消費税増税法成立

〜 目障りな政治的駆け引き 〜



消費税の増税を柱とする社会保障・税一体改革関連法がようやく成立した。完全に破綻している財政を考えれば、大幅な消費税増税しか日本を救う手だては無い。有り得ない。そうでなけりゃギリシアみたいになるしかない。分かり切ったことだ。8%とか10%とか小手先の増税じゃなく、ヨーロッパ各国のように20%程度は必要だろう。もちろん、自分の事しか考えないアホな国民は増税には反対だ。ギリシアだって国が破綻し掛かっているのに、自分の事しか考えずに改革に反対している国民が半分もいる。どこの国だって同じだ。
しかし、選挙の得票だけを考えてバカな国民に迎合する政治家というは、もう犯罪者と言ってもいいだろう。多くの国民の反対を説得したり押し切ったりして財政を立て直すのが政治家の責任だ。家族がカードローン地獄に陥っていたら、対策を講じるのが当然だろう。赤字を垂れ流して破産するまで待つのは無責任きわまりない。消費税増税に反対して、財政をどう立て直すと言うのだ?生活保護も何もかも止めてしまって支出を大幅に削減するというのなら分かる。それはそれで1つの道だろう。社会保障は全て自己責任でやれ、と。そういう事なら僕も大賛成だ。しかし、消費税増税に反対している政治家は、みんな社会保障も大事だ、なんて矛盾だらけの事を言っている。あまりにも無責任すぎる。
別に、社民党みたいな泡沫政党が無責任に喚き散らすのは仕方ない。あいつら無能だから喚き散らす事しか出来ないから。中国の手先だし、社会的に抹殺したいくらいだが、放っておいても大した害はない。しかし、これが民主党の内部とか自民党になると話は別だ。

政治家としての理念も何もかも捨て去って見苦しく自分の権力だけを追い求めている小沢一郎の行動は国家に対する反逆とも言えるもので、許し難いが、他にも自分だけが選挙に勝ちたいというだけで、しつこく消費税増税に反対している民主党員がいるのが許せない。

しかし、それ以上に呆れかえるのが自民党の対応だ。消費税増税の必要性を一番分かっているのが自民党だったはずだ。野田政権が消費税増税に突き進むはるか昔から自民党は消費税増税を訴えていたはずだ。だからこそ、一度は民主党に協力して一緒になって消費税増税を進めてきたはずだ。ところが、ここへきて急に選挙目当てに非協力の姿勢を打ち出した。もう支離滅裂だ。政治家の理念も無ければ、国家の事をこれっぽっちも考えない行動だ。民主党も自民党も、所詮は国のことより自分の事しか考えない犯罪者の集団だったのか。

と怒り狂っていたのだけど、最終的には野田首相が「近いうちに解散する」なんていう変な約束をしたことで妥協し、なんとか法案が成立した。まずは目出たし目出たし。

しかし、それにしても、この終盤のゴタゴタは見ていて腹が立つ。せっかくオリンピックで盛り上がっているところに、こんな鬱陶しい騒ぎを起こされると、腹が立つ。オリンピックの嬉しいニュースを見ようと思ってテレビをつけても、こんな腹立たしい騒ぎが報じられていると興ざめだ。そんなものは見たくもない。慌ててチャンネルを変えている。
アホな政治家どもは、国民の楽しみを奪うなっ!アホな騒ぎを起こすなっ!目障りだっ!消えてしまえっ!ぜいぜい・・・。



(石材店)「ところで女子レスリングは圧勝でしたね」
(幹事長)「いやあ、凄すぎて呆れかえるなあ」


柔道と並んで大会前から期待されていたとはいえ、重圧にもめげず期待に見事に応えて4種目中3種目で金メダルだなんて、もう凄すぎる。ここまで負け続けだった日本を最後に救ったって感じ。柔道男子の選手も、ちっとは見習え!

まだ大会は終わってないから、結論を出すには早いけど、柔道と体操以外は予想以上の健闘と言って良いだろう。レスリング以外は銀メダルと銅メダルばかりとは言え、色んな競技で予想外の銀メダルや銅メダルを取っている。ボクシングのミドル級も決勝に進んだし。
でも、やはり最後の楽しみは男子マラソンだ。女子マラソンの轍を踏まず、なんとか藤原に頑張って欲しいぞ!

(2012.8.10)



〜おしまい〜





独り言のメニューへ