ソチ・オリンピックNHK放映

〜 偏向報道がひどすぎる! 〜



ソチオリンピックが真っ盛りで、毎日、色んな競技で熱戦が繰り広げられていて、とても楽しい。
しかし、楽しいが故に、私は怒っている。NHK偏向放送が酷すぎるのだ。

まず、オリンピックが開幕する以前から、番宣が異常に多かった。視聴者から強制的に料金を徴収している国営放送なんだから、なんであんなに宣伝する必要があるのか?見たい人は見るし、見たくない人は宣伝されても見ない。当たり前の話だ。他の番組なら、知らずに見過ごす人もいるだろうから宣伝は必要だろうけど、オリンピックなんて知らない人はいないんだから、あんなにしつこく大量に宣伝を垂れ流すのは止めて欲しい。鬱陶しい。そんな時間があるんなら、有意義な番組を流せよ。
しかも、その大量に垂れ流される宣伝の競技種目が、あまりに偏っていた。フィギュアスケートやジャンプやカーリングなんかばかりだ。
そして、その流れは本番の放送にも引き継がれている。既に競技が終わってメダルを獲得したような種目については、その活躍について、どんどん放送しても自然だが、まだこれからという種目なのに、一部の種目ばかり事前情報なんかを大量に垂れ流している

(石材店)「何を怒ってるんですか?」
(幹事長)「一昨日のスノーボードのパラレル大回転で竹内選手が銀メダルを獲得したときのことだ!」


前回の記事にも書いたが、スノーボードパラレル大回転は面白い。2人ずつで滑って勝ち残っていくうえ、それぞれの勝負で2回づつ滑るから、決勝まで行くと10回も滑らないといけない大変な競技なんだけど、タイムを競うんじゃなくて、二人での勝負になるから、手に汗を握る白熱した戦いとなる。しかも転倒が多いから、最後まで目が離せない。本当に面白い。
そして竹内選手は、なんと日本女子としてはスノーボード種目でオリンピック初メダル銀メダルを獲得したのだ。予選から安定した滑りで勝ち上がり、決勝でも1本目はリードしていた。ただ、それまでの勝負を見ていると、明らかに竹内選手が1本目に滑った右側の赤のコースの方がタイムが良かったから、多少リードしても、コースが逆になる2本目で逆転される可能性は大きかった。そして、予想通り、青のコースを滑った2本目では途中で逆転され、それを再逆転するためにリスクを承知で勝負を仕掛けて転倒してしまったから、まあ、あれは仕方ないような気がする。あそこで安全策で行っても勝てなかった可能性が高い。もちろん、リードされてもプレッシャーを与え続けていれば相手が転倒する可能性もあったけど、それでも、まあ、攻めていったんだから評価できる。

(幹事長)「あんな素晴らしいレースを、なんとNHKの地上波は放送しなかったのだ!」
(石材店)「でもBSで放送してたから見てたんでしょ?」


BSで放送してたから見てた。だが、しかし、その時、地上波で何を放映していたかと言えば、まだ競技が始まっていない女子フィギュアの前宣伝的な放送をダラダラと延々と垂れ流していたのだ。BSで放送してたんだからいいじゃないか、と言われるかもしれないが、BSは全ての世帯に普及しているのだろうか。まだBSなんて見てない家庭も多いのではないだろうか
一方は、まだ競技も始まっておらず、メダルが取れるかどうかも分からないフィギュアスケートだ(実際、結果から言えば、メダルは1個も取れなかった)。それに対して、スノーボードパラレル大回転は決勝に進んだ段階で、金メダルか銀メダルを取れるのは確定している。それなのに、NHK地上波では、全く知らん顔してダラダラと生ぬるい番組を垂れ流していた。いくらオリンピック開催中と言えども、公共放送がオリンピック一色という訳にもいかんだろうから、何か他のちゃんとした番組を放送していたのなら仕方ないと思うけど、そうじゃなくて、これから行われるフィギュアスケート競技について、スタジオで出演者がダラダラと薄ら笑いを浮かべながら談笑するという、呆れを通り越して怒りがこみ上げてくるような番組だったのだ。

