東京都知事選挙

〜 亡霊細川の哀れな末路 〜



東京都知事選挙が行われ、元厚生労働大臣の舛添氏が当選した

(石材店)「嬉しいですか?」
(幹事長)「嬉しいと言うより、まずは、ほっとしましたな」


舛添氏については、そんなに好きというほどではないが、決して嫌いではない。政治家としては悪くないと思う。今になって思えば、あんな形で自民党を飛び出すんじゃなくて、自民党の中で改革を進めて欲しかった。まあ、あの時は「自民党の役割は終わった。新しい政治勢力を作る時だ」っていう雰囲気だったので、自民党を飛び出した彼に声援を送りたい気持ちはあった。だが、結果的には失敗だった。民主党お子様政権が日本を滅茶滅茶にしたもんだから、ほとんど改革が進まなかったにもかかわらず自民党が復帰してしまったもんなあ。確かに維新とか新しい政治勢力も出てきたが、舛添氏の新党改革は余りにもインパクトが無く、全く相手にされなかった。今回、都知事として復活できたが、彼の能力を考えれば、都知事なんかじゃなくて国政の場で活躍して欲しい。東京は他の府県とは違うとは言え、それでも一地方の首長だ。派手なようで、実は大した事はできない。今度の都知事選挙では東京オリンピックの成功ってのが大きな話題になったが、どう考えても、たかがオリンピックだ。彼の能力が生かし切れるほどの課題ではない。

ま、しかし、何はともあれ認知症老人の細川バカ殿が当選しなくて良かった。あんなゾンビが当選したりしたら、いくら東京の問題と言えども、全国的に色んな悪影響が出てきそうだった。
それにしても細川老人は本気で当選できると思ったのだろうか。思ったのだろうな。そこが認知症なんだよなあ。反自民党反原子力のアホマスコミは、細川の当選を熱望していたようだが、残念ながら細川のネームバリューはマスコミが期待していたほど大した事はなかった。このギャップはどこから来るのか、と言えば、単に、若い人たちは細川なんて知らないっていう事実だ。
細川認知症老人が首相になったのは20年も前の話で、当時30歳代だった私なんかは熱狂したけど、今40歳以下の人たちは何の関心も無かったはずだ。だから、今頃墓場から出てきたって当時の熱狂が蘇るはずがないじゃない。さらに付け加えると、最初、熱狂しただけに、アホみたいにあっさりと「やーめたっ」って言って政権をほっぽり出したのには呆れを通り越して怒りがこみ上げてきたから、彼を知っている世代の人間だって、投票する人は少ないだろう。
それに比べたら小泉の印象はまだ強いため、小泉の演説は熱狂的に迎えられた。でも、それは単に小泉見たさであり、小泉が応援しているからと言って細川老人に投票するとは限らない。歩くのもやっとという状態の老人に都政を任せるのは余りにも不安だって思った選挙民は、もっと安心感安定感のある桝添氏に投票したことだろう。

細川が落選したことを諦めきれないアホマスコミは、反原発票が細川と宇都宮に分散されたのが敗因だ、なんて往生際の悪い分析をしているが、以前から様々な分野で筋の通った政策を訴えてきた宇都宮からすれば、老人ボケ細川との一本化なんてあり得ないわな。細川なんて、反原発以外、何も訴えられなかったし、原子力政策に何の影響力もない都知事になってギャアギャア犬の遠吠えするだけで本当に大事な政策はほっぽり出すのが目に見えてるんだから、宇都宮を支持する層が細川に投票するなんてあり得ない。

それより、むしろ、田母神が細川とか宇都宮に肉薄した方が注目に値する。宇都宮や細川が90万票で田母神氏が60万票だから2/3だ。肉薄とは言えないだろうが、宇都宮と細川の票を合計しても桝添氏に負けたのに比べれば、桝添氏よりむしろ田母神氏の方を気にすべきだ。
特に20歳代では田母神氏は宇都宮や細川に圧勝している。うちの娘なんかに聞いたら、若い人の間では、ネットを中心に田母神氏が圧倒的に人気あると言っていた。

舛添氏は中高齢層での得票率が高かった。高齢者は天候が悪くても投票に行くから、雪の悪天候で投票率が下がったことが有利に働いた、とアホマスコミは分析している。しかし、天候が良ければ老人ぼけ細川の票が伸びるとは限らない。投票率が高くなると言うことは、無党派層が圧倒的に多い若年層の投票率が高くなるって事であり、て事は、若年層から高い支持を得た田母神氏の得票が伸びたのではないだろうか。
アホマスコミがどんなに悔しがったところで、宇都宮と細川を合計しても桝添氏に勝てなかった結果が逆転する可能性はゼロであり、むしろ桝添氏と田母神氏を合計した票との差は拡大していたのではないだろうか。
アホマスコミは、選挙戦の序盤は田母神氏を泡沫候補扱いし、黙殺しようとしていた。もともと中国と朝鮮の手先となって日本人を洗脳しようとしているアホマスコミは、尖閣騒動の後の渋谷デモやお台場デモだって封殺してたくらいだから、自分たちに都合の悪い候補は黙殺して当たり前だ。ただ、余りにも支持が高まってきたため、無視し続ける事ができなくなり、最終的には4強の一角として報じざるを得なくなった。
自民党も今後は田母神氏を無視できなくなるだろう。今回、桝添氏ではなく田母神氏を支持していたら面白かったのに。今後は、田母神氏も国政選挙で出ればいいと思う。かなり票を獲れるのではないだろうか。

ネットでの田母神氏の人気が高かったことから、アホマスコミは「田母神氏がネットをうまく使ったから票が伸びた」なんて愚かな分析をしているが、それは違う。逆だ。本末転倒だ。あのタモちゃんがネットを使いまくれる訳がないではないか。そうじゃなくて、ネットをヘビーに活用する世代に支持が高かったから、結果的にネットでタモちゃんの情報が溢れていたのだ。
自らネットを積極的に活用したのは、まさに泡沫候補である家入だ。家入こそネットの世界で商売して生きている人間であり、徹底的にネットを活用した選挙を繰り広げた。そして、その結果は、ゾンビ細川の1/10以下だ。惨敗というより最初から存在価値すら無い泡沫候補だ。
アホマスコミは、自分たちが理解できていないから、ネットの力を過大評価したんだろうけど、なにもネットのヘビーユーザーたちはネット情報に影響され振り回されている訳ではないのだ。逆なのだ。彼らの主張がネットに溢れているだけであり、ネットに溢れている主張に安易に影響されている訳ではないのだ。だからネットに疎いタモちゃんがネット世代の圧倒的な支持を集めた反面、ネットの申し子である家入が相手にされなかったのだ。

(石材店)「なんか論点が細川氏から田母神氏や家入氏に移ってますが」
(幹事長)「あ、ごめんごめん。横道に逸れていた」


本論に戻ろう。勘違い認知症老人の細川&小泉コンビは反原発さえ訴えれば再び主役に躍り出られると思ったんだろうし、それに便乗して中国と朝鮮の手先である反原発マスコミも大騒ぎしていたけど、相手にされなかったって訳だ。
別に、ここで、東京都民の良識を褒め称えるつもりは無い。前回、あの猪瀬直樹を当選させたほど良識と言うか分別が無いのが東京都民だ。何も東京都民に限ったことではない。大阪だって横山ノックを当選させた事があるし、結構ひどい知事は他にもいくらでもいる。でも、だからと言って、今さら認知症老人が当選できるほど甘くはないってことだ。良かった良かった。

(2014.2.10)



〜おしまい〜





独り言のメニューへ