サッカー・アジアカップ優勝

〜 今後が期待できるぞ! 〜



カタールのドーハで開催されていたサッカーアジアカップ日本が優勝した

(石材店)「結構、厳しい試合が多かったですけど、結果的には底力を見せてくれましたね」
(幹事長)「いやあ、ほんとほんと。結果的には順当な結末みたいだけど、かなり際どかったよなあ」


結果だけ見れば、去年のワールドカップに出場した日本、オーストラリア、韓国がベスト4に進出しワールドカップでベスト16に進んだ日本が優勝したのは順当のように見える
しかし、韓国とオーストラリアがベスト4に進んだのはともかく、日本は決して楽勝だったわけではない

予選リーグ初戦では、いきなりヨルダン相手に負けかけて、試合終了間際にかろうじて同点に追いついて命拾いした。まあ、この試合のヨルダンの先制点は、なんでもないショボいシュートがブロックしようとした吉田の足に当たってコースが変わってゴールになったものであり、運が悪かったものだけど、それにしても終了間際まで得点できなかったのが苦戦の原因だ。ヨルダン相手の苦戦に、さすがに先行きに暗雲が立ちこめたが、なんとか引き分けたことで微かな光も見えた。

第2戦シリア戦は、せっかっく先取点を取ったのに、明らかな中東びいきの審判によってゴールキーパー川島が一発退場となり、そのPKを決められて同点に追いつかれた。あの審判は、確信犯なのか誤審なのか分からないが、あまりにもひどい判定だ。ただし、その後、そのPKとバランスを取るかのように、日本にもPKが与えられ、結局は勝ち越して逃げ切った。PKで言えば、お互いに1つづつくれたからいいようなものの、しかし川島が一発退場になって日本は10人になったのだから、明らかに不利な展開だった。その不利な展開から勝ち越して逃げ切ったのは大いに評価できるが、危ない試合だったのは事実だ。

第3戦は、2連敗で予選リーグ敗退が決まっていたサウジアラビアが相手だったため、ボロ勝ちした。アジアカップだろうがワールドカップだろうが、予選敗退が決まったチームってのはモチベーションを維持するのが難しく、辛い試合を強いられるのが普通だが、それにしても今回のサウジアラビアのやる気の無さは特筆すべきものだった。見ていて楽しいと言えば楽しい試合で、今大会で唯一楽な試合だったけど、なんの収穫も得られない消化試合だった。サウジアラビアは予選リーグ敗退が決まっていたから手を抜いてアホみたいに弱かったとも言えるが、そもそもヨルダンとシリアに2連敗したから予選リーグで敗退したのだから、やっぱり弱かったのだ。大会前は、サウジアラビアの監督は日本なんて眼中にないみたいな強気な発言をしていたけど、甘かったな。

予選リーグを突破してベスト8に進んで準々決勝で当たったのは、なんと地元カタールで、いきなり先取点を奪われた。これは相手が見事とも言えるし、日本が甘かったとも言える。ただし、その後、日本はすぐに追いつき、そのまま後半戦に入る。ここまでは、まだ良かったけど、その後は予選リーグ以上に露骨なカタールびいきの審判にやられた。吉田がこの日2枚目のイエローカードをもらって退場になってしまったのだ。そのため、日本は、またしても10人での戦いを強いられた。しかも、このプレーのFKで勝ち越し点を取られてしまうのだ。このFKの原因となる吉田のファウルは、いくらなんでも、ひどい判定だ。なんであれが日本のファウルなんだ?ただし、そのFK自体は、まことにショボいものだった。にも関わらず、なんでか知らんが、川島はゴールを許してしまう。よく見えなかったのかもしれないが、それにしても、カスみたいなゴールだった。今大会で神業的に大活躍した川島だけど、あの時は、あまりにもヘボかった。ただし、その後の日本は10人になったにも関わらず、見事に2点を取り返して逆転勝利した。本当に逞しい日本チームだった。しかし、危なかったのは言うまでもない。

次の準決勝韓国戦は、中東のチームが相手ではなかったので、今大会、初めて審判の不公平が無いだろうと期待したのだけど、なぜかいきなり韓国にPKが与えられる。どう見ても、あれはPKになるようなプレーではないぞ。韓国相手に先取点を許すという非常に厳しい展開となったけど、試合ごとに逞しくなる日本は、この試合も前半のうちに追いつく。そして互角のまま延長戦に入り、今度は日本にPKが与えられた。このPKに、目立ちたがり屋の本田が有無を言わさず蹴ったが、なんとヘボいキックでキーパーに阻まれてしまった。そのこぼれ玉を細貝が蹴りこんだからリードしたものの、本田のPKは、最近、ミスが多いなあ。で、そのまま、なんとか逃げ切れるかと思ったら、DFを1人増やして逃げ切りを図ったのが裏目に出て、かえってディフェンス陣が混乱して韓国に同点にされてしまった。そして、川島の奇跡のセーブが連発されたPKでなんとか勝利した。この時の川島は、なんか神がかり的だった。それにしても、韓国は簡単には勝たせてくれない。根性あるなあ。その韓国にPK戦とは言え勝ったのは、本当に喜ばしい。

