ブラックバスの根絶に向けて

〜 偽アウトドア派を許すな! 〜



つい先日、紆余曲折の末、自然環境を守るために6月に施行される外来種被害防止法の規制リストにブラックバスが含まれて喜んだばかりだが、さらに力づけられる判決が出た琵琶湖の環境を守るために滋賀県が独自に制定していた琵琶湖のレジャー利用適正化条例について、司法のお墨付きが出たのだ。

この条例は、減少する琵琶湖固有の在来魚保護を目的に、滋賀県が、在来種を食べるブラックバスやブルーギルなど外来魚の再放流(リリース)の禁止などを定めたもので、2003年4月に施行された。

ところが、これに対し、タレントの清水国明「バスフィッシングはリリースが前提であり、条例はバス釣り自体を禁止し釣りを楽しむ権利を奪うもので、幸福追求権を保障した憲法に違反する」などと抜かして、滋賀県を相手に、条例に従う義務はないことや、駆除のための補助金の支出差し止めなどを求めて訴訟を起こしていたのだ。

しかし、それに対する大津地裁の判決は、「琵琶湖の生態系について外来魚による捕食が在来種減少に大きな影響を与えているのは明らか。琵琶湖本来の生態系回復には外来魚の絶対数を減らすことが不可欠であり、条例制定には十分な合理性がある」として、リリース禁止について初の司法判断を示し、訴えを退けたのだ。「琵琶湖で魚釣りを楽しむ権利には、特定の魚類を取って放流することまでは含まない」としている。

今回の判決は、極めて常識的で当たり前の判決だ。て言うか、そもそも、「こなな事を訴えるなよ」と言いたいわな。
しかし、この大バカ者の清水国明は、自分さえ楽しければ自然が破壊されてもいいと思っている極端に自己中心的で我が儘な正真正銘の大バカなのか、それとも誰かに金をもらって知名度を悪用した騒ぎを起こしているのか、分かんないけど、むっちゃくちゃな主張をしている。
例えば、「キャッチ&リリースは子供に命の大切さを教える」とか「リリースは、生き物を相手にする時のマナーである」とか「今回の判決は釣った魚をむやみに殺したくないという釣り人の願いが届かず残念」とか抜かしている。あほんだらか、こいつらは。いくらリリースするとは言っても、そもそも自分たちの楽しみのために、魚を疑似餌で釣り上げておきながら、釣り上げて終わったら、もう用なしだということで勝手に再び水中に放り込んでいるだけだ。なんで、それが命の大切さを教えているんだ?それなら最初から用も無いのに釣るな!釣ったら食べろ!食べるために釣れ!用も無いのに釣るな!

「キャッチ&リリースは自然にやさしい」とか「バス釣りはキャッチ&リリースが原則だから自然にやさしい」とかいった破廉恥な詭弁は止めてもらいたい。釣りなんて、魚を鋭い針で引っ掛けて空中へつるし上げる行為であり、やさしさとは縁もゆかりもない。それを自然に優しいだなんて、欺瞞以外の何ものでもない。
僕は釣りがいけないと言ってる訳ではない。僕も釣りは嫌いではない。でも、釣りが好きな人でも、普通、釣りが自然に優しい行為だとは思わないでしょう?

それに、釣った魚を食べるのは食物連鎖のピラミッドに則った自然な行為とも言えるが、意味の無い楽しみで食べもしないで釣ってはリリースするだなんて、むやみな自然破壊以外の何ものでもない。自分の征服欲だけを達成したら、勝手にリリースして「慈悲深く助けてやった」なんていう自己満足に浸るなんて、許せないぞ。

そもそも、日本の生態系を破壊するブラックバスを全国各地に密放流しまくったのは彼らであり、それを駆除されるのが困るから条例に反対しているだけなのに、偉そうに自然派ぶるのは止めろ!仮に百歩譲って、「リリースするのはブラックバスにとっては優しい」かもしれないが、ブラックバスが破壊している日本の自然環境には優しくもなんともない。お前らがブラックバスを密放流する行為は日本の自然を破壊してるのだ。お前らがブラックバスをリリースするのは日本の自然破壊を進めているのだ。

特に、頭のイカレた清水国明は何とかしないといけない。こいつ、「あのねのね」でバカな歌を歌ってた頃は害の無い単なるバカで愛嬌があったが、いつのまにやら自己中心的で自己満足の固まりの偽アウトドア派になってしまい、偉そうな態度で無茶苦茶な事ばかりやっている。
なぜ、環境保護にうるさいマスコミは、この偽善者に対して批判しないんだ?まさか、裏で結びついてるんじゃないだろうな?

(2005.2.8)



〜おしまい〜





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