女子W杯で日本が優勝

〜 素晴らし過ぎる! 〜



ドイツで開催されているサッカー女子ワールドカップの決勝で、日本が世界最強のアメリカを破って初優勝してしまった
期待はしていたけど、まさか本当に優勝するなんて、あまりに嬉し過ぎる!

(石材店)「ほんとに、すごいですよねえ」
(幹事長)「菅バカ首相の記事なんか書く気がしないよなあ」


ドイツに勝って4強入りした後は、次の相手は予想通りスウェーデンとなり、この試合は先取点は取られたものの、すぐに追いつき、終わってみれば3対1のスカッとする試合だった。
一方、世界最強のアメリカは、予想通り準々決勝でブラジルに苦戦し、PK戦でなんとか勝ち上がったが、準決勝はフランス相手に3対1で快勝した。
予選リーグから準々決勝、準決勝と、だんだん調子を上げてきて、決勝戦に照準を合わせてくるところなど、まさに王者の貫禄であった。
日本も、体の大きなチームに対しては、イングランド戦に負けた後は、万全の対策で、ドイツ、スウェーデンに勝ち、こちらも調子を上げてきた。

で、もしかしたら好試合になるかも、って事で、眠い目をこすりながら深夜に起きてテレビの前に陣取る。
ところが、いざ試合が始まってみると、やはりアメリカは強かった。ドイツやスウェーデンに通用したパスサッカーが通用しない。パスが全然、通らず、ことごとく奪われてしまう。アメリカは体が大きいくせに動きが速く、走るスピードでも明らかに負けてしまい、全く歯が立たない状態。危ないシュートを次から次へと打たれるが、キーパーの好セーブもあったにせよ、ゴールポストに当たるなどのラッキーによって、かろうじて失点しないまま前半を終えた。でも、前半を見る限りでは、負けるのは時間の問題って感じだった。
そして後半、一瞬の速攻により、きれいに先取点を取られてしまった。この場面も、相手の足の速さについていけず、またシュートが強烈で、かつコースも素晴らしかったので、キーパーは責められない。明らかにアメリカ選手の個々の力の差を見せつけられた。

さすがに日本の健闘もここまでか、まあ、しかし、ここまで良く戦ってきたじゃないか、ご苦労さんだよ、なんて思って諦めながら残りの時間を見ていたんだけど、前半から突っ走っていたアメリカが、明らかに疲労から動きが鈍くなってきた。露骨に逃げ切ろうと時間稼ぎしているし、終盤は、なんとなく互角っぽい雰囲気になってきた。そして、なんと後半終了まで残り10分てところで、相手ゴール前の混戦から宮間が同点弾を蹴りこんだ。混戦からの得点とは言え、なかなか難しいキックだった。お見事だぞ。

そして、そのまま延長に入り再び先取点を許し、もう時間も無いし、さすがに、いくらなんでも日本の大健闘もここまでだよな、だが、しかし、ここまで本当に良く戦ってきたじゃないか、本当にご苦労さんだよ、なんて思って完璧に諦めて残りの時間を見ていたら、なんと後半終了まで3分てとこで、コーナーキックから沢が芸術的な同点ゴールを決めた。さすがに、もう驚愕だよ。本当にすごい。凄すぎる。思わずテレビの前で正座してしまったよ。

終了直前には、日本ゴール前での絶体絶命のピンチをレッドカードをもらいながらも身を挺した死守でしのぎ、PK戦に突入
こうなると、崖っぷちから2回も蘇った日本の方が精神的に圧倒的に有利だ。日本は、失うものも無いし、勝てば儲けもの、って感じだったけど、アメリカは精神的に追いつめられていた。2回も勝ったと思って逃げ切りの態勢に入っていたのを引きずり下ろされたんだもんなあ。
で、その精神的な余裕の差が露骨に出て、PK戦で圧勝した

いやあ、本当に感激しちゃったよ。すごい。凄すぎる。
日本はFIFA世界ランキングでアメリカ、ドイツ、ブラジルに次ぐ4位とは言え、過去アメリカとは24戦して1勝もできてなかった。まあ、ドイツにも勝ったことなかったけど。その初勝利を、ワールドカップの決勝戦で成し遂げるなんて、劇的すぎるよなあ。

こういうのを見てると、男子サッカーも頑張って欲しいよなあ。もちろん、男子と女子では、あまりにレベルが違いすぎるし、男子の方は、世界中の国が力を入れているから、層の厚さも極端に違う。テニスも同じではある。
だが、しかし、女子サッカーは、プロと言ったって、みんなアルバイトしながらなんとか生活しているような状況だ。大したことない選手でも、Jリーグでそこそこの給料をもらえる男子に比べれば、その境遇は極めて厳しい。その中で必死で練習して強くなってきた女子のハングリー精神が、最近の男子には欠けているような気がする

(石材店)「ハングリー精神のかけらも持ち合わせていない幹事長のお言葉とは思えませんねえ」
(幹事長)「すんません」


なんにしても、菅バカ首相の迷走で日本社会が壊れ始めている状況を、この女子サッカーの快挙により打開される事を期待したいぞ。

(2011.7.18)



〜おしまい〜





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