コーラン冒涜誤報

〜 どうしてイスラム教徒って過激なの? 〜



キューバのグアンタナモ米軍基地で、捜査官が聖典コーランをトイレに流すなど、イスラム教を冒涜する行為があった、という報道を発端に、反米デモが世界のイスラム社会に拡大した。

アフガニスタンではタリバン政権崩壊以来最悪の反米デモが発生し、暴徒化したデモによる死者は10数人に上っている。デモは分かるが、なんで死者が出たのかよく分からないが、デモを解散させようとした警察の発砲で市民が死亡したとか、暴徒化したデモ隊が州政府庁舎や国連事務所などを焼き討ちしたりして死亡者が増えたようだ。他にもパキスタンやインドネシア、パレスチナでもデモが発生し、参加者が「米国に死を」などと声を上げたほか、エジプトやイラクの宗教組織も米国の謝罪を要求した。

なんで、たかがコーランをトイレに流したくらいで死者が出るほど怒るのか、限りなく軟弱な仏教徒としては理解できない。イスラム教徒はコーランを神の言葉とみなしており、アフガニスタンとパキスタンではコーランを冒とくした者は死刑となるらしいが、そういう法律は、たいてい、政敵やライバルを陥れるのに使われる事はあっても、厳格に運用される事は少ない。たぶん、アメリカ軍の行為だったので反米感情の強い地域でデモが発生したのだろう。理由はなんであっても良かったのかもしれない。

ところが、この報道が誤報だった可能性が高くなってきた。この報道は、米誌ニューズウイークに掲載されていた記事だが、重大事態になったあと、ニューズウィークは「記事は誤りだった」と謝罪し、記事を撤回したのだ。普通、マスコミは多少の誤報があっても知らん顔を決め込むものだが、今回の事件は、アメリカ政府が激怒したため、タダでは済まされなくなった。

実は、ニューズウィークと言えば、僕の愛読誌だ。10年以上前から定期購読している。ところが、今回の記事は見落としていた。たいていの記事は軽く目を通すようにしているのだが、今回の記事の記憶は無かった。それで慌てて読み返してみると、なんとまあ、小さい記事だこと!

米ニューズウィーク誌5月9日号の小さな記事

よくもまあ、こなな小さな記事を見つけたものだわい。イスラム教徒って、そこまでしつこいのか?こなな小さな記事のために死者を出すほど暴れるのか?しかも、記事の信憑性だって怪しいのに、そんな事で本気になって死者を出すほどデモするのか?もう信じられない。ますますイスラム教徒ってのが怖くなってきた

中国人も怖いけど、イスラム教徒も怖い。まとめて抹殺して欲しいくらいだ。そんな事言ってると、世界中から人類がいなくなるかもしれないけど。

(2005.5.19)



〜おしまい〜





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