校長先生の隠れタバコ

〜 情けない先生 〜



川崎市の小学校で校長室のゴミごみ袋から出火し、火災報知機で駆け付けた教職員が消火器で消火した事件があった。被害は、近くにあった机の一部を焦がした程度で、けが人はなく、児童の避難や授業への影響もなかったが、なんと原因は校長先生の隠れタバコだった

(石材店)「今回は先生ですか」
(幹事長)「しかも校長先生ですよっ!」

校長先生がタバコを1本を吸った後、火が消えたかどうかを十分に確認せず、ゴミ袋の中へ捨て、校長室を離れたのが原因だ。校長本人は、出火時には外出しており、不在だった。
校長先生は「吸い殻を紙にくるんで捨てたが、火が完全に消えていなかった。規則を破って喫煙した上、騒ぎを起こしてしまい大変申し訳ない。あってはならないことをしてしまった。疲れなどもあって、ついつい吸ってしまった」と謝罪しているけど、全然理由になってない。

なぜ灰皿じゃなくて、ごみ袋になんかタバコを捨てたのかと言うと、川崎市の市立学校では、敷地内での喫煙は教職員を含めて全面禁止されているからだ。灰皿など無いのだ。だからタバコを吸いたければ隠れて吸うしかないのだ。生徒ならトイレで隠れタバコとなるところだが、校長先生には個室があるから、自分の校長室で吸ってしまったんだろう。それにしても、吸い殻をゴミ袋に捨てるなんて、余りにも非常識だよなあ。トイレだったら水もあるし、燃える物も無いけど、いくらなんでも校長室のゴミ袋ってのは信じられない。

もちろん、吸い殻を紙にくるんで捨てるなんていう非常識も呆れるが、そもそも、なぜ学校内が全面禁煙になっているのか理由が分かってないのか?飲酒と違って、喫煙は、成人も含めて明らかに健康に害がある。その喫煙を生徒に禁止する手前、教師が率先しなければならないから校内全面禁煙にしているのじゃないか?それなのに「疲れていたから」なんていうバカげた言い訳をする校長って、一体なに?じゃあ、生徒が「試験勉強で疲れたから」と言って喫煙するのは許すのか?

そもそも、校内全面禁煙なのに、なぜ校長はタバコを持っているんだ?たぶん、これまでも校外では吸いまくっていたのだろう。そういう事をしているから、校内で我慢できなくなるんだ。生徒に範を示す教師という立場を考えれば、しかも校長先生なんだから、校外も含めて禁煙したらどうだ?

市の教育委員会は「指導すべき立場の者が破ってしまったことを重く受け止める。再発防止に努めたい」と言っているけど、最も効果的な再発防止策は、こんな校長は即クビにすることだ。

(2006.3.24)



〜おしまい〜





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