女児殺人犯の逮捕
千葉県東金市の保育園児が惨殺された事件で無職の男が犯人として逮捕された。余りにも理不尽な犯行に強烈な怒りを覚える一方で、ともかく犯人が逮捕されたことは一安心だ。
しかし、それにしても、この変態男に対しては無茶苦茶はらがたつ。何の罪も無い子供を一方的に惨殺する事件の犯人に対して怒りが噴火するのは当たり前だが、特にこの男に対しては腹が立つ。明らかに変態男による確信的な犯罪であるのに、過去に精神発達遅滞と診断された経歴をいい事に、あたかも精神障害のせいにして、責任を逃れようとしているからだ。
(石材店)「障害があるのは本当みたいですけどね」
(幹事長)「何らかの障害はあるかもしれないけど、それが犯行の原因とは思えないぞ」
こいつは、最初は「事件当日は図書館に行っていた。事件はテレビで見て初めて知った」なんて大嘘ついていたが、そのうち「一日中家にいた」なんて供述を変え、さらに警察に取り調べられると「パトカーが来る前に、外で死んでいた5歳くらいの女の子を見たが、具体的には覚えていない」なんて言い出した。
そして、さらに追求されると、「裸の女児を抱きかかえて3階の自室から1階に下り、マンションの玄関を出てプレハブ小屋に向かい、遺体を道路に置いた。遺棄したのは怖かったから」なんて容疑を認め始めた。精神障害が原因なら、こんなに証言をコロコロと変えて逃げようとはしないだろう。
ここまで来れば犯行を認めたに等しい訳だが、見苦しいことに、あくまでも犯意を否定するかのごとく、「勝手に自分の部屋についてきた。何回か『帰りなさい』って言ったら、いったん帰ったが、気付いたら自分の部屋の玄関に女の子がいた」なんて筋の通らない話をでっち上げている。そして、「家の中で一緒にいたら、ぐったりしてしまった。びっくりしたので抱きかかえて外に連れて行き、現場まで持って行って路上に置いた。女の子の靴と衣類を袋に入れて捨てた」と言っている。
一方、どうしてそんなことをしたのか、とか、なぜ女児は衣服を着ていなかったのか、なんていう質問に対しては「思い出せない。分からない」などと言っている。明らかに、ただの変態殺人男が精神障害を装って嘘をついているだけだ。
そもそもこの変態男は、これまでも変態的な行為を繰り返している。4月には、自宅近くで小学4年の女子児童を追いかけて手をつかんでいたし、事件当日も見知らぬ女性に声を掛けまくっていたなど、やっぱり変態男だ。仕事を止めた理由も「自分は悪くないのに、会社の人から怒られたので辞めた」なんて言ってるが、実際は、作業を全くしなくなったために上司から「ちゃんと働いて」と注意されたら無断欠勤が続くようになり、その後、母親が「うちの子はもう辞めさせてもらいます」と言ってきたらしい。母親の甘やかしすぎも犯行の一因だったかもしれない。
どうせまた、金儲けと売名行為しか考えていない悪徳弁護士どもが「犯行は精神障害のせいであり、責任能力はない」なんて言い出すのは目に見えているが、自身に都合の悪い部分に関して虚偽の答えをしたり供述を避けたりしているんだから、明らかに責任能力はある。
そもそも、最初に警察が逮捕したときに、記者発表資料を匿名にしたのが間違いの始まりだ。最近、警察は、独善的で扇情的なマスコミに叩かれるのが嫌なもんだから、できるだけ波風を立てないように穏便に事を運ぼうとして、このような間違いをしでかす。このせいで、人権問題について過剰反応するヒステリックなマスコミどもは、当然のように最初は匿名で報道していた。ただ、当然の事ながら、誰がどう考えても精神の病のせいではなく、犯人が確信を持って殺害した事が明らかになってきたため、実名報道に切り替えたのだ。
この犯人を見ていると、まるで、3年前の広島市女児殺害事件のペルー人犯人ヤギ被告と同じだ。ヤギ被告は、小学1年の女児に猥褻な行為をしたあげく惨殺した極悪犯人だが、こいつも「『この子を殺せ』という声を聞き、自分の行動を制御できない状態だった。殺害の意図はない」なんて大嘘を平気で述べている。こななトンチンカンで荒唐無稽な言い訳を訴えるヤギ被告の知能レベルが低いのは明白だが、それと共に、このような虚偽証言を必死になって訴える浅ましい弁護士にもうんざりする。ヤギも弁護士も一緒に絞首刑にして欲しい。
(石材店)「でも、この裁判は、奇妙な判決が出てましたね」
(幹事長)「そうなんよ。死刑どころか、迷走を極めているぞ」
そうなのだ。この広島市女児殺害事件の裁判は、とんでもない方向に行きつつあるのだ。一審の広島地裁判決では、期待された死刑ではなく無期懲役を言い渡したため、世間の怒りに背中を押された検察側は控訴し、広島高裁で争われていたのだが、広島高裁は、一審の判決を破棄し、広島地裁に審理を差し戻したのだ。
うまくいけば死刑判決、だめなら一審どおり、どっちにしても最高裁まで争われるかなあ、なんて思っていたところへの、あまりにも予想外の展開だが、この理由が、実にとんでもないものだ。「検察官調書の審理をせずに犯行現場を誤認しており、手続き上の法令違反は明らかだ。審理が尽くされていないから違法だ」なんて言ってるのだ。確かに、一審では犯行場所を「アパートやその付近」として特定しなかった。
しかし、それって本質的に重要な問題なのか?変態殺人男が女児を惨殺したのは間違いない事実であり、それについては悪徳弁護士だって争っていない。悪徳弁護士がほざいているのは責任能力の有無だけである。犯行現場がアパート内であろうが近所であろうが、そんな細かい事はどうでもいいだろ?そななアホな事で、またまた長期間にわたって裁判を継続させるなんて、もしかして裁判の期間が長くなると裁判官の収入が増えるのか?
広島高裁は「1審は裁判の予定を優先するあまり、公判前整理手続きを十分せずに終結させた」なんて言ってるが、裁判の迅速化は社会の要請であり、裁判員制度の開始を考慮すれば、裁判の迅速化は必然でもある。それなのに、どうでもいいような重箱の隅のゴミのような些細な事をつつき回して、いたずらに時間を浪費させようとする裁判所の態度は、既得権益を必死になって守ろうとする官僚の姿と同じだ。法曹界の狭い村に閉じこもって社会を省みない裁判官を取り締まることはできないのだろうか。
(2008.12.11)
〜おしまい〜
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