プロ野球開幕　

プロ野球が開幕したが、いきなり５連勝した阪神タイガースが、早くも独走態勢に入り、優勝確実な勢いだ。

（石材店）「ちょっとちょっと、まだ６試合が終わっただけですぜ。
　　　　　　　しかもヤクルトも同じ５勝１敗で並んでいるし、中日だって４勝１敗だし」
（幹事長）「首位は首位じゃ。こういう貴重なチャンスにはしゃいでおかないと、そのうち低空飛行に入り、はしゃげなくなるぞ」
（石材店）「最初から全幅の信頼は置いてないわけですね」
（幹事長）「そんな甘い考えを持っていてはタイガースファンを５０年も続けられないぞ」

タイガースの奇跡の快進撃もさることながら、全く逆に開幕５連敗を喫した巨人の低迷が痛快だ。

（石材店）「素直にタイガースを応援するのでなく、巨人の不幸を喜ぶ典型的な不健全ファンですね」
（幹事長）「ま、積年の恨みは簡単には晴らせられないのだよ」

毎年のことながら、今年も巨人は金に物を言わせてなりふり構わず補強しまくり、ヤクルトの４番打者とエースを引き抜いたりしたけど、そのヤクルト相手に開幕３連敗したのは、僕に限らず、巨人ファン以外の１億２７７２万人（３月１日概算値）の日本国民が喝采しただろう。

（石材店）「でもタイガースも広島から金本に続いて新井を取りましたよねえ」
（幹事長）「でも、タイガースは広島相手に２勝１敗だったから、いいじゃない」
（石材店）「ぜんぜん意味不明ですがな」

確かに、タイガースの補強も、あんまり褒められたものではない。高給を払えない貧乏球団から金に物を言わせて主力を引き抜くってのは、なんとなく居心地が悪い。ま、タイガースだから何をしても許されるんだけど。それに、巨人よりはマシだし。

何はともあれ、こんなに早く、はしゃげるとは思ってもみなかった。今日から、いよいよ憎き巨人と３連戦だ。

（幹事長）「いきなり貯金が４つもあるから、３連敗してもまだ大丈夫だぜっ！」
（石材店）「最初から負ける気ですかっ！！」

（２００８．４．４）

〜おしまい〜

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