亀田 惨敗

〜 ボクシング界から永久追放しろ! 〜



露骨な八百長インチキ判定でWBA世界ライトフライ級チャンピオンになった亀田興毅の弟の亀田大毅がチャンピオン内藤に惨敗した
まことに気持ちいい。喜ばしい。ボクシングというスポーツの、また日本人の良心が守られた。もし亀田が勝つようなことがあれば、日本のモラルはどん底になっていただろう。本当に良かった良かった。

でも、試合を見れば、亀田が勝つ可能性は0%だった。素人が見たって分かる。内藤の圧勝というか、何というか、完全に一方的な試合だった。子供と大人の対戦だ。ジャッジの採点も、あまりにも一方的な結果だった。誰が採点しても同じ結果になる。だって亀田はパンチを出さないんだもの。亀田はひたすら両サイドを堅くガードして背中をまるめて頭から突っ込んでいくだけだ。あれはボクシングなのか?手を出さないからパンチが当たるはずがないわな。やる気あるのか?内藤も「大毅はポンサクレックよりも全然弱かったな」と言っているが、正直、呆れただろう。

本当に、純粋に疑問なのは、あんなレベルの低いボクシング技術でチャンピオンに勝てるなんて真剣に思っていたのだろうか。足が無いサンドバッグ相手なら、自分の距離に近づいてパンチを繰り出す事ができるけど、フットワークの軽いチャンピオン相手に、そんな都合良く自分の距離に持ち込めると思っていたのだろうか?アホなのか?アホなのだろう。親子そろって
試合前、亀田は「負けたら切腹する」なんて言ってたが、もちろん、誰だって本気にはしてなかったけど、あれはどういうつもりだったんだろう。もちろん、嘘には決まっているけど、勝つと思っていたのだろうか。いくら嘘でも、負けると思っていたら、後で恥じかくから、あんな事は言わないだろうなあ。

そもそも、あんな未熟者が世界チャンピオンに挑戦するってのが無謀だ。おそらく、亀田興毅のインチキぶりで人気に陰りが出始めた亀田家が焦って組んだタイトルマッチだったのだろう。内藤が前王者ポンサクレックから死闘の末にチャンピオンベルトを奪ったのは僅か3ヵ月前だ。普通ならもっと時間を空けて初防衛戦をするところだ。しかし、興行権を買い取った亀田側が、日本人選手の最年少世界王座獲得を狙って強引に設定したのだ。しかし、あり得ない無謀さだったわけだ。

今回の試合は、これまで得体の知れない外国選手に金を積んで八百長試合を続けてきた亀田家にとって、初の日本人対決だった。日本人ボクサーなら、みんなキャリアが分かっているので、さすがに露骨な八百長試合ができないから、これまで避けてきたものだ。金と嘘で塗り固めたインチキボクサー一家だったが、ついに崩壊する時がきたのだ。なんちゅうても亀田大毅は、ボクシングそのものよりも、試合後にリング上で歌を歌うというアホなパフォーマンスに力を入れてきたような、何の実力も無いふざけた男だ。内藤自信も試合後に「国民の期待に応えることができて良かった」と言っているが、あんなアホを真のチャンピオンが徹底的に叩きのめしてくれて、日本中が大満足だった。

なーんて、大喜びしたのだけど、一夜明けると、だんだん怒りがこみ上げてきた亀田の反則行為に対してだ
テレビを見ていたときは、12ラウンドの亀田のレスリング行為に呆れたりしたけど、あれは信じられない行為だけど、正直言って、内藤にダメージがあったとも思えない。ちょっと投げただけだもんな。むしろ、ヤケッぱちになったんなら、なんでもっと過激な行為をしないのか、おかしかった。でも、考えてみたら、普通、けんかで一番過激な行為は殴ることだけど、そもそもボクシングは殴るスポーツだから、それで負けているのだから、他に手段が無かったわけだ。殴りたくても殴れずに殴られる一方だから、しかたなく投げたわけだ。まことに情けない行為だけど、まあ、チャンピオン側にダメージがあったようにも見られなかったので、逆に亀田のアホさ加減が天下に暴露されたわけだから、むしろ良かったと思っていた

しかーし、実は、もっと悪質な反則が試合当初から延々と行われていたのだった。クリンチから投げ技を連発していたのも、それ自体も反則行為だが、その際にサミング肘打ちを行うためだったらしい。
一夜明けた内藤の顔を見ると、亀田は全然パンチを出してなかったにもかかわらず、両目の周囲が赤く腫れている。実は、これは全て亀田によるサミング行為のためだったのだ。サミングってのは、グローブの親指の部分で目をグリグリやる反則行為だ。もちろん、打ち合ってる最中にそんなことはできないから、クリンチなんかの時にやるのだ。内藤によると、試合当初から亀田はくっつくとサミングしてきたらしい。ほかにも、内藤のフットワークを止めようと太ももパンチを打ってくるし、すぐ倒れ込んでヒジで押さえ込んだりした。ローブロー頭突き行為も頻発していたし、スリップダウン後にパンチを出したり、ゴングが鳴ってからもパンチを出したりしていた。

