誤認逮捕

〜 捕まった方も悪いぞ 〜



新聞に愛媛県警の誤認逮捕の見出しが大きく踊っていた。またまた不祥事か、と思って調べてみると、どう考えても警察は悪くない事件だった。

事件は、昨年11月、愛媛県大洲市内のスーパーで、買い物客のカートから現金が入った手提げ袋が盗まれたものだ。
スーパーの防犯ビデオの映像から1人の女が浮上し、これを追求したところ容疑を認めたのだが、ついでに他の女も共犯だと供述した。そこで警察は、共犯だとされた女も追求したら、あっさり認めたので、こいつも窃盗容疑で逮捕したのだ。この女は「自分は盗まなかったけど分け前はもらった」なんて自供したらしい。
ところが、よくよく調べてみると、この共犯の女は、アリバイが確認されてしまい、誤認逮捕だった事が分かった。それで、18日間も拘置されていたのだが、慌てて釈放されたのだ。

それじゃあ、一体なぜ、この共犯とされた女は自供したのか?それは、この女は他に、いっぱい窃盗を犯していたから、勘違いしていたのだ。どの犯行の事を追求されているのか、こんがらがって勘違いして間違った自供をしていたのだ。

どう思いますか?
私は、この女が一方的に悪いと思います。愛媛県警は、捜査幹部が女性や家族に謝罪したというし、「共犯者らの供述を過信し、シロの捜査が十分されなかった。極めて遺憾で、県民の皆様におわびする」とコメントしているが、そこまで卑屈になる必要はないぞ。こんな犯罪者に謝罪する必要なんて無い。

それなのに、この誤認逮捕について、例によって一方的な弱い者いぢめに命をかける偏向マスコミどもの報道はひどい。一方的に警察が悪いような報道だ。地元の新聞なんか、誤認逮捕された女が窃盗事件をいっぱい犯していたから勘違いして自供した、って事を報道していない。まるで、何の罪も無い善良な市民が誤認逮捕されたかのような報道ぶりだ。これは、おかしいぞ。事情を考えれば、誤認逮捕はやむを得ないような事件だし、そもそも、こんな犯罪者の女を釈放する必要だってないのではないか。
毎度まいど、マスコミの言論の暴力にはうんざりさせられるが、本当にいい加減にして欲しい。


冤罪事件と言えば、有名なのは財田川事件だ。昭和25年、香川県財田村で闇米ブローカーが殺された事件だ。この事件の犯人として逮捕された男は、一審、二審、そして最高裁においても死刑判決が言い渡されたが、その後、再審となり、結局、最終的に無罪となった。これについてマスコミは、まさに鬼の首でも取ったかのごとく報道しまくり、警察を非難しまくった。この男は、マスコミによってヒーローのように讃えられた。
しかーし!マスコミが報道しないから、あまり知られていないが、この男は実は極めて凶悪な男だ。当時、この男は、大変な悪者として地元では有名だったし、既に別の強盗傷害事件で逮捕されていた時に、この事件でも再逮捕されただけなのだ。この男が、財田川事件の真の犯人なのか冤罪だったのかは、僕は分からない。ただ、はっきり言えることは、この男は善良な市民でもなんでもなく、単なる悪質な凶暴犯だということだ。

世の中で誤認逮捕や冤罪事件というのは、しばしば起きるが、間違われても仕方ないケースもあるのだ。

(2005.2.27)



〜おしまい〜





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