非情な中国人

〜 人間失格だ! 〜



信じられないニュースがあった。中国で、ひき逃げされた2歳の女の子が血を流しながら倒れて苦しんでいる横を、18人もの人達が次々と通りかかりながら、みーんな無視して通り過ぎていったという話だ。その結果、その女の子は別の車に再びひかれてしまい、意識不明の重体になったのだ。あまりの事に呆然というか、怒り爆発!
知らない人も多いだろうから、その記事を引用する。


中国広東省仏山市の路上で10月13日、2歳の女児が車にひき逃げされたのに、通りかかった18人が助けようとせず、女児は別の車にひかれてしまった。女児はその後、病院に運ばれたが、意識不明の状態。地元テレビ局が放送した現場の防犯ビデオの映像には、路上に倒れて苦しむ女児をよけたり、バイクを止めてのぞき込んだ後に通り過ぎたりする人々の姿があり、「物質的に豊かになった半面で人心が失われた」「社会の道徳心は地に落ちた」との嘆きが中国全土に広がっている。

事故は、仏山市南海区の金属製品の卸問屋が並ぶ狭い路地で起きた。ビデオ映像や現地からの報道によると、13日午後5時半ごろ、道路を横切ろうとした女児を白いワゴン車が右側前輪でひき、そのまま逃走。倒れた女児は手を動かすなど助けを求めていたが、別のトラックにひかれ、救助されるまでの数分間、18人がバイクや徒歩で横を通りすぎた。

インターネットの中国版ツイッター「微博」上では、この18人に対し「冷血動物だ」などの批判が殺到。「発展とともに私たちの社会の中に(面倒なことに関わりたくないという)計算や欺く気持ちが広がっている」と社会道徳の崩壊を嘆く声が圧倒的多数を占めた。

2番目にひいた男は13日に、最初の男も16日に逮捕された。調べに対し、自首した男は「物をひいたと思ったが、子供とは思わなかった」と供述。

女児は人工呼吸器につながれた状態。母親は「最初にひかれた時に誰かが通報してくれていれば」と心情を吐露。事故直後、父親が近所に情報を求める張り紙を掲載し、自分の携帯電話番号を記したところ、「カネは払うが捕まりたくない」「1万元でどうだ」などと犯人を装ったいたずら電話も複数あったといい、家族は二重の苦しみに遭っている。


(石材店)「すごいですねえ。さすがは中国ですねえ」
(幹事長)「有り得ないだろ?日本で有り得ないだけでなく、世界中で、こんな事が起きるのは中国だけだぞ」


たぶん北朝鮮でも起きないんじゃないか?これは、もう、モラルとか倫理という次元の話ではない。ひき逃げした2台の車はもちろんだけど、無視して通り過ぎていった人も、立派な犯罪だぞ!人心荒廃なんてレベルではない。もう完全に人間ではない!

この事件の背景として、2006年に江蘇省南京で起きた事件を指摘する意見もある。
その事件とは、
街で転倒した老人を若い男性が善意で助け起こして病院に搬送したのに、逆に老人から「この男に突き落とされて骨折した」と訴えられてしまい、あろうことか裁判所は「自分で突き倒したのではなければ、助け起こさなかっただろう」って推論して、有罪判決を下して損害賠償金を払わされる羽目になった。
という事件だ。中国には善意で人を助けるような人はいないっていう事を前提にした判決だ。中国の裁判官は「中国人に善意なんかある訳ない」と信じているのだ。まあ、それは当たっているかもしれない。中国人に善意なんかある訳ないから助けている人こそが犯人なのか、それとも、助けると犯人にされてしまうから助けないのか、ニワトリと卵で、どっちが始めか分からないけど、現実問題として中国人には善意が無いのは真実だろう。だから仮に潜在的には善意があったとしても、「善意を逆手にとられてしまうような社会では、関わらない方がましだ」と思うこともあるのかもしれない。

でも、しかし、やっぱり、2歳の女の子が血を流して倒れて苦しんでいるのを横目で見ながら通り過ぎるなんて、有り得ないぞ!そんな現場に遭遇したら、まず「関わり合いになりたくないな」なんて考える余裕なんかなく、すぐさま反射的に助けるのが普通の人間じゃないか?日本人なら、ほとんどの人がそうするだろ?

以前、四川省大地震が起きたとき、校舎が潰れた小学校では、子供達を放っておいて、まず先生どもが我れ先に逃げたらしい。中国では、それが当然らしい。日本なら、いくらモラル低下が激しい日本の教育現場と言えども、まずは子供達を助けるだろう。日本人なら、誰の子供であれ、まずは大人が犠牲になっても子供達を助けるだろう。そんなん当たり前すぎて疑ったこともない。それが中国では全く違う。自分さえ助かれば、子供であれ他人は死んでも平気だ。中国人は、そういう民族だ。そういう人種だ。そういう国だ。
こんな国が隣にあったんじゃ、ほんと怖くて眠れないよー!アメリカでもロシアでもいいから、早くあの国に大量の核兵器をぶち込んで殲滅してくれーっ!!

(2011.10.18)



〜おしまい〜





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