そして、その夜、恐れていた通り、女子フィギュアスケートは全滅し、惨憺たる結果となった。この原因については、全国9800万人の女子フィギュアスケートファンが解説してくれるだろうから、ここでは一切言及しない。その結果は仕方ないことであり、浅田真央ちゃんを責める気は毛頭無い。彼女は頑張り屋さんなので、大好きだ。(もちろん、石材店が何と言おうと一番好きなのは村主章枝さまだが)
しかし、NHKは許せない。翌朝のNHKの朝のテレビニュースは、せっかく竹内選手が銀メダル獲得という快挙を成し遂げたにもかかわらず、女子フィギュアスケートの惨憺たる結果の報道で埋め尽くされていた。一体、何なんだ、これは?

そして、この怒りは、昨晩から今朝にかけても繰り返された。今度はフリースタイルスキー女子ハーフパイプ小野塚選手が銅メダルを獲得したのだ。この競技自体は、もともとスノーボードで使っていたハーフパイプをスキーでも使ってしまおう、という安易な発想から出た新種目で、種目の存在意義自体には疑問がぬぐえないが、それにしても女子で銅メダルってのは、はっきり言って、ものすごい快挙だ。それなのに、相変わらずNHKは女子フィギュアスケート一色だ。今朝のニュースも、浅田真央ちゃんの6位が最高だった女子フィギュアスケートのニュースを延々と垂れ流した後、ほんの少しだけ申し訳程度に小野塚選手の映像を流していたあまりの扱いの格差に愕然とする

(石材店)「人気というか国民の関心度の違いでしょうかね」
(幹事長)「民放や週刊誌なら好き勝手にやってくれていいが、強制的に料金を徴収する国営放送は、
       もっと中立公平に報道してもらいたい!」


確かに、国民のフィギュアスケートに対する関心は高い。しかし、現実にメダルを取った選手をもっと報道すべきではないか。競技前には、バカみたいに延々と浅田真央ちゃんの特集番組をやっていたが、確かに真央ちゃんはすごく努力して頑張ってきたが、竹内選手や小野塚選手だって、それに負けないくらいすごく努力して頑張ってきた。もっと褒め称えてあげてもいいんじゃないか?

最近、NHKの会長や経営委員の発言が偏っているなんて批判が出ているが、それより現実の報道の偏向の方が酷い。NHKの偏向報道は以前から目に余るものがあるが、ちょっと酷すぎる。猛省を促したいが、誰も促さないんだろうなあ。

(幹事長)「それにしても、スノーボード男子はだらしなくないか?」
(石材店)「えっ?銀メダルと銅メダルを獲得したのに?」
(幹事長)「いや、そうじゃなくて、服装とか・・・」


日本人だけでなく、欧米人もスノーボードの男子選手は服装がだらしない。スキーパンツをズリ下げて履いて下着が見えているとか、まるでその辺のだらしない高校生みたいだ。
そもそも、スキー場に行ってもスノーボーダーはだらしない奴が多い。服装も態度もだらしない奴が多い。

(幹事長)「だからスノーボーダーは大嫌いだ!」
(石材店)「自分もスノーボーダーなのに?」
(幹事長)「私は品行方正なスノーボーダーだぞ」


私はスノーボードは大好きだけど、スノーボーダーは大嫌いだ。スノーボードを始めてから、スキーはなんとなくつまんなくなって、ほとんどやってないけど、スキーヤーは品行方正的には好きだ。
もしかして、NHKがスノーボードの放送をないがしろにするのは、偏見があるのだろうか?しかし、断っておくが、男子のスノーボード選手はだらしないのが多いけど、竹内選手は断じて違うぞ。とても立派な選手だ。

(2014.2.21)



〜おしまい〜





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