人質解放

〜 許せない人質と家族 〜



イラクでテロ組織に誘拐されていた日本人3人が解放された。このバカ共には本当に腹が立っていたので、どうなってもよかったのだけど、解放された人質達の無反省な不遜な態度を見ていると、もう本当に腹が立って腹が立って気が狂いそうになるので再び書かずにはいられない

こんな奴ら解放されなくても良かったわい、って思うけど、この事件に振り回されて日本社会が費やしていた膨大な無駄遣いが解消されるのかと思うと、取りあえずは良かったとも言うべきか。バカ騒ぎするマスコミのせいで、もっと重要な事件や問題の影が薄くなっていたし、重要な外交問題もほったらかしで、自衛隊の人道支援活動だけでなく、日本の外交政策自体を束縛しようとしていたし、年金問題など重要な国会審議にまで悪影響が出かかっていたところだ。
ところで民主党は「人質事件という重大な問題の解決が最優先であり、年金問題などの審議は遅らせるべきではないか」などと信じられないボケた事を言っていたが、一体何を考えているんだろう。自由党と一緒になった事で民主党もだいぶマシになるだろうと期待していた僕がバカだったか。まるで社民党と同じような事を言っている。


政府の毅然とした態度

日本政府はかつて、ダッカ・ハイジャック事件で超法規的措置として、「仲間の釈放に加え16億円もの身代金を渡す」などという、テロリストの言うがままの幼稚な対応を取り、テロを拡散させたと言うことで世界中から非難された。この苦い教訓を生かし、今回、政府は最初から「自衛隊を撤退させろ」というテロ組織の要求には一切応じないという断固たる態度を堅持したことは評価できる。
これは国際常識に立ち返った当然の姿勢である。これまでとは違い、日本政府もテロ組織とは一切交渉もしなければ妥協もしないという断固たる態度を堅持した事は、国際的にも評価されようし、今後、同様な犯行が起こる可能性を少なくしたと言えよう。テロに屈するなというのは国際的規範であり、これを破るようなことをすれば他国から信用されなくなるし、新たな誘拐やテロの標的になる。以前の日本のようにアホな妥協ばかりしていたら、テロ活動が全世界に蔓延した現在、世界中で日本人の誘拐が頻発するだろう。今回、断固とした態度を示したことにより、日本を脅迫しても理不尽な要求が受け入れられないことが分かっただろう。
外務省幹部は「武装グループは日本の世論の動向をうかがっていたのだろう。しかし、スペインのようにはならなかったので、人質を解放することにしたのではないか」と語った。これは、まあ、ほんまかいな、とも思うが、自衛隊撤退の可能性が全く無いという事が分かり諦めた、という側面はあるだろう。

頭の悪い短絡的な社民党やNPOどもなどは、「こんな事件が起こるんだから自衛隊は即刻撤退すべきだ」なんて幼稚な事を叫んでいるが、このようなテロ組織の要求を受け入れたりすると、「民間人を誘拐して脅迫すれば政府の重要政策を変更させることができるバカな国」だと思われ、自衛隊の撤退にとどまらず、日本人を誘拐しては、ありとあらゆる無理難題を吹っかけてくるのが目に見えている。今回のような海外でのテロに限らず、国内の身代金目的誘拐も同じだが、誘拐に対して身代金を払ったりすれば、その場限りの解決にはなっても、その後、多くの類似事件を引き起こす事はバカでない限り容易に想像がつく。もちろん、社民党やバカNPOはバカなので想像がつかないんだけど。


反省しないバカ人質

今回の人質解放で、なんとなく浮かれムードになっているが、はっきり言っておきたい。人質になっていた3バカトリオを決して英雄視してはならない。こいつらの軽はずみな遊び半分の行動が日本社会に及ぼした悪影響を忘れてはならない。遊び半分で政府の渡航自粛勧告を無視して危険なイラクにノコノコと出かけていき、大きな迷惑をまき散らした3バカトリオには猛省して欲しい。
ところが、だ。この3バカトリオは全然懲りていない「イラクで活動を続けたい」とか「このままイラクに残って写真を撮りたい」なんてふざけた事を堂々と抜かしている。こいつら、一体、どういう神経をしているんだ?まともな人間じゃないぞ。もちろん、まともな人間じゃないから人の迷惑顧みず、ノコノコと遊び半分でイラクに出かけていたんだけど、それにしてもひどすぎる。
そもそも「活動」なんて偉そうに言えるような事をしている連中ではない。一人は大学受験に失敗してやることがない高校卒業生の暇つぶしだ。どこから金が出ているのか不思議だが。もう一人は豪邸に住む資産家の娘が、これまたカラオケボックス経営を止めてヒマになった時間つぶしのお遊びだ。金には困らないし。そして三人目が、ロクな実績もキャリアも無い素人の自称フリー・ジャーナリストが起死回生に一攫千金を狙った強行取材だ。同情に値するような輩ではない。
全く反省がないこんなバカに振り回されていたなんて、本当にバカげた事だ。やっぱり最初からこんな奴らの救出なんて考えずに、放っておけば良かったのだ。さすがに小泉首相も怒って「これだけ多くの政府の人たちが寝食を忘れて努力しているのに、なおかつそういうことを言うのか。自覚というものを持ってもらいたい。目に見えないところで昼夜奮闘、24時間態勢でいかに多くの人が取り組んだか。退避勧告を無視して出掛けていった人によく考えてほしい」と言っている。本当は殴り殺してやりたい気分でしょうな。

