麻生副総裁の失言

〜 撤回って何よ? 〜



失言大魔王の自民党の麻生副総裁が、またまた失言で問題になっている。
1月28日に地元の福岡で行われた講演会で上川陽子外務大臣について失言したのだ。

麻生副総裁は川上外相について、
堂々と話をして、英語できちんと話をし、外交官の手を借りずに自分でどんどん、会うべき人に予約を取っちゃう。
新しいスターが、新しい人がそこそこ育ちつつあるんだと思いますねえ。
ぜひ女性、若い人、こういった人たちをわれわれは育てねばならない

と上川大臣を高く評価した。

ただ、その中で、
少なくともそんな美しい方とは言わんけども、オレたちから見てても、ほ〜このおばさんやるねえと思った
て言ったのが問題視された。

(幹事長)「これが失言なのか?」
(石材店)「立派な失言でしょ」


そんな美しい方とは言わん」ってのが問題視されたようだが、それだけでなく「おばさん」という言葉遣いも問題視されているようだ。
ま、はっきり言って、私たちが世間話しているようなレベルの会話だ。私たちが世間話する時には、普通はこれくらい言うだろう。

(A)「このおばちゃん、やるねえ。感心するわ」
(B)「いや、ほんま。すごいと思うで」
(A)「顔はパッとせんけどな」
(B)「顔の事言うたらいかんがな」


って感じだ。
なので、私たち普通のおっさんの間では、何の問題視もされなかった。て言うか、あまりにも普通の当たり前の話として、何も引っかからずスルーされた。
ところが何かにつけて与党のあら捜しするしかやる事がないヒマで無能なマスコミが飛びついて、寄ってたかった叩き始めた。

確かに、私たちが世間話でする分には何の問題も無いだろうが、政治家としては言われてみれば不適切な発言だったかもしれない

(石材店)「言われなくても今どきは明らかに不適切ですね」
(幹事長)「住みにくい世の中になったもんじゃのう、ごほごほ」


ただ、麻生副総裁は既に認知症の兆しがあり、この公演の中でも上川外相のことを「かみむら」と何度も間違えているし、「女性が日本の外務大臣になった例は過去にないと思う」なんて言ってるが、既に2001年には田中眞紀子が、また2002年には川口順子さんが外務大臣に就任している

(石材店)「田中氏は呼び捨てで川口氏はさん付けですか?」
(幹事長)「田中真紀子は大嫌いだからな」


既に過去に2人も女性の外務大臣が就任している事すら忘れているような老人ボケのじいさんのヨタ話を真剣に批判しても仕方ない。時間の無駄だ。

(石材店)「それで麻生氏を批判してるんですか、それとも擁護してるんですか?」
(幹事長)「そんな事はどうでもいいんだよ」


私が腑に落ちないのは、その後、麻生副総裁が「容姿に言及したことなど表現に不適切な点があったことは否めず、指摘を真摯に受け止める」として発言を撤回した事だ。

これまでにも、政治家が発言内容を批判されて「発言を撤回する」なんて謝罪した事はしょっちゅうあるんだけど、この「発言の撤回」って何よ?

政策を撤回するとか言うのであれば分かる。それは重要な事だ。
でも「発言の撤回」って何よ?
一度、放言したものを後から撤回したら「何も無かった事になる」のかい?
そんなんで済むのなら、何でもかんでも言いたい放題言ってから、「発言を全部撤回しまーす」って言ったら、何事も無かった事になって許されるのかい?
そんなものなのか?釈然としないぞ。

(2024.2.4)



〜おしまい〜





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