米兵の犯罪

〜 被害者にも責任 〜



(石材店)「随分、久しぶりですねえ。実に2ヵ月ぶりの記事ですよ」
(幹事長)「その代わり、この2ヵ月でレースの記事は4本も掲載したぞ」
(石材店)「そのうちの2本は福家先生と僕の記事じゃないですか」
(幹事長)「何かと仕事も忙しくてなあ」


久しぶりの割には、ちょっと微妙な話題から行こう。

在日米軍の隊員による事件が続いている。て言うか、本当は以前からこういう事件はコンスタントに起きているんだけど、政治的な背景とかマスコミの思惑なんかで、たまたま報道が続いている、というのが本当のところだ。

最近、大騒ぎになったのは、沖縄で女子中学生が暴行された事件だ。沖縄県北谷町で先月、米兵が路上に止めた自分の乗用車内で中学3年の女子生徒に性的暴行をしたとして逮捕されたものだ。調べに対し米兵は、「車内でキスしたり、体を触ったが、レイプはしていない」と容疑を否認していた。
この事件を受け、沖縄県内の全市町村議会と県議会が抗議の決議をし、米軍も沖縄や岩国基地の米兵らを外出禁止にするなど波紋が広がっていた。

ところが先日、被害を訴えていた女子中学生が突然、告訴を取り下げたため、この米兵は不起訴となり、釈放されてしまった。強姦罪は、被害者の告訴がなければ起訴できない親告罪だからだ。女子中学生が告訴を取り下げた理由は、「事件にかかわりたくない。そっとしておいてほしい」ということらしい。

確かに、強姦事件で容疑者が否認した場合、立証にかかる被害者側の負担は重い。思い出したくない事を、裁判では詳細に述べなければならないので、精神的に非常に辛い。
ただし、今回の事件について言えば、辛いのは、それだけではないだろう。少女の方にも非が無かったとは言いにくいからだ。週刊新潮が「危ない海兵隊員とわかっているのに」という見出しを掲げて報道したように、女子中学生の行動は軽率だったと言えよう。彼女は、商業施設に遊びに来ていたところ、夜の8時半頃に大型バイクに乗った米兵に「送っていくよ」などと誘われ、後部座席に座って男の自宅まで連れて行かれた。女子生徒は怖くなって一旦は逃げ出すが、男に追いつかれ「ドライブしよう」と言われ、再び車に乗った。そして、この車内で暴行されたとされるのだ。

(幹事長)「どう?」
(石材店)「こんなデリケートな事件で発言するほど僕は無謀ではありません!」


同じく米兵が起こした微妙な事件として、広島の事件がある。これは昨年、広島市で米海兵隊岩国基地所属の海兵隊員4人が、20歳の日本人女性に性的暴行をしたとされる事件だ。この事件は、沖縄の事件よりも、さらに微妙だ。だって、被害者とされる女性は「最初は米兵1人と合意の上で性交していた。ところが、性交の途中で他の3人が加わって4人に集団暴行を受けた」というのだ。
どうでしょう?どうだろう?見ず知らずの会ったばかりの米兵1人と合意の上で車の中で性交してたら、他に仲間の3人がドヤドヤ入ってきて、次々に暴行されたというのだ。ひどいと言えばひどいけど、軽はずみと言えば否定できないと思うが。なお、どうでもいいことだけど、最初に合意していた1人も暴行容疑となったのは、どうしてかしら?

で、この4人は書類送検されたものの、あまりの微妙さに、広島地検は最終的に4人を不起訴処分にした。検察側は不起訴の理由を発表していないが、被害女性の供述にもあいまいな点が多く、信用できないという事だろうか。

(幹事長)「どう?」
(石材店)「だから、こんな微妙な事件で発言するほど無謀じゃないってば!」


それじゃ、無謀な私が大胆に論評しよう。これまでも、兵庫県の少女や大阪の女子高生が監禁された事件中国自動車道で中学女子生徒が放置され車に轢かれて死亡した事件などで繰り返し述べてきたとおり、このような事件では、被害者の方にも非があると断言する。それは何も加害者を擁護しようというものではない。このような事件を起こす加害者は、即刻、死刑にしたっていいと思っている。いや、すべきだ。
しかし、それはそれとして、被害者の余りにも軽はずみな行動にも警鐘を鳴らしたい。特に、広島の事件については、論外だ。こなな軽率な行動を擁護するのは困難だ。広島県知事だって、「朝3時に盛り場でうろうろしている未成年もどうかと思う」と批判している。

このような事件に巻き込まれるような行動を取らないように、親や社会は厳しく指導しなければならないと思う。それなのに、マスコミが一方的に被害者を擁護するもんだから、こういう視点が社会から欠落してしまう。小さい子に対して「変なおじさんについて行ったら駄目だよ」ってのは、昔から親として当然、言い続けてきたことだと思うが、小さい子だけでなく、大きくなったって、こんな常識はずれの行動を取らないように指導するのは親と社会の責務ではないだろうか。

(2008.3.6)



〜おしまい〜





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