舛添新党

〜 遂に立ち上がったぞ 〜



平沼新党に続き、舛添新党が誕生する事になった。遂にというか、やっとと言うか。

(石材店)「平沼新党には批判的でしたが、今度はどうですか?」
(幹事長)「あんな爺さん新党と違って、今回は期待したいぞ」


舛添は、マスコミ各社の世論調査で「首相にふさわしい政治家」のトップに挙げられる人気を誇るが、今回の新党旗揚げは、あんまり順調なスタートとは言えない

彼は以前から自民党の現状に危機感を抱き、執行部に対する批判を続けていたんだけど、自民党執行部には危機感が無いのか、全然生まれ変わろうとする姿勢が見えない。それに苛立った舛添は、新党結成をちらつかせながら批判を続けた。そのため、自民党内からは批判が続出してて、「オオカミ中年」とか「離党すべきだ」なんて声が相次ぎ、行き場を失っていたのが現状だ。離党勧告を含む厳しい処分を求める声も強まっていたし、「振り上げた拳を下ろせなくなって新党に走った」とか「注目を集めすぎて引っ込みがつかなくなったのでは」という冷ややかな見方が多い。

そのため、同調する議員も広がりを見せていない。今のところ、舛添新党のメンバーは、政党要件である現職国会議員5人は確保したとは言え、自民党で参院選の公認選考に漏れたベテラン議員や、自民党と国会会派を組む改革クラブで改選期を迎える参院議員が中心だ。はっきり言って、参加者はみんな、舛添人気にあやかって選挙に勝とうと思っている連中ばかりだ。失うものの無い用無しばかりだ。どう見ても、新たな政治勢力の結集とは言えず、「自民党からあぶれた議員の互助会だ」なんて笑われたりしている。

しかーし!これは、仕方ない。だって自民党は、いつまで経っても生まれ変わろうとしないんだもーん

民主党政権が誕生するまでは、長年の自民党支配による旧弊の打破を期待して、小沢一郎に賭けてたんだけど、鳩山のバカボンなんかを首相にしたため、こら失敗間違いないぞ、って思ってたら、案の定、支離滅裂の幼稚園内閣となり、日本の政治は目茶苦茶になってしまった。
これを立て直すには、道は2つあって、
 @小沢がさっさと鳩山バカボン首相の首を切り、菅でも岡田でも誰でもいいから新しい首相を作るか、
 A新しく生まれ変わった自民党が政権を奪回するか、
だ。菅でも岡田でも前原でも、鳩山バカボンよりは5万倍はマシだと思うけど、でも政策を聞いていると、圧倒的に舛添がまともな事を言ってるので、ここは舛添新首相でいってもらいたいところだ。

ところが、自民党はぜーんぜん生まれ変わろうとしない。なぜ、何の期待も持てない年寄りどもを一掃して、若手主体に生まれ変わらないのか。それは、年寄りどもが実権を握って離さないからだ。これでは自民党の再生はあり得ない。誰の目から見ても、それが明らかなために、せっかく民主党の支持率が激減しているのに、自民党の支持率も一向に上昇せず、無党派層ばかり増えている

舛添新党には、他のメンバーはカスでもクズでもゴミでも何でもいいから、とにかく舛添が力を発揮できるだけの議席数を取って、発言力を持って欲しい。

自民党は舛添の新党結成に冷ややかな態度だが、ただでさえ支持率がじり貧状態なのに、これでますます人気は無くなっていくぞ。分かってるのかなあ。

(2010.4.22)



〜おしまい〜





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