鶴亀殺人事件

〜 めでたい名前なのに 〜



亀が鶴を殴り殺すという殺人事件が起こった。隣の愛媛県の久万高原での事件だ。久万高原といえば、小さな人工スキー場があり、以前はよく行った所だ。

最初は「73歳の兄が双子の弟を殺害」という見出しに驚いた。老人が、双子の相手方を殺害すること自体、面白いと言うか、珍しいと言うか、驚いた。ところが、名前を見て、もっと驚いた。殺した兄が亀吉(かめきち)で、殺された弟が鶴男(つるお)だ。兄が亀で弟が鶴だ。亀が鶴を殺したって訳だ。いやあ、面白い。

(石材店)「ちょっとちょっと、いくらなんでも殺人事件を面白がるのは不謹慎ですよ」
(幹事長)「だって亀が鶴を殺したんだぞ。こなな面白い事は滅多に無いぞ」


彼らの親も、よくもまあ、こなな名前を付けたなあ。戦前のことだから、まあ、そういう風潮だったのかなあ。

(幹事長)「兄が亀で弟が鶴ってことは、亀の方が鶴より偉いのかなあ」
(石材店)「そういう問題ではないでしょ!」


警察の調べでは、土地のトラブルで喧嘩になったそうだが、そなな事で殺人に至るなんて、普段から仲が悪かったのかなあ。

(幹事長)「あっ、分かった!亀は持病を抱えてて、健康な鶴の方が長生きしそうだったから、
       自分の方が長生きしようと思って殺したんだ」
(石材店)「何のことですか?」
(幹事長)「だって鶴は千年、亀は万年っていうから、亀の方が長生きしちゃくっちゃ」
(石材店)「この記事は何が言いたいんですかっ!?」
(幹事長)「こんな楽しい事件を知らない人がいたらもったいないから、広く知らしめようと思って・・・」


(2008.11.10)



〜おしまい〜





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