官房機密費

〜 民主党は責任政党になれ! 〜



政権を獲ったとたん、野党の時に言ってた事と正反対の事ばかりしている民主党だが、官房機密費でも同じような展開となっている。
官房機密費とは、正式には内閣官房報償費と言い、官房長官が自由裁量で使用できるお金で、使途を公表しないで済む怪しいお金だ。

この金について民主党は、野党時代には使途の公表を求めていたが、政権を獲ったとたん、掌を返したように知らん顔をし始めた
平野官房長官は最初、就任直後の会見で、「機密費なんて、そんなのあるんですか。全く承知していません」なんてシラを切っていた。しかし、その後、実は「前政権から引き継ぎは受けていた」と一転して認めた。
認めたばかりか、シラを切っていた僅か1週間後には、実は最初の請求をしている。その後も、もう1回、請求しており、額はいずれも6000万円で、計1億2000万円。もちろん、請求通りの金額の小切手が官房長官側に振り出されている。

この官房機密費が問題となったのは、2001年の外務省の機密費流用事件だ。首相が外遊する際、随行員の宿泊費差額や現地在外公館への心付けなんかに使われたことが判明した時だ。さらに、2002年には、与野党の政治家のパーティーや餞別、背広代なんかにも使われていたことが分かった。

これに対して民主党は、野党時代、機密費の支払い記録書の作成や一定期間経過後の公表を義務化する機密費流用防止法案を国会提出したほか、党の政策集に同法案の成立を目指すことを明記するなど、機密費の使途の透明化に取り組んできた。法案の提出を指示したのは、当時の党代表であった鳩山首相だ。
ところが、鳩山のバカぼんは、政権を獲得したとたん態度を180度変え、「すべてをオープンにすべき筋合いのものとは思っていない。情報収集その他で必要だ。国益のために言えないというものもなくはない」なんて臆面もなくほざいている。

何も、その態度が間違っていると言ってるのではない。それが現実的な対応だ。何でもかんでもバカみたいにオープンにすればいいってもんじゃなくて、隠すべきものは隠さなければならない。当たり前だ。それが悪いと言ってるんじゃなくて、そんな事くらい野党の時にも分かっているだろう、と言いたいのだ。自分が政権を獲れば態度を変えなければならないのが分かり切っているような事でも、野党の時は平気で無責任に言いたい放題だったということであり、まるで社民党と一緒だ。

この機密費に限らず、いくら民主主義とは言え、なんでもかんでも国民にオープンにすればいいってものじゃない。だって、国民ったって、みんなが良識ある訳じゃなく、中国や朝鮮の奴隷である社民党のみたいなんだっているんだから、バカみたいに何でもかんでもオープンにしたりすると、国益を損なってしまう。社民党が大好きな中国や朝鮮なんか、基本的に何もかも隠しているんだし、日本だけがバカみたいに何でもかんでもオープンにしてたら、大変な事になるぞ。

これは外交機密文書についても言えることだ。岡田外相は、核兵器を搭載した米軍の艦船の日本通過・寄港を黙認してきた核密約の存在を認める方針を固め、密約の全容解明に向けた有識者による第三者委員会を設置するらしいが、全く理解できない。アメリカとの間で密約があったかどうかなんて、常識有る人間なら、誰が考えたって、密約があるのが当然じゃないか。アメリカの艦船が核兵器を日本に持ち込まないとしたら、一体どうやって日本を中国から守るんだ?日本が自分で核武装しないんなら、アメリカの核に頼るしかないだろう。そんな事くらい、小学生でも分かる。それをバカみたいに一体何を解明するというのだ?そんなアホな事をしてたら、日米同盟にヒビが入るだけだぞ。もちろん、日米同盟を見直して、独自で核武装するという腹決めをすると言うのなら、それはそれでもいいけど、そんな覚悟があるわけがないんだから、アホな事はしない方がいい。

民主党は、旧社会党から流れてきたような連中もいるから、党内におかしなのがいるのは仕方ないけど、主導権を握っている保守派の人間くらい、もうちょっとまともになって欲しいぞ。

(2009.11.21)



〜おしまい〜





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