白鵬の連勝ストップ

〜 強いライバルの出現を期待 〜



大相撲九州場所の2日目、横綱白鵬稀勢の里に破れ、遂に連勝記録63ストップした

(石材店)「白鵬をあんまり好きじゃない幹事長の感想は?」
(幹事長)「ま、よろしかったんじゃないですか」


あんまり好きじゃないからっていう理由で白鵬の記録にケチはつけたくないけど、彼の連勝記録は、それほど価値のあるものではない。なぜなら、今、白鵬には強いライバルがいないからだ。大横綱朝青龍が2月に辞めさせられて以来、白鵬に勝つような強い力士がいなくなったというだけの理由で築き上げた連勝記録だ。朝青龍が訳の分からない理由で辞めさせられたりしなかったなら、決して達成できなかった連勝記録だ。なので、63連勝って言ったって、そんなに価値があるものではない。

(石材店)「今だに朝青龍びいきですか。もう、すっかり過去の人ですよ」
(幹事長)「朝青龍がいないから、白鵬が連勝街道まっしぐらでも客席はガラガラじゃないか」


せっかくの連勝ストップの大一番なのに、ほんと、客席はガラガラだ。白鵬だけが勝ち続ける相撲なんて、あんまり面白くはないだろう。それに、白鵬も強いかもしれないが、朝青龍のような迫力には欠けるよなあ。

(石材店)「でも今は、白鵬の連勝だけが大相撲の目玉だから、連勝がストップしたら興行的には痛手でしょう」
(幹事長)「だからと言って、双葉山の69連勝を台無しにしたら、いかんぞ」


双葉山の69連勝てのは、驚異的にすごい記録だ。それを、白鵬ごときが強いライバルがいない間にコソコソと追い抜いたりしたら、双葉山の69連勝という大記録が台無しになっちゃうぞ。

(石材店)「いくら強い相手がいなくても、連勝を続けるってのは大変ですよ。
       幹事長の大好きな朝青龍も35連勝しかしてないし」
(幹事長)「確かに、取りこぼしが無いってのは集中力も必要だし、すごいとは思うけど、
       双葉山と一緒にしちゃあいけないよ」


なんちゅうても双葉山の記録は、年2場所の時代のものであり、なんと彼はまる3年間負けが無かったのだ。それに比べて白鵬の63連勝なんて1年もかかったない。

それから、白鵬を破ったのが稀勢の里ってのも嬉しい。こいつ、もう随分前から日本人力士のホープと言うか、外国人力士に対する日本人力士の最後の希望の星として期待を背負ってきた。それなのに、なんかしらんがパッとせず、いつまで経ってもうだつが上がらない。上位力士に勝つことは多いんだけど、下位力士によく負けて、いつまで経っても大関になれない。しかし、上位力士と対戦する時の気合いは十分で、何かやってくれるかもしれないって言う期待感はあった。今回の白鵬戦での勝利をきっかけに、大きく成長してもらいぞ
それに、稀勢の里に限らず、白鵬を脅かすような存在が、もっと出てこなければ大相撲は盛り上がらない。把瑠都にしても琴欧洲にしても、一時は相撲界を席巻するかのような圧倒的な強さを見せていたが、いつの間にか影が薄くなってしまった。なぜか長続きしない。

(幹事長)「ちっとは白鵬を見習えよ!」
(石材店)「白鵬を評価してますやん!」


(2010.11.15)



〜おしまい〜





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