牛丼が消えた日

〜 ヒステリックな対応は止めよう 〜



ついに牛丼が無くなってしまった
最後まで残っていた松屋も2月14日に販売中止となり、これで大手牛丼チェーンは全て販売中止になってしまった。個人的には、うちの近所には吉野家しか無いから、吉野家が販売中止した2月11日で終わりだった。

誠に残念。て言うか、非常に腹が立つ。何に対して?このヒステリックな日本社会に対してだ。
以前、日本で狂牛病の牛が見つかった時にも書いたけど、どう考えても、この狂牛病騒ぎは許せない。何をヒステリックに大騒ぎしているんだ。誰か日本で狂牛病にかかった人がいるのか?あれだけ狂牛病の牛が蔓延していたヨーロッパですら、人間が感染した例は極めて少なく、それだって本当に狂牛病なのか明らかではない。日本では狂牛病の疑いがある牛自体が、数頭発見されただけ。人間なんて、誰1人感染していない。今回のアメリカの牛だって、感染した牛が1頭見つかっただけ。たった、それだけ。人間はおろか、他の牛だって見つかっていない。一体、何を大騒ぎしているんだ。そもそも、根本的な問題として、牛の狂牛病が人間に感染することすら確定はしていない。地球温暖化と同じで、単に疑いがあるだけ。

日本では、交通事故で毎年1万人もの人が死んでいるのに、抜本的な対策は取られようとしない。1万人もの人間が死んでいるけど、社会全体で見れば自動車のメリットの方が大きいからだ。それは牛肉でも同じだ。リスクとメリットは冷静に判断しなければならない。それなのに、誰1人死んでもいなけりゃ、発病すらしていない狂牛病でバカ騒ぎして、社会から牛肉が消えてしまうなんて、愚の骨頂だ

もちろん、ヒステリックなおばちゃん共が勝手に食べないのはどうでもいい。食べたくない人に無理矢理食べさせようとは思わない。でも、そういうヒステリックなおばちゃんに煽られて、「全頭検査しないと輸入させない」なんて言う気狂いじみた政策をとる政府が許せない。
仮に、狂牛病に感染した牛を食べると人間の体に良くない、としても、それは危ない部分を食べた時の話しだ。普通の肉は関係ない。それはフグと同じだ。フグだって危ない部分を食べれば死んでしまうし、実際、毎年、何人も死んでいる。でも、普通の肉を食べれば大丈夫であり、そのため、毎年、何人も死んでいるけどフグ料理は許可されている。それなのに、なぜ狂牛病は駄目なの?普通の肉を食べれば大丈夫じゃないの。バカなおばちゃんと一緒になってヒステリックに全頭検査を叫んでいては、世界から物笑いにされるぞ。

もちろん、今回の私の怒りは、牛丼が無くなるためである。そして、全国9千万人の牛丼ファンは、同じ思いを共有しているのではないか僕らは、誰も、狂牛病の心配なんかしていない。それは、牛丼が無くなると聞いて、大勢の客が牛丼屋に殺到したことで証明できる。僕らが食べていた牛丼の肉は過去に輸入されていたものだ。つまり、一切、何の検査もしていない牛の肉だ。1頭の狂牛病の牛が見つかったって事は、既に他にもいっぱい蔓延している可能性もあるのだが、誰も何も気にしないで、これが最後とばかり牛丼を食いまくっていた。誰も狂牛病の事なんか心配していない。非常に理性的な態度だ。

そこで政府に提案したい。
  @ 米国産の牛肉の輸入禁止を解除して、輸入を再開させるが、流通は厳格に管理して、
     「これは検査していない米国産の牛肉です」と言うことを明記させる

それでも納得して買う人は、それでいいじゃないか。
  A 牛丼屋も同じで、「検査していない米国産の牛肉を使用しています」と明記させる
それでも平気で食べる人は構わないではないか。自分で納得して食べる人を止める必要はない。僕も含めて、牛丼を愛するタイプの人は、誰もそんなこと気にせずに牛丼を食べると思う。それでいいじゃないか。

余談ですが、全国976店の吉野家の中で、競馬場などにある10店では牛丼の販売を続けているらしい。
米国産の牛から国産牛と豪州産牛に切り替えて販売しているとのことで、値段は大盛りが440円から650円に値上がりしてる。
それでも他の店で食べられなくなった牛丼を食べようと、連日、客が殺到しているらしい。うらやましいですね。

(2004.2.16)



〜おしまい〜





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