宅間の死刑判決

〜 あまりにも当然の判決 〜



一昨年の大阪教育大学付属池田小学校事件で8人の児童を殺害した宅間に対する判決が出た。当然のことながら死刑だ。当たり前だ。もし、これで死刑判決が出なければ、日本の司法制度は崩壊するだろう。
相変わらず、一部の弁護士らは死刑廃止を訴えているが、彼らは加害者の人権にしか興味のない売名行為者なので、まともに相手にする必要はない。欧米には、「何が何でも死刑反対」っていう言う人たちがいるが、キツネ狩りをしながら捕鯨に反対するようなボケた連中の言うことなんて、聞く必要はない。
この事件が起きたとき、宅間が精神障害者だという理由で刑事責任が免責される可能性を危惧したが、裁判所は冷静に判断してくれたようだ。

それにしても、宅間は最後まで嫌な奴だった。(って、まだ生きてるか)
入廷直後「最後に言わせろや。どうせ死刑なんやから」と発言して退廷させられるなんて、居直り以外の何物でもない。何を最後に言いたかったのか興味はあるが、頭の悪そうな奴なので、どうせ大した事を考えていたのではないだろう。
佐木隆三氏は、「わが国では4人を殺した被告人が死刑を科せられなかった前例はない。精神鑑定で「責任能力あり」とされた宅間被告への死刑選択は当然のことである。仮に法廷で「被害者と遺族の方に申し訳ない」と泣きわめいても、死刑判決は変わらなかっただろう。だから宅間被告は開き直って、悪態をついたのだろう。こういう男が命を捨てても、天使のような学童たちの命とは釣り合いが取れない。なんとも虚しく、苛立たしい思いである」と書いているが、まさにその通りだ。
普通の痛みの無い死刑では足りないくらいだ。遺族がよってたかって袋だたきする、なんていう制度があればいいのに。

一般の国民のうち、この事件に関して「死刑判決はおかしい」なんて思う人は100人中、2〜3人くらいじゃないかなあ。
それなのに、相変わらず、おかしな事を言う連中がいる。
高村薫のバカは「他人の死であれ自分の死であれ、死に対する想像力が働いていない。こういう人を死刑で罰しても意味がない。凶悪犯罪を起こしたから死刑にするという考え方を再検討しなければならない。被告が何年かかっても改悛し謝罪することの方が被害者側が癒される」なんていう信じられない意見を述べている。これじゃあ、死を恐れていない犯罪者は死刑にしても意味がないから死刑にしない、って事になり、犯罪やり放題になっちゃうじゃん。何も、死を恐れているから死刑にするんじゃなくて、そなな悪い奴は死刑にして、この世から抹殺せんといかんから死刑にするんやないの。何をトンチンカンな事を言ってるんだろう。おまけに、被害者でも何でもないくせに、被告が謝罪した方が被害者が癒される、なんて勝手な事を抜かしおって。もちろん、こななバカな意見を載せるのは朝日新聞ですけどね。

それから、この当然の死刑判決に対して小泉首相が「これは当然だと思います。こういう犯罪がなくなるように治安の面でも安全の面でも政府としても今後さらに努力しなければならない」などと語った事に対して、「三権分立に照らし、行政の長として軽率な発言だ」と批判する人がいる。さらに「首相は社会の操縦を任されている立場であり、事件を生み出した社会を自らが作り出しているという当事者意識、責任感が欠落している」とまで批判している。一体、何が言いたいんだ?何につけても首相を批判したいだけなのか。それとも宅間を弁護したいのか。どっちにしても、バカバカしい。誰が言ってるかって?こななバカな記事を書くのは朝日新聞しかないでしょう!

それから、弁護士もおかしい。だいたい、こなな奴の弁護士をしていること自体、信じられないのだが、もっと不可解なのは、宅間本人が「控訴しない」と言い続けているのに、弁護士が勝手に「控訴する」と言ってることだ。本人は、いくら控訴しようが悪あがきしようが、判決が覆る可能性は無いと確信しているだろうし、その点では、宅間には理性があるってことだけど、その本人の意思に反して控訴する弁護士って、いったい何なんだ?事件発生からわずか2年で終わっちゃったら、仕事が無くなるからか?世間の注目を集める事件の弁護士を、もっと長期間やって売名したいってことか?
こんな奴の弁護士しているくらいだから、あんまりお金にはならないだろうから、基本的には売名行為だろうと思うが、それにしても、これで仮に死刑判決を覆すことができれば、嬉しいのだろうか。う〜ん。嬉しいのだろうなあ。たぶん、この事件で死刑判決を覆すことができれば、どんな裁判でも勝てる弁護士ってことで、一気に料金アップになるのかもしれない。暴力団あたりから注文がわんさか来るんだろうなあ。

しかーし、今回、なんと言ってもびっくりしたのは、日経新聞の紙面だ。あまりの事に、著作権なんか無視して、ここに再掲させてもらうが、8月29日の日経新聞朝刊の社会面だ。
もともと、何の関係も無い記事のど真ん中に、こういう姑息な広告欄を設ける事自体が、非常に腹立たしいし、いくら広告料が欲しいからと言って「そこまでやるかあ〜っ!?」って感じですが、それでも普通はどうでもいいような広告なので、無意識のうちに無視してしまい、印象に残らないのだけど、今回のはちょっとひどすぎるんじゃありませんかっ!?多くの遺族も見るであろう記事のどまんなかに「花嫁の下着」はないでしょう!?見ている人の神経を逆なでするようなこの広告。編集者はどういう神経をしているんだっ!?いつもは朝日新聞を始めとする偏った報道に怒りまくっている私だが、今回は報道の内容ではなくて、モラルと言うか理性と言うか最低限の人間性を失っているような気がするのだが。

(と怒り狂いつつも、この「花嫁の下着」には興味津々にならずにはいられないので、このサイトを見てみましたが、なんと、全く期待はずれのサイトでした・・・。これなら、そんなに怒り狂うこともないのかも。逆に言えば、このサイトを運営している会社さんは、このネーミングが誤解を生んで逆効果になる可能性を考えたことがないのかなあ)
(2003.8.30)



〜おしまい〜





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