朝日新聞の記事盗用事件

〜 もっと悪い事をしてるんだってば! 〜



朝日新聞のカメラマン他紙の記事を盗用していたとして、解雇された。

(石材店)「悪の巣窟である朝日新聞の不祥事とあって、嬉しいでしょ?」
(幹事長)「確かに、日本を滅亡の道へ導く中国の手先である朝日新聞の不祥事ともなれば、
       気分は悪くないんだけど、どうも釈然としないよなあ」



今回、明るみになった記事盗用というのは、次のようなものだ。


@「かんもち」作りの記事

(オリジナルの読売新聞の記事)
黄、赤、緑など色とりどりのもちのカーテンを北アルプス・立山連峰からの寒風にさらす「かんもち」作りが、立山町で最盛期を迎えている。
富山湾特産のシロエビや昆布を練り込み、クチナシや赤カブなどで黄や赤に染めたもちを、長さ10センチ、幅4・5センチほどの短冊状に切り、ひもでつないで窓を開けた室内につるす。1か月ほど寒風で乾燥させると、もちの豊かな風味と色が引き出され、サクサクとした食感が生まれるという。


(盗用した朝日新聞の記事)
赤、黄、緑など色とりどりのもちを北アルプス・立山連峰から吹き下ろす寒風にさらす「かんもち」作りが、富山県立山町で最盛期を迎えている。
富山湾特産のシロエビや昆布を練り込んだり、赤カブやクチナシなどで染めたりしたもちを短冊状に切り、ひもでつないで室内につるす。1カ月ほどさらすと豊かな風味が引き出されるという。



A「寒修行」の記事


(オリジナルの読売新聞の記事)
ホラ貝の音と読経が響く中、白装束にはち巻き姿の信者たちが(中略)「エーイッ、エーイッ」と気合を入れていた


(盗用した朝日新聞の記事)
ホラ貝の音と読経の中、白装束にはちまき姿の信者たちは(中略)「エーイッ、エーイッ」と気合をいれ、身を切るような冷たい水に打たれていた



B「雪さらし」の記事


(オリジナルの新潟日報の記事)
雪さらしはあくを抜き、まろやかに仕上げるために欠かせない。三、四日さらした後、水洗い、発酵などの工程を経て三年後に完成する。


(盗用した朝日新聞の記事)
雪さらしは、あくを抜きまろやかに仕上げるために欠かせない。3、4日ほどさらした後、水洗いや発酵などの工程を経て3年後に完成する。



どうでしょう?ここまで似ていると、ちょっと言い訳は苦しい。単語の順番をもっと入れ替えるとか、別の単語を使うとか、もうちょっと工夫できなかったのか、とツッコミを入れたい小学生並みの作文能力だ。記事を盗用したのは、20年以上の経験があるベテランカメラマンだ。しかし、カメラに関してはベテランだったが、自分で記事を書いた経験はほとんどなく、昨年4月に新潟に異動になって初めて記事を書かされるようになり、困っていたようだ。そういう意味では、ちょっと気の毒。人事のミスマッチだ。それでも、ここまでそっくりパクるのは、あまりにも幼稚だよなあ。

しかーし、そなな事はどうでもいい。
今回、盗用された元の記事って、そんなに素晴らしい文章か?そんなにオリジナリティに溢れた優れた文章か?そんなに素晴らしい内容か?各紙が争って記事にしたくなるような内容か?そんな事はなーい。読んだ3秒後には、全てを忘れてしまうほど印象の乏しい文章だ。全てを忘れてしまうほど、どうでもいい内容だ。て言うか、そもそも新聞記事にしなければならないような内容ではない。報道する事が無いから、無理矢理記事を作って紙面を埋めているに過ぎない記事だ。こなな記事を載せるくらいなら、紙面を削って安くしろ、と言いたい。特にひどいのは、朝日新聞や読売新聞など全国紙の地方面だ。あまりにもバカらしい記事で溢れている。全く読む気がしない。こななアホな記事を載せるくらいなら、もっとこまめに地域の交通事故や火災の記事を載せて欲しい。
このような、余りにもどうでもいいような無価値の記事を盗用したからといって、別にどうでもいいじゃない、ってのが今回の感想だ。そして、これよりもっと重大な問題がはびこっている事を忘れてはいけないのだ。

朝日新聞に関しては、かつて記事捏造事件もあった。この時も、しつこく述べたけど、はっきり言って、そんな捏造や盗用なんて、ささいな事だ。いや、捏造はかなり悪いかもしれないけど、今回の盗用なんて、ほんとにどうでもいいような事だ。電力会社の温排水計測データ改竄と同じくらい、どうでもいいささいな事だ。世の中に何の悪影響も及ぼさない些末な事だ。

一方で、もっと本質的に悪質な偏向報道が意図的に大量に垂れ流されている。例えば、二酸化炭素を出さない究極のクリーンエネルギーである原子力に対して、短所ばかりを何百万倍にも増幅して攻め続け、長所を全く無視する反面、百害あって一利なしの風力発電などは、その環境破壊振りに対して一切報道せず、バラ色の嘘で塗り固めてきた。あるいは、人類を滅亡の道に導く中国の肥大化に対しても、その恐るべき将来像に対して、意図的に隠蔽し、昔の社会党と同じように偏向した世論操作を繰り返す。

それなのに、今回の事件のような、どうでもいい小さな事を大げさに騒ぎ立てるのは、極めて独善的な体質の象徴だ。もっと重大な意図的な世論操作を隠蔽し、このようなささいな事件を、さも大事件のように取り上げ、「どうですか?こんな小さな事件でも大騒ぎする新聞社って、すごく真面目でしょう?こんなささいな事件でも厳正に処分して襟を正すって、すごいでしょ?だから、他の記事は全て正確で公正なんですよ」なんて嘘を言ってるのだ。

賢い読者は、このような新聞社のスタンドプレーに惑わされて記事を信用してはいけない。新聞の記事は、テレビほどではないにしても、基本的に疑わなくてはならない。特に、中国と組んで日本転覆を謀る朝日新聞には要注意だ。


(石材店)「ところで、言っても無駄だとは思いますが、丸亀マラソンの記事は、まだまだ先なんでしょうね」
(幹事長)「・・・」


(2007.2.9)



〜おしまい〜





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