婚外子相続差別違憲判決

〜 相続自体を廃止すべきだ 〜



婚外子、すなわち結婚していない男女間に生まれた子供の遺産相続分を、法律上の夫婦の子の半分とする民法の規定が、憲法に違反するかどうかが争われた裁判で、最高裁大法廷が「規定の合理的な根拠は失われており、法の下の平等を保障した憲法に違反する」との決定を出した。1995年には合憲だと言っていた判例を見直したのだ。
その理由として、最高裁は「婚姻や家族の在り方に対する国民の意識の多様化が大きく進んでいる。家族の中で個人の尊重がより明確に認識されてきた。子に選択の余地がない事柄を理由に不利益を及ぼすことは許されないとの考え方が確立されてきている」なんて言っている。

(石材店)「保守的な幹事長としては言いたい事があるんじゃないですか?」
(幹事長)「私が保守的な愛国主義者だというのは大きな誤解だな。
       私が中国人や朝鮮人が大嫌いなのは保守的愛国主義者だからじゃなくて、単に中国人や朝鮮人どもが疫病を撒き散らす害虫だからであり、
       その中国人や朝鮮人と一緒になって日本を内部から腐らそうとする社民党やマスコミや弁護士どもや反原発派どもがっ・・・」
(石材店)「わかりましたっ!もう、いいですっ!」


日本の民法に規定された婚外子への差別に対しては、国際的にも批判が大きい。しかし、そもそも欧米では、かつては婚外子の相続は全く認められていなかった。それに対して日本は、明治時代から半分は認められていたのだから、欧米のアホどもにとやかく言われる筋合いはない。ドイツやフランスが差別規定を廃止したのは、僅か10年ちょっと前の事だ。
独善的な欧米のアホどもは、自分の過去は棚に上げて、なんでもかんでも口を挟んでくる。100%内政の問題なのに、よくもまあ厚かましく言いがかりを付けてくるもんだ。捕鯨問題もそうだし、中国や朝鮮への侵略についても同じだ。全部、欧米のアホどもがやっていた事を、今になって日本を非難する。

(幹事長)「中国人なんか、あのとき全員抹殺すれば良かったんだ!」
(石材店)「何の話してるんですか!」


日本にも、民法の婚外子差別の規定を批判する考えの人は、昔から大勢いた。それなのに、これまで民法が改定されなかったのは、婚外子差別を支持する人も多かったためだ。婚外子差別を撤廃してしまうと、結婚の重要性が薄れ、日本社会の根幹をなす家族というものが崩壊していくのではないか、という意見だ。国会で圧倒的な多数を占める自民党は伝統的な家族観を重視する人が多く、まだまだどうなるかは分からない。

(石材店)「で、幹事長はどうなんですか?」
(幹事長)「だから私は中国人と朝鮮人が嫌いなアナキストだ」


個人的にはリベラルという言葉も好きなんだけど、日本でリベラルなんて言葉を使うと、知能の低い社民党や独善的な弁護士どもと同じだと思われるので、人前では禁句だ。
いずれにしても、アナキストで、かつ骨の髄までアメリカナイズされた私に保守愛国という言葉は有り得ない。

で、このたびの婚外子差別の問題に対するスタンスとしては、どっちの立場とも違う。

(幹事長)「私は、そもそも、遺産相続という制度自体が許せない」
(石材店)「予想外の発言ですねえ」


婚外子差別の撤廃を叫んできた、世の中の自称リベラルのアホどもは、遺産相続という不合理性に気づいてないのか?それが信じられない。遺産相続とは、つまり、親の資産が無条件に子供に受け継がれていくことだ。簡単に言えば、金持ちの子供は生まれながらに金持ちになり、貧乏人の子供が貧乏から脱出するには大変な苦労をする、という極めて不平等な制度だ。なんで、こなな理不尽な事が許されるんだ。
婚外子差別の撤廃を叫んできた、世の中の自称リベラルのアホどもは、婚外子というだけで生まれながらにして差別されている、なんて叫んでいる。婚外子差別の撤廃を叫んできた、世の中の自称リベラルのアホどもは、子供は親を選べないんだから、差別するべきではない、なんて叫んでいる。それなら、そもそも遺産相続なんて制度自体がおかしいだろ?そうだろ?こんな簡単な理屈が分からないのか?婚外子差別の撤廃を叫んできた、世の中の自称リベラルのアホどもは、そんな事も分からないほどアホなのか?アホなんだろうな。

断っておくが、私は結果の平等主義者ではない。誰もが努力すべきであり、怠慢の結果、貧乏になった人間を救う必要は無いと考える。本当にやむを得ない事情の人は別として、若い頃にロクに努力もしなかった人間に生活保護を恵んでやる必要は無いと思う。
しかし、子供は別だ。子供は違う。子供は関係ない。どんなに怠惰で貧乏な親の子供であっても子供に責任は無い。子供に罪は無い。子供は徹底的に平等であるべきだ。機会は均等であるべきだ。子供の機会は徹底的に平等であるべきだ

なので、生まれつき不平等な遺産相続という制度は許せない。死んだ人の遺産は、全て国家が没収すべきだと考える。そして、その金は全て子供に平等に使うべきだ。子供の生活費、教育費なんかは、全て無料にすべきだ。子供は単に親だけのものではなく、国民全体のものだ。国民全体で育てるべきだ。

(石材店)「それってアナキストの思想なんですか?」
(幹事長)「アナキストって、社会主義的アナキズムから個人主義的無政府主義まで幅広いのよ」


なんでもいいから、生まれつき不公平な世の中は、なんとかしてくれ!

(2013.9.5)



〜おしまい〜





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