アメリカ大統領選挙情勢 (その2)

〜 ヒラリーの逆襲 〜



ヒラリークリントンのおばはんは、初戦のアイオワ州での惨敗に続き、次のニューハンプシャー州でも事前の世論調査ではオバマにリードを許しているとのことで、早々に息の根を止められると期待されたのだが、なんと、ニューハンプシャー州で勝ってしまい、息を吹き返してしまった。がーん。ショック。

(石材店)「アメリカの世論調査もあてになりませんねえ」
(幹事長)「どこの国でもマスコミはいい加減だよなあ」


ヒラリーの勝利の要因は、よく分からない。て言うか、そもそも土地柄的にはヒラリーが強い地域だったんだけど、事前のマスコミの評判がオバマ有利って言われていただけなんだけど。
ただ、アイオワ州での敗北の後、ヒラリーは戦略を変えたようにも見える。これまで他候補を激しく攻撃する批判戦略で通してきたが、このこわもてぶりが選挙でマイナスに働いているとの指摘を受け、直前の集会で涙を見せるパフォーマンスを演じた。

(石材店)「あれは、やっぱりパフォーマンスなんですかねえ?」
(幹事長)「あんな血も流れてない冷酷な鉄女が本心で涙を流すわけがねぇだろ、けっ!」


このパフォーマンスは、精神的な弱さを暴露したと取られるリスクもあったが、結果的には奏功したようだ。あんなおばはんの涙に騙されるなんて、ほんとアメリカ人もいい加減なもんだ

いずれにしても、この事前の予想を覆すたぬきおばはんの逆転により、オバマ陣営には衝撃が広がっている。2連勝で勢いづこうと思っていたのに、逆にクリントン氏に勢いが移りかねないからだ。次の焦点となる26日のサウスカロライナ州では、民主党有権者の約6割は黒人で、今のところオバマがヒラリーを引き離しているが、これまでの事前予想のはずれまくり状態を見ると、予断は許さない。さらにスーパーチューズデーでは、大票田であるニューヨーク州やカリフォルニア州などヒラリーの牙城が多い。どうなるオバマ。どうするオバマ!

(2008.1.9)



〜おしまい〜





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