実は、反則行為で最初に減点されたのは内藤の方だった。9回にクリンチから倒れ込まされた内藤は、離れ際に亀田の頭を後ろからこづいた。しかしその時、亀田は平気な顔をしていた。あれだけ悪い事ばかりやる亀田が、後ろから頭をこづかれて、どうして平気なのかと不思議に思ったけど、内藤によると「お前いい加減にしろよ、という意味でこづいた。亀田にすれば、それまで散々反則行為をしていたから、意味が分かっていたはずだ」とのことだ。納得できる話だ。

しかも、驚いたことに、っていうか、別に驚かないけど、亀田の父親の史郎トレーナーが「玉(股間の急所)打ったらええねん」と指示しているのだ。兄の興毅も同様に「ひじでもいいから目に入れろ」と指示していた。これらはテレビ中継で流されてしまったため、動かぬ証拠となった。よりによって亀田とグルになっているTBSが放送してしまったのだから、言い訳もできないよなあ。内藤は試合後、「びっくりしたよ。18歳であんなに反則上手かよ」って呆れていたが、日頃から反則技の練習を積んでいたのは明白だ。ひどい親子だよなあ。18歳なんだから反則の練習するヒマがあったら、まともな練習しろよなあ。まともな練習したって強くなれそうにないから反則の練習するんだろうけど。

試合前には内藤を「ゴキブリ」とののしった亀田だが、自分達の行為はゴキブリ以下だった。目上のチャンピオンに対してゴキブリ呼ばわりする行為自体がゴキブリ以下だけど、一家総出で反則行為に邁進するなんて、ほんとゴキブリ家族だ。
亀田家としては、今回、惨敗した大毅だけでなく、インチキ興毅も内藤と再戦する意向を示しているが、内藤側は「自分の体が大事なので、あんな反則をやる亀田家とはもう試合をやらない」と言っている。ファンとしては、大毅に続いて興毅も叩きのめし、ゴキブリ一家を抹殺して欲しい気もあるけど、仕方ないか。


亀田の悪質な反則行為に対して、日本ボクシングコミッション(JBC)は当初はさほど問題視してなかった。JBC内での協栄ジムの政治力の関係かもしれない。ボクシングコミッションなんて、そんなまっとうな組織ではないし。ボクシング界そのものがグレーな部分が多いし。
しかし、さすがに全国1億2800万人のボクシングファンの怒りの声に押されて、JBCも倫理委員会を開催して、処分を検討することになった。大毅に対しては一時的な試合出場停止処分が、また反則行為を指示た父親の史郎にはライセンス停止などの処分の可能性がある。史郎はこれまでも試合で乱闘騒ぎを起こしたせいでJBCから厳重注意を受けており、再犯となるから、厳しい処分もありうる。さらに、同様に反則行為を指示した興毅も処分される可能性がある。
もちろん、JBC内での協栄ジムの政治力を考えると、本当に厳しい処分が出るかどうか分からない。取りあえず、10月25日に予定されていた興毅の試合は急遽中止になったが、希望を言えば、亀田一家はボクシング界から永久追放して欲しいが、それは無理なんだろうなあ。
協栄ジムの金平会長は北朝鮮系で、稼いだ金をせっせと金正日に送金している悪い奴だが、こいつ自身がかつて相手選手に試合直前に毒入りオレンジを送った事件でボクシング界を永久追放処分されているんだけど、なぜかその後、復帰しているくらいだから、処分されたって、なんとでもなる世界なんだろうなあ。
それでも、近々出るという処分に期待したい。

ところで、1年前に亀田興毅があからさまなインチキ判定でWBA世界ライトフライ級チャンピオンとなった時にも力説したが、腹が立つのは、亀田一家だけじゃなくて、TBSだ。
素性の知れない外国人に金を積んで八百長試合を重ねてきた亀田をグルになって持ち上げてきたのはTBSだ。金儲けのためなら、嘘でも詐欺でも平気でやるマスコミの本性が露わになっているのだが、ほんっとにTBSって懲りないのね
亀田の過去の試合であれだけ批判されてきたのに、今回も試合が始まるまで延々と下らない映像を垂れ流していた。もう慣れっこになっているので、こっちは録画しながら最初は見てなかったからいいけど、リアルタイムで見ていたら腹立つだろうなあ。
おまけに、延々と待たせたあげく、今回も恥ずかしい格好で登場してきたぞ。あの弁慶の格好はTBSの仕掛けなんだろうなあ。信じられないセンスの無さだよなあ。テレビ局の人間って、なんであそこまで知能が低いんだろうなあ。
スタジオには相変わらずボクシングをロクに知らないようなタレントを並べ、亀田への応援を繰り広げていたし、耳障りな効果音も相変わらずだ。亀田がパンチを繰り出した時に「シュッ、バシッ」という効果音が入る。内藤のパンチには音は入らない。あたかも亀田のパンチがすごいように聞こえる効果だ。ただし、今回は、そもそも亀田がほとんどパンチを出さなかったから、耳障りなインチキ効果音も少なかったけど。

亀田一家は日本のボクシングを滅亡の道へと導く死神だが、それに手を貸すTBSは、放送免許を取り上げるべきではないだろうか。

(2007.10.13)



〜おしまい〜





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