの経緯を振り返ってみよう。
1995年のアメリカ兵による少女暴行事件を契機に、沖縄にあるアメリカ軍基地に反対する運動や普天間飛行場の返還要求の運動が起こり、普天間飛行場移設の検討が始まった。
普天間飛行場は宜野湾市の市街地の中心部に位置しているため、市街地での米軍機墜落事故が懸念されるなど、非常に危険だからだ。
様々な移設候補地が検討された後、1997年に名護市辺野古付近への移設案が有力となり、2002年に計画案が固まった

ここまでは比較的、順調に検討が進められた。なぜなら1万世帯以上の家屋が隣接する普天間飛行場の危険性を一刻も早く除去しなければならないという切迫感があったからだ。
移設先の辺野古は民家が無く、防音工事が必要な住家もほぼゼロだ。オスプレイを含む航空機の飛行ルートも、基本的に海上を通るので危険性が減る。負担軽減の面でも辺野古が最も適しているとの判断からだ。
地元の名護市が受け入れを決め、日米両政府が合意し、沖縄県知事も容認を表明した

ところが、2009年に民主党が政権を獲って暗黒の時代がやってきたため、事態は泥沼の混乱に陥る
頭の悪い民主党の中でも、とりわけ短絡的で知能レベルの低い鳩山バカボンが首相になったため、最悪の事態となった。
鳩山バカボンはなんと、せっかくみんなの努力により進み始めていた辺野古移設をちゃぶ台返ししてしまい、「最低でも県外移設」だなんて非現実的極まりない愚かなスローガンを発狂したかのごとくわめき始めたのだ
民主党政権による数々の悪行の中でも、とりわけこれが最悪だった

この鳩山バカボンのヒステリックな言動により、辺野古移設への反対運動が勢いを増してしまい、その動きに押されて沖縄県と名護市も反対に転じてしまった
もちろん鳩山バカボンは何の代案もプランも無くアホみたいに「最低でも県外移設」だなんてわめいていただけなので、すぐに行き詰ってしまった
このアホ首相の後先を顧みない短絡的かつ感情的かつ非現実的な言動により、日米関係も悪化してしまい、どうもこうも身動きが取れなくなってしまった。
その挙句、どうしようもなくなった民主党政権は、結局、元の日米合意を改めて合意した。何のこっちゃ。本当に何のこっちゃ。アホの極みだ。
本当に頭が悪い短絡的な鳩山バカボンは、結局、せっかく進みかけていた移設計画をグジャグジャにかき回し、アメリカ政府の不信を買い、沖縄県や名護市にも大迷惑をかけ、何の成果も無く、責任をとって辞任した。

このアホな顛末を忘れてしまったとは言わせない。今日の普天間飛行場移設問題は、全て暗黒の民主党政権の鳩山バカボン首相による破廉恥な言動が根本的な原因なのだ。
それを今になって民主党などの野党が政府の対応を非難する資格は無い。
資格が無いどころか、全ての責任は民主党にあるのだから、前面に立って工事を推進する必要がある。
それなのに、破廉恥なマスコミと一緒になってキャンキャン泣きわめくのは言語道断だ。

また、一部のマスコミは、言う事に事欠いて、今回の代執行が地方自治を破壊するなんていうトンでもない理論を展開している
そもそも今回の代執行は、本来、沖縄県がやるべき事務処理を怠っているからだ。なので、仕方なく国が代執行するものだ。
その手続きは地方自治法に規定されており、地方自治がどうのこうのと言うような類の話ではない。

基地の問題というのは国の防衛政策の根幹の問題であり、地方自治の話ではない
スキあらば日本への侵略を手ぐすね引いて待っている中国に隣接する沖縄にあって、アメリカ軍の基地の存在は我が国の死活問題だ。
油断していたら、尖閣諸島を皮切りに、沖縄本島もあっという間に中国に占領されてしまうだろう。

破廉恥なマスコミは国の代執行に対して反対を泣きわめいているが、それは決して沖縄県の人々の声を代弁しているものではない。
なぜなら、普天間飛行場の辺野古への移設は、危険な普天間飛行場を返還してもらうためのものだ。
やっとという感じ。もっと早く代執行が行われても良かったくらいだ。住宅街にある普天間ではいつ事故が起きてもおかしくない。早く危険性を取り除く必要がある。一日も早く工事を再開してほしい」と話す住民もいる。
今回の代執行は、普天間飛行場の一日も早い全面返還を実現し、基地負担の軽減を図るためのものだ。

(2023.12.28)



〜おしまい〜





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