森首相のアホ

〜 宇和島水産高校実習船沈没事故に思う 〜



今度こそは呆れかえった。
森のバカぶりである。
もちろん森のバカぶりは、ま、見るからに頭の悪そうな顔をしているが、首相に就任した直後から露わになっており、色々と波紋を投げかけてきた。

でも、例の「神の国発言」は、その場の状況と前後の脈絡を見ると、それほどおかしい発言ではない。宗教関係者を前にして単純にリップサービスしただけである。それくらい、それこそ中学生でも分かる。それなのに、ものすごく頭の悪い朝日新聞や毎日新聞を始めとする新聞記者は、それが戦前の、天皇を神と崇めた天皇中心の国家再建を狙うものだ、などと信じられないような飛躍ぶりで、呆れかえってしまう。ま、たぶん、新聞記者がとことん頭が悪いのではなく、本当は分かっているけど、森のアホを引きずり落とそうとして、わざと曲解しているのだろうけど。どっちにしても自己中心的な新聞のやりそうなことだわい。

それから、「無党派層は寝ていてくれたらいい」発言も、これも、でも、考えてみたら、そうだぞ!ほとんどの選挙で死に票になるのが100%確実なのに、相変わらず某政党に律儀に投票を続けている僕からしてみれば、政治なんてどうでもいいや、なんて思っている奴に無理矢理こに投票させて、その結果、横山ノックみたいなのが当選するくらいなら、関心の無い奴は寝ていてくれた方がほっぽどいい。案の定、この発言に怒ったような顔をしていた連中は、やっぱり寝ていたし。
そもそも、みんなに平等に1票なんて、やる必要は無い。僕みたいに政治に関心の高い政治オタクには10票くらいくれよ。
それから、ほとんど税金を払っていないくせに文句ばっかり言う連中も許せないぞ。税金ごまかしてる商店主や農業者は、税金をほとんど払ってないくせに献金はするし、政治力もあって、それこそ森のようなバカを首相に押し上げてしまうのだぞ。

ちょっとエキサイトして話がそれましたが、ま、森のバカも、今まではそう目くじらを立てることもないわ、と思っていた。
しかーし、今回は違うぞ。宇和島水産高校の生徒達が乗った実習船が、アメリカの原子力潜水艦に撃沈された事件である。
この事件は、言うまでも無く100%アメリカ側が悪い。どんな理由があって言い訳をしたところで、何の落ち度も無い実習船を撃沈して、4人の生徒を始めとする9人の命を奪ったのだから、アメリカびいきの私だって、完璧にアメリカ側が悪いと思う。そもそも自分の存在を気づかれないように近づくのが潜水艦の使命であるから、実習船が潜水艦の存在に気づくはずがない。しかし、潜水艦の方も、上に何が居るか分からないのに、ロクに確認もしないで、よう浮上するわなあ。戦争中でもあるまいし、信じられんぞ。
ま、しかし、完璧にアメリカ側が悪いってことが明らかなので、アメリカ側の対応は早かった。沿岸警備隊の行動は素早かったし、その後の捜索も手抜きしているようには見えない。沈没した実習船の引き揚げについても、現地は水深が深くて通常なら引き揚げ作業は難しく、これがもし日本政府ならあっさりと諦めるところだが、アメリカ側はどこからか機材を調達して、なんとかトライするらしい。
衝突直後の潜水艦の行動に強い異議を唱えるむきもある。実習船の船長が記者会見で強く非難したからだ。それはそうだろう。自分達が沈没させられたのに、目の前の相手は、何もせずに、ただプカプカ漂って眺めているだけなんだから、もう、めちゃくちゃ腹立つわな。しかし、冷静に考えれば、潜水艦は普通の船と違って波に弱く、ちょっとした波でも静かに停止することはできない。だって船体が丸いんだもの。それに出入り口は人が一人通れるくらいの狭い穴だし、そこからゴムボートを出して救出するのは簡単ではない。もちろん、それでも、水兵が救命胴衣を付けて飛び込んで捜索して欲しいところだけど、実際の効果は少ないだろうなあ。だから、心情的には許せないものがあるけど、やっぱり仕方なかったかなあ、とも思う。
そして、責任を理解しているブッシュ大統領は、すぐさま謝罪と追悼の演説を行ったうえ、潜水艦の艦長を更迭した。

さて、これに比べて、我が森のアホは何をした?
なんと、信じられないことにゴルフをしていた。ほんと、信じられない。開いた口がふさがらないって、この事です。第一報が入った時にゴルフをしていたってことが悪いのではない。まあ、国会が大変なこの時期にゴルフへ行くという神経はすごいが、このバカの神経は、ま、そういうもんだろう。もともとバカやし。どうせ休みの日に家におっても、ボケッとテレビ見るくらいやろし。
しかし、第一報が入っても、そのまま呑気にゴルフを続け、結局、ゴルフ場を出たのは、予定通り、第一報が入ってから2時間後。しかも、首相官邸に直行するのではなく、いったん自宅に帰っている。
アホか、ほんまに!

ところが森バカは信じられない反応をした。「これがどうして危機管理なんですか?事故でしょ」と居直っているのだ。
「私が采配をふるう性格の事故ではない」などと吠えているが、そういう問題じゃない。誰もバカなお前に采配をふるえなんて言ってない。そななことしたら、大問題や。お前みたいなアホは何も指示せずに黙っておればよい。しかし、ゴルフをしろと言っているのではない。すぐさま首相官邸に座り、見守る姿勢が大切なんじゃ。指示はしなくていいから、すぐさまアメリカ大統領に電話するとか、アメリカ大使に文句を言うとか、そういう姿勢を示せ、と言うのじゃ。
そりゃ、日本の実習船がアメリカの貨物船とぶつかったとか言うのなら、バカ森が出てくる問題ではないだろうが、相手はアメリカの原子力潜水艦なんやぞ。これは外交問題であり、軍事問題である。それくらいも分からんのかなあ、バカ森は。

これで私は堪忍袋の緒が切れた。「すんません。認識が足りませんでした」って平謝りすれば、ああまたか、って呆れながらも許したけど、こう居直られると、もう許せん。即、退陣を要求する。ついでに国会議員も辞めて、北陸に帰れ!(なんて言っても、私の声は届かないけど)
ついでに、森を擁護する限り、自民党にも敵対しちゃうぞ!

(2001.2.14)



〜おしまい〜





独り言のメニューへ