ローマ法王の死

〜 あんまり関心ないけど 〜



ローマ法王が4月2日死去した。
国民のほとんどが仏教徒というか無宗教の日本においては、「それが、どうしたの?」と言うのが正直な反応ではないでしょうか。わたくしも、全くと言っていいほど関心がありません。もう、ほんまに、まあったく、どうでもいいです。

ところが、なぜかマスコミ、特に日本を中国の植民地にしようと邁進する売国奴集団朝日新聞などは一面トップで報道している
ううむ。一体、何を企んでいるんだろう。

確かに、世界的に見ればローマ法王の死は大ニュースだ。全世界に10億7000万人以上の信者を擁するカトリック教会の頂点に立つ人だ。日本全国に1億2千万人のファンを誇る四電ペンギンズと言えども、足元に及ばない。

しかも、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世は歴代のローマ法王と違い、カトリック信者の間でも絶大な人気を誇った。ポーランド人の彼は、急逝した先代ヨハネ・パウロ1世の後を継いで264代の法王に就任したのだが、実はイタリア人以外では456年ぶり、スラブ系では初の法王だったのだ。
そのバックグラウンドのせいだろうけど、行動力が抜群だった。在位年数が歴代2位の26年間という長期間だったこともあるが、精力的に世界を旅し、日本を含む130以上の国・地域を訪問し、史上例のない「行動する法王」像を打ち立てた。行く先々では大地にキスをし、その国の言葉でメッセージを出した。無宗教な日本人にとっては、そんなに意味のあるパフォーマンスにも思えないのだが、各国の信者は熱狂的に支持した。よっぽどそれまでのローマ法王が官僚的で傲慢だったんだろうなあ。

また、世界平和を常に強く訴え、ニューヨークのテロもアメリカによるイラク戦争も強く批判した。宗教を麻薬として排除する共産主義とも戦い、共産主義体制下にあった自分の祖国ポーランドの反体制自主管理労組「連帯」運動を支持し、旧ソ連・東欧圏崩壊につながる国際政治の激動に深くかかわった。その一方で、ユダヤ教と歴史的な和解をしたほか、異宗教との対話にも力を入れた。

てな事で、確かに、ローマ法王としては画期的な行動力を発揮した偉大な人だったようだが、しかしそれにしても、我々日本人にとっては、あまりにもどうでもええことですよねえ。なのに、なぜ日本の売国奴マスコミは大はしゃぎしているんだろう。外国のマスコミと同じように大々的に報道しないと、日本が世界の片田舎と見なされると思っているのかなあ。そんな無理しなくてもいいのに。日本のマスコミがあがめ奉る悪の帝国である中国のマスコミは、どう考えても地味な報道しかしてないと思う。だって共産主義では宗教は邪悪な思想だもんな。

しつこいようだが、いくらマスコミが騒ぎ立てても日本人の99.999%が無関心なローマ法王の死ですが、唯一興味があるのは後継者選びであり、間もなく開催される枢機卿会の秘密選挙「コンクラーベ」です。だって名前が「根比ーべ」だなんて、99.9%の日本人が突っ込みますよね。

(2005.4.3)



〜おしまい〜





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