静岡県知事の辞職

〜 悪代官の退場 〜



悪名高い静岡県の川勝知事が、ようやく辞職する事になった。まことにめでたい、めでたい。

辞職する直接の原因は、県庁の新規採用職員向けの訓示の中で、
県庁はシンクタンク。毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、基本的に皆さんは頭脳、知性の高い方たちだ。それを磨く必要がある
なんてトンでもない発言をし、それが大いに批判されたからだ。
批判に対して川勝知事は「いろいろな職種があるということであり、差別的な意図や意識はない。言葉が不十分だった」なんて言い訳しているが、なんの言い訳にもなっていない。
誰がどう聞いても、100%職業差別だ。

たかがこれくらいの発言で辞める必要があるのか、と言う意見も無いでは無いが、こんな愚かな発言を平気でするような頭の悪い人間は県知事にはふさわしくないと思う。
誰がどう聞いても、明らかに農家や製造業をバカにしている。
なぜこんな愚かな発言が出てくるのかと言えば、川勝知事は学者育ちで、世の中の事を全く知らない無知なアホだからだ。本当に頭が悪い人だ。
学者が全員アホだとは言わないが、こういう輩がいる事は事実だ。

そもそも、川勝知事は頭が悪いので、以前から失言が多かった。
例えば
  「磐田は文化水準が高い。浜松よりもともと高かった」なんて言ったり、
  「御殿場市には特産はコシヒカリしかない」なんて言ったり、
  「県議会にはやくざ集団、ごろつきがいる」なんて言ったり、
県内のサッカー強豪校について「ボールを蹴ることが一番重要。勉強よりも何よりも」なんて言ったり、
失言、放言はキリがないくらい山ほどある

なぜこんな失言を繰り返すのかと言うと、頭が悪いからだ。そんな事を言ってはいけないという事が分からないのだ。子供でも分かる事が分からないのだ。本当に頭が悪い人だ。

(石材店)「幹事長だって好き放題言ってますよね」
(幹事長)「わしのは失言ではなく確信犯、もとい、正論やぞ」


失言くらいで辞める必要は無いのではないか、という意見もあるが、こいつは失言だけではなく、実はもっと悪質な実害を及ぼしてきた
彼は、東京と名古屋を結ぶリニア中央新幹線について強固に反対し続けているのだ。

リニア中央新幹線は、超電導リニア技術を使って時速500キロ運転を実現させるという素晴らしい鉄道で、東京〜名古屋間を40分、将来的には東京〜大阪間を約1時間で結ぼうという画期的な鉄道だ。
平成26年に着工され、相模原市内にできる神奈川県駅などは姿を現しつつある。

ところが、この壮大なプロジェクトに川勝知事は強固に反対し続けてきた
リニア中央新幹線は山梨、静岡、長野3県にまたがる総延長25kmの南アルプストンネルを通る。このうち山梨、長野両県の工区は既に着工している。
ところが川勝知事は「大井川の水量が減少する」なんてイチャモンを付け、「水一滴も県外流出は許可しない」なんていうヒステリックな事をわめき散らし、静岡工区の着工を認めていない
そのため、JR東海はこれまで目指していた2027年の開業を断念した。

そもそも、工事で出る水の量なんてたかが知れている事が調査で分かっている。
しかも、JR東海は工事中に出る水を大井川に戻すなど具体的な環境対策案も提示している。
それでも川勝知事は全く態度を変えない。大きな理由の1つは、川勝知事は頭が悪いから、科学的な説明が全く理解できないって事がある。

しかし、最も大きな、と言うか、唯一の本当の理由は、リニア中央新幹線が出来たら、みんなそちらを使うから、静岡県内を通っている今の新幹線が廃れてしまうからだ。
多くの国民にとってはリニア中央新幹線の方が使い勝手が良いんだけど、自分の県を通らないのが許せないからだ。
でも、今でも東京〜名古屋を行き来する乗客の大半は、静岡県内には用事は無い。静岡県の人は各駅停車の新幹線を使うが、東京から名古屋以遠に行く人は静岡県内には停車しない便を使うのが普通だ。
なので、実質的には影響が無いような気がする。それでも現行の新幹線の便数が大幅に減少するのが許せなのだろう。

多くの国民に恩恵をもたらす大プロジェクトが、こんな自己中心的な知事の妨害でストップしている現状は何とかしなければならない
なので、今回の川勝知事の辞任により、リニア中央新幹線のプロジェクトが前進する事を願っているが、もちろん余談は許さない
なぜなら、このいい加減な嘘つき男が本当に辞めるかどうかは分からないからだ。
こんないい加減な嘘つき男の言葉はアテにならないから、辞める辞めると言っておきながら辞めないかもしれないからだ。
また、この嘘つき男の後任にまともな理性を持った人が新しい県知事に就任するかどうかも分からないからだ。
それでも、少なくともこれで工事が進む可能性が少しでも出てきた事は喜ばしい事だ。

(2024.4.3)



〜おしまい〜





独り言のメニューへ