3バカトリオが解放されたと思ったら、今度はまた2人が誘拐されたようだ。このうちの1人はフリー・ジャーナリストと言うことだが、前回も書いたが、僕は危険を顧みないフリー・ジャーナリストは世の中に必要だと思うし、遊び半分のバカNPOとは違う。政府の渡航自粛勧告に従順に従う必要はないと思う。しかしあくまでもハイリスク・ハイリターンで自己責任で活動しているのだから、誘拐されようが殺されようが自己責任であり、政府が救出する義務は無い。政府が救出すると言うことは、すなわち税金を投入すると言うことなんだから。渡航自粛勧告を平気で無視して出かけるこういう奴らは、もういい加減、放っておこうよ。もう1人は、元自衛官の反自衛隊活動家のようだが、ま、こういう連中は論外なので、無視しましょう。

政府では、危険地域への入国について国民に自己責任を求めるべきだとの意見が強まっている。いくら政府がイラク全土を対象に退避勧告・渡航自粛を呼びかけても、これを無視してイラクに入れば、法的には阻止できないのが実情だ。もちろん、勝手に行く奴らは無視して放っておけばいいのだが、そうもいかないのだから、やはり野放しにはできない。ものすごくコストと時間がかかるのだから、「退避勧告」を無視して出かける以上、「万が一の時には政府が助けてくれる」という安易な考えは捨てて欲しい
勝手にイラク入りするバカを抑制するため、「今回の救出にかかった総経費を公表すべきだ」との意見も出ており、さらには、その経費を人質や家族に負担させろという意見も出ている。山岳遭難でも最近は捜索費用の負担が問題になっており、かなりの費用が当事者に請求される。今回の事件では政府の支出は億単位らしいが、このままではこれは税金からの負担となる。自衛隊派遣に反対している連中は消費税にも反対しているが、一体どうしてくれるんだ!?


さらにバカな人質家族

家族もひどいよなあ。まあ、こんなバカ3人が出た家族だから似たようなもんだろうけど、ひどすぎる。これだけ迷惑をかけているのにお詫びの一言もなく、ひたすらバカみたいに「自衛隊派遣が悪い」と叫び続けるだけだ。なんであんなに偉そうに言えるんだ?自分らの立場を分かっているのか?自分の子供の我が儘で迷惑な行動を恥じる意識のかけらもない。堂々と当然のように自衛隊撤退を政府に求める神経が分からない。功名心と遊び半分でノコノコ出かけていったバカのために、なんで日本の国益を損なうような事をしなけりゃならないんだ?
政府の方針は、人の命より国を重視したものだ」などと言っているが、当たり前じゃないか。自衛隊を撤退させたりしたら日本という国の信用ががた落ちになるという大問題なんだから、自分勝手な3バカトリオの命より重視するのが当然だろう。「最悪の事態が起きたら絶対に許さない」などと常軌を逸した発言をしているが、我々こそ彼らを絶対に許せない

これについては、平沼経済産業相が「戦争のプロである自衛隊が行くのですら危険だから行くなと言っている連中が、未成年の自分の子供を止めることもできないで、ああいう戦地に行かせてしまうなんて、やっぱりおかしい」と批判しているが、これには笑ってしまった。まさにその通りですな。自衛隊派遣で政府に反対している連中が、軽はずみな行動で誘拐されたからといって、平気で当然のように政府に救助を求め、それだけならまだしも、厚かましく自衛隊撤退をしつこく叫ぶなんていう構図は、世界中見回しても日本だけだろうなあ。相変わらず脳天気な国民ではあるな。