そして最後のオーストラリアとの決勝は、はっきり言って終始押され気味で、危ないシュートを何本もくらった。この試合でも川島は大活躍で、川島のおかげで勝ったとも言える。日本もオーストラリアの半分くらいはシュートを打ったけど、あんまり際どいシュートは少なかった。そして、そのまま、またPK戦になるかなあ、PK戦になったら韓国との試合で圧勝したから、どっちかと言うと有利かなあ、なんて思っていたら、長友の見事のクロスで決勝点を奪い、そのまま逃げ切った。長友すごいよなあ。ワールドカップの後、イタリアへ行ったけど、いきなり大活躍で、ずうっとスタメンでフル出場している。そして、なんとこのたび、強豪インテルに移籍するらしい。あまりにもすごい。凄すぎる。ただ、弱いチェゼーナだからスタメンフル出場を続けてきたけど、インテルなんかに行っちゃったら、なかなか試合に出られないかも。ちょっと心配。

このように振り返って見れば、中東の国とは、客観的に見て力は明らかに日本の方が上だったけど、審判のえこひいきもあり、いずれも簡単には勝たせてくれなかったし、韓国戦とオーストラリア戦は、どっちが勝ってもおかしくない試合だった。日本が優勝したのは運が良かったとまでは言わないが、たまたまそうなった、という事だ。
もちろん、ベスト4の顔ぶれを見ても分かるように、たまたま勝ち進むには、ベースとしての力量は必要であり、例えば、中国なんかは、何が起きたって、たまたまベスト4に進めるような力は無い。ぜんぜん無い。弱い。ボロクソに弱い。アホだ。徹底的にアホだ。中国って、アホみたいに沢山の人口を抱え、集中的に金を次ぎこんで鍛え上げ、どんなスポーツでも世界トップに上り詰めようとしているけど、なぜかいつまで経ってもサッカーは弱いなあ。軍備強化ばっかりやってるからかなあ。他国侵略ばっかりやってるからかなあ。チベット人やウイグル人を弾圧ばかりしてるからかなあ。

それにしても、ベスト4に中東の国が1つも残らなかったのも、時代の流れを感じさせる。かつてはアジアのサッカーと言えば、イラン、イラク、サウジアラビアなんかが強豪だったけど、去年のワールドカップでもアジアから出場したのは日本、オーストラリア、韓国、北朝鮮だった。アジアのサッカーの強豪国は、すっかり東アジアに移ってしまった。もちろん、東アジアでも中国はクソ弱いけど。
また、中東の中でも、日本が予選リーグで当たった中東3ヵ国のうち、ヨルダンとシリアは結構、強かった。ヨルダンやシリアなんて、これまで眼中に無かったと言ってもいいけど、侮れない。さらに地元カタールは強かった。審判の強烈なえこひいきがあったとは言え、はっきり言って、うまい選手が多かった。ただ、大半の選手が外国からの帰化人であり、いったいどこがカタールのチームなんだ、という感じはあるけど。

てな事で、結果的に厳しい戦いの連続で日本が優勝した事もあり、今回のアジアカップは本当に面白かった。これまでアジアカップって、なんとなくローカルな大会でパッとしなかったけど、今回は面白かったなあ。


それから、中沢や闘莉王がいないチームって、すごく不安があったけど、どんどんメンバーが入れ替わってきた日本チームも、今後が大いに期待できるなあ。ザッケローニの采配が良かったのかどうか、それはまだ分からないが、次のワールドカップに向けて大いに期待できるぞ。これからが楽しみだ!

(石材店)「楽しみなのはいいですけど、テレビ見過ぎて睡眠不足でマラソンの練習が手抜きになってませんか?」
(幹事長)「サッカー見過ぎというより、青森の寮のトレーニングルームのランニングマシーンが故障してなあ。
       外は雪が降り積もっているから、今、練習が全然できないんよ」
(石材店)「毎週末は高松に帰ってきてるんだから、高松でいっぱい走って下さい」
(幹事長)「青森ほどではないけど、高松も、こう寒くては、なかなか外へ走りに出る勇気が出なくてなあ」
(石材店)「去年の夏は、暑くて練習できないって言ってましたよね。
       暑けりゃ暑いで練習サボり、寒けりゃ寒いで練習サボり、丸亀マラソンまで1週間も無いのに、どうするんですか!」


3年振りに選手として出場する丸亀マラソンだけど、ほんと、不安でいっぱい!

(2011.1.31)



〜おしまい〜





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