高知の女性

〜 名残り惜しいなあ 〜



ここ高知県政策総合研究所への2年間の出向契約期間が終わり、予定通り3月1日付けで高松の本店に戻ることになりました。異動の内示が出るまでは、「内示が出て異動先が決まれば精神的に落ち着き、残された少ない期間は仕事に集中できるぞ」などと思っていたのですが、いざ内示が出てしまうと、やっぱり先の事が気になり、今の仕事なんて、とたんにどうでもよくなり、ぜーんぜん仕事もせずにあれやこれやサボってばかりの私です。ま、後任が、ペンギンズの怪しい中年男「みやたけ」選手なので、なんの心配もせず、中途半端状態の仕事も、そっくり丸投げしましょう。

それにしても、異動先が経理部財務課だなんて、内示を受けた時は、あまりの事にびっくり仰天ボーゼン自失状態でした。仕事が手につかないのも、そのせいです。(嘘です。どっちにしてもサボっていたでしょう)
確かに、入社以来、今までも異動は常に例外なく予想外の連続でした。
大学に入学したときは理科系で入ったけど、出るときは文系で出た(つもりだった)ため、会社へは事務系社員として入社しました。ところが、事務系社員なら例外なく全員が最初の数年は現場の営業所に配属されるのに、一人だけ本店の原子力部に配属になり、会社はいったい何を考えとんや、と驚きました。周りからは技術屋だと思われるし、最初は抵抗したのだけど、そのうち諦めて、このまま原子力の人間になろうかと心構えができ始めた頃、今度は突然、本来の事務屋として放り出され、地域開発部に移りました。そこにしばらく居てから留学し、アメリカから帰ってきたとき、てっきり元の職場に席があると思って出社すると、なんと席が無く、知らないうちに席が企画部に移ってました。誰も言うてくれんて、冷たいなあ。でも、ようやくそろそろ腰を落ち着けて、新しい職場を自分の居場所に決めようとしていたら、今度は原子力発電所にトラブルがあって、突如、原子力部に呼び戻されてしまいました。原子力とは縁が切れていたと思っていたのに。そして、今度は予定外に、情報制御技術のプロジェクトチームができたからとて突然配属され、そこに居たのも束の間、今度は突然、この高知県政策総合研究所への出向が決まり、よくもまあ、ここまで予想外の人事が連続するもんだわい、と呆れていました。しかし今回は、出向期間が2年と決まっていたので、異動になるのは間違いなく、行き先がどこになるかがポイントでした。さすがにこの歳になって未経験の部署へ行くとは思ってなかったので、今度は企画関係か地域開発関係か原子力関係のどこかだろうと思っていたのです。そしたら、なんとまあ、経理部だなんて、ほんまに、ブチかましてくれますねえ。
ま、しかし、新しもの好きな僕なので、望むところです。

て言うわけで仕事もせずに、こななもんを書いている私ですが、今までさんざん高知の男の悪口を言いながら、て言うことは、つまり文句ばっかり言う高知人化しつつあった私ですが、最後に高知の女性についても一言。
高知の女性については、僕は、はっきり言って大好きです。
何が好きかというと、強い、ということです。つまり、
@自己主張をきちんとする
A実行力がある
ということです。高知の男は、はっきり言って@だけでAが無い。酒飲んで文句ばっかりウダウダたれて、自分では何もしない。(やっぱり、これって僕のこと?)
それに対して、高知の女性はちゃんと言うべき事は言うし、動くし働くというわけです。世の中の女性を見ると、よく知りませんが、想像だけで言うと、東北辺りの女性は、もしかして@が無くてAではないかと思うのだけど。苦労をじっと堪え忍んで、しっかり働いて家族を支える、みたいな。それから香川あたりの女性は、@も無ければAも無いってのが、多いですねえ。特にうちの家族には蔓延しています。あんまり文句も言わないかわり、スキさえあれば家の中でゴロゴロしている。
高知の女性は、はっきりとものを言うところが素敵だし、ちゃんと動くところも感心するし、なんだか気持ちが良いですね。これはやっぱり男がだらしないから、こうなったのかなあ。
それから、高知の女性について好きなところは、もう一つあります。て言うか、これが最重要なんだけど、
B美しい
ていうことです。道ですれ違う女性がみんな美人に見えてしまい、最初は、どうしてこんなにきれいなおねいちゃん達がこなな田舎に埋もれているんじゃ、って思ってたけど、みんなきれいなので、ふうん、世の中って、こんなものなのか、って考え方を改めました。昔、東京に居た頃は、きれいな人も多かったけど、ブ○も多かったので、単に人口が多いから色んなのが多いだけだ、っていう認識だったけど、高知は美人の人口密度が高いような気がするなあ。
高知の男性からは、そななことはないぞ、と言われそうですが、私はそう思います。高知から出たことが無いため、高知の状況を当たり前だと思っているバド3号隊員に言っておきますが、あんたは大変恵まれているぞ。

(2001.2.23)



〜おしまい〜





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