悪いのはテロ組織だ

社民党やバカNPOなんかは、「日本市民が政府に自衛隊撤退を要求するデモを行ったりしたので、テロ組織が人質を解放した」なんて喜んでいるが、それこそテロ組織の思うつぼじゃないか。彼らは直接的に自衛隊の撤退という目的は果たせなかったが、自邸隊撤退を叫ぶ日本人を大量に動員させたという事で、ある程度の目的は達成したとも言えよう。すなわち、それこそテロ組織の思うつぼになっているのだ。
今回の事件は、何もイラク特有の事件でもなければ、自衛隊を派遣したから起こった事件でもない。幼稚で短絡的に「自衛隊を派遣したから起こった事件だ」と考えるのはテロ組織の思うつぼだ。人質事件を自衛隊派遣の是非に結びつけて考える事自体がテロ組織の思うつぼだ。冷静に考えなければならない。

もともと自衛隊の派遣に反対していようがいまいが、テロ組織が民間人を誘拐するという犯罪を犯したのだから、政府を非難するのではなくテロ組織を非難するのが常識ではないか。普通そうだろ?それなのに犯人を非難することなく、政府ばかりを非難している。一体何を考えているんだ?人質家族から犯人どもを非難する発言が一切出ず、政府を批判する発言ばかり。何を勘違いしているんだ。
マスコミも同じだ。「そもそも自衛隊を派遣したのが悪い」の大合唱だ。そうか?一番悪いのはテロリストじゃないのか?マスコミも、テロリストを非難する記事は皆無だ。これは異常だよ。犯罪者を非難せず、なんで自分の政府を非難するんだ?

実は今回の人質事件でも、国民の多数が政府を非難しているわけではない。常識と言うか良識ある人々は、自分勝手なバカ3人の自己責任を追及しているし、家族の不遜な態度も糾弾している。それなのに売国奴マスコミ共は、そういう意見や動きをほとんど報道せず、政府に反対する声しか載せない。あたかも日本中が政府を非難して自衛隊撤退を叫んでいるかのような報道ぶりだ。そして、報道された一部のバカな人たちの行動により、「日本人の気持ちがテロ組織を動かした」などというような論調で嘘を書きまくるのは止めてほしい。
人質が解放されたことにより、ムードに浮かれて本質を見失ってしまい、なんとなくテロ組織側への共感のような空気が生まれているが、テロ組織側を英雄視してはならない。奴らはあくまでも卑劣な犯罪組織であり、同情は許されない。「そもそも自衛隊を派遣したことが悪い」という論調で進めていくと、犯罪者である彼らが正しい事をしているような誤解を持ってしまう。論理のすり替えは止めよう。彼らはあくまでも犯罪組織であり、義賊でもなんでもない。アフガンを見れば分かるように、彼らは単なる軍閥である。それまで抑えつけていた政権が崩れると、ああいう集団が一気に出てきて、混乱状態に陥る。ロシアが去りアメリカが去ったアフガンの現状を見れば分かるが、イスラム教徒同士の様々な部族がひたすら勢力争いの殺し合いを延々と続けている。あの地域は、そんなもんなんよ。仮に自衛隊が去り、アメリカが去ったって、混乱は拡大するだけだ。目に見えている。


自衛隊撤退の選択肢は無い

全く反省の無い人質の様子や、テロ組織と同様に自衛隊撤退ばかり叫ぶ家族の行動や、あまりにも手回しの良い支援団体の活動を見ていると、まさか、これは、「自衛隊撤退を叫ぶNPOとテロ組織が手を組んだ狂言誘拐じゃないか」なんて思えてくる。もしそうなら、これは脱帽に値する。お見事!確かに人質3バカトリオは、見方によっては、自分勝手な行動で国民に多大な迷惑をかけたという点では、被害者ではなく加害者であるとも言えるので、テロ組織と同列ではあるが

アメリカがイラクに攻め込んだ事については賛否があって当然だ。僕も、この戦争自体には根本的に反対だったが、色々な観点からの見方があるため、一概には言えない。しかし、既にアメリカがイラクに攻め込んでしまっている現実を踏まえれば、「アメリカは攻め込むべきでなかったかどうか」という問題と自衛隊派遣とは別問題だ。北朝鮮や中国の脅威から日本を守ってくれている唯一の存在がアメリカ軍だという事を考えれば、日米同盟の応分の役割として自衛隊派遣を止める訳にはいかない。その意味で、3バカトリオと引き替えに自衛隊を撤退するなんて選択肢はあり得ない。そんな事をすればアメリカは日本を見放し、そうなると北朝鮮も日本に対して高圧的な態度をとり続け、拉致されている日本人家族は永久に戻ってこない。すなわち、自分勝手な3バカトリオと拉致家族とどっちが重要か、という問題になるが、こりゃあ誰が考えたって拉致家族の救出が重要でしょう?

(2004.4.16)



〜おしまい〜





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