裁判員制度

〜 ぜひ、やってみたい! 〜



国民が裁判に関与できる裁判員制度が2009年から始まるが、なぜか消極的な人が多いようだ。最新の世論調査では、なんと75%の人が「裁判に参加したくない」なんて答えている。

(石材店)「幹事長としては信じられないのでは?」
(幹事長)「あり得なーいっ!僕なら時間が許す限り参加したい。て言うか、転職して裁判官になりたいっ!」


参加したくない理由としては、「仕事や家庭の事情で時間がとれない」っていう人はそんなに多くなく、むしろ「有罪・無罪を的確に判断する自信がない」とか「刑の重さを決める量刑を的確に判断する自信がない」といった理由が多い。自分が適切な判断ができるかどうか不安だと言うのだ。

(幹事長)「考えられなーいっ!僕なら絶対的な自信を持って、片っ端からビシバシと判決を下すぞーっ!」
(石材店)「片っ端から死刑にする気ですね」


いやいや、何も片っ端から死刑にする気はない。もちろん、基本は「目には目を、歯には歯を」だから、人を殺した人は死刑が原則だが、これは刑法199条にも「人を殺した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する」と定めているのだから、極論でも何でもない。

(石材店)「最近のバラバラ殺人とかは?」
(幹事長)「外資系金融会社社員が妻に殺されてバラバラに切断されて捨てられた事件?
       あれは、死刑にせんでもええのでは?」
(石材店)「おっ、やっぱり若い女性には甘いですね」


加害者が若い女性だからと言う訳ではなく、あの事件は、家庭内暴力があって、なんとなく被害者の自業自得っぽい要素もあると言うか、W不倫もあって、被害者も加害者もどっちもどっちというか、少なくとも加害者が一方的に悪いような気はしないので、懲役10年くらいでいいような気がする。

(石材店)「でも、あの事件は、突発的犯行じゃなくて計画的犯行っぽいし、リフォームまでするなんて
       徹底的に証拠隠滅を図ってますよ。タチ悪いですよ」


しかし、夫が行方不明になった直後にリフォームするなんて、証拠隠滅どころか、怪しすぎてかえって目立ってしまう。そなな見え透いた行動で逃げられると思ったのだろうか。幼いバカな頭で必死で考えた余りにも幼稚で世間知らずな行動には、いくら計画的犯行とは言え、憐憫の情を禁じ得ない。

(幹事長)「なので、許す!」
(石材店)「大胆すぎ!じゃ、妹殺しは?」
(幹事長)「歯科医師の家庭内殺人じゃな?あれも死刑にする必要はないと思う」
(石材店)「あれ?被害者が若い女性なのに、甘いですねえ」


被害者は若い女性だけど、あの事件もなんとなく、被害者も加害者もどっちもどっちというか、少なくとも加害者が一方的に悪いような気はしないので、懲役10年くらいでいいような気がする。

(石材店)「加害者が3年も浪人してて気の毒だから?」
(幹事長)「いや。3浪が許されるような家庭環境なんて、甘すぎて同情する気も起きない」
(石材店)「じゃ、被害者がAVビデオに出てたから?」
(幹事長)「いや。出てたのは確かだけど、ちょい役で、エッチなシーンは無かったぞ」
(石材店)「確認したんですかっ!」


仲の悪い兄弟なんて掃いて捨てるほどいるが、殺すまで至るのは、よっぽど相性が悪い上に、精神的に参っていたんだろうなあ。他の人まで殺すような危険性は感じられないし、10年くらい刑務所にいたら十分じゃないかなあ。

(石材店)「結構まっとうじゃないですか。期待はずれですねえ」
(幹事長)「いやいや、それは早合点だぞ。


バラバラ殺人は、どちらも衝撃的ではあるけれど、あくまでも内輪のトラブルであり、世の中に迷惑をかけているわけではない。僕が徹底的に懲らしめてやらなければならいと思う悪党どもは、社会に大きな迷惑をかけている奴らだ
例えば、私腹を肥やす事しか頭に無い政官財の悪人どもや、飲酒運転を隠すためにひき逃げする犯人だ。それから、何の罪も無い幼子を虐待する人非人どもや、援助交際で小金を稼ぐ女子中高生も許せない。さらには、徹底的に独善的で偽善的なマスコミどもや、自己保身に終始する役人どもや、ヒステリー環境保護派や、八百長ボクサーや、にせ科学者や、悪徳弁護士や、・・・

(石材店)「分かりましたから、早く満濃動物リレーの記事を書いて下さい」

(2007.1.21)



〜おしまい〜





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