東京都議会セクハラやじ問題

〜 情けない体質 〜



東京都議会で、みんなの党の塩村文夏都議(35歳)が自民党都議陣から受けたセクハラヤジが大問題になっている。
塩村議員が、女性の妊娠・出産を巡る都の支援体制について一般質問をしていた際に、「早く結婚しろよ」とか「子供もいないのに」なんてヤジが飛んだのだ。

論外だ。言語道断だ。呆れてものも言えない。

(石材店)「幹事長は基本的に女性の肩を持ちますよね」
(幹事長)「それは微妙やな」


何が微妙かと言えば、塩村都議が元グラビアアイドルのタレント議員だってのが気にくわない。

(石材店)「おや?そう来ましたか。グラビアアイドルは好きでしょ?」
(幹事長)「タレント議員って大嫌いなんよ」


元グラビアアイドルのタレント議員って、民主党の低脳ぶりをさらけ出した蓮舫と同じだ。グラビアアイドルに敵意は全く無いが、タレント議員に対しては敵意しかない。あいつら、徹底的にレベルが低すぎる。あんな奴らに投票する人間は選挙権を剥奪すべきじゃないのか。

特に、この塩村都議は、タレント時代の好き勝手な言動や、議員になってからの事務所家賃未払い疑惑や選挙区の支部長を務めた衆院議員との不倫疑惑など、素行に問題の多い人間であり、今回、下劣なヤジが飛んだのも、常日頃から塩村都議に対して批判的な雰囲気があった事が要因にもなっている。自業自得的な要素があった訳だ。それなのに、今回の騒動で一都議から全国区へ知名度が大幅にアップし、まさにヒロイン気取りで、次は国政選挙に色気を出し始めている。所属するみんなの党も、結いの党との分裂劇やら渡辺前代表の8億円献金問題でイメージダウンしていた中で、これを利用しようとしている。こんないい加減な人間をヒロインに奉るわけにはいかない

(石材店)「そこまで誹謗中傷しつつも、今回の事件では肩を持つんですか?」
(幹事長)「ヤジを飛ばした議員は、それよりさらにレベルが低いからな」


今回、塩村議員が質問していたのは、女性の妊娠・出産を巡る都の支援体制についてだ。少子高齢化と日本の活力低下を食い止めるためには、日本にとって、今、最も緊急に求められている政策だ。高齢者の医療費負担をもっと上げて、介護保険負担ももっと上げて、年金を減額してでも、真っ先に強力に推進しなければならない政策だ。
それなのに、「早く結婚しろよ」とか「子供もいないのに」なんてヤジを飛ばすなんて、あまりにもトンチンカンで、的外れで、お門違いで、意味不明のただの嫌がらせだ。
脳みそがツルンツルンの塩村議員に対して、直接、個人的に「早く結婚しろよ」とか「子供を作れよ」なんて脅迫するのなら構わない。どんどんやれと言いたい。しかし、女性の妊娠・出産の支援体制に関する議論の最中で、そういうバカなヤジを飛ばすってことは、女性の妊娠・出産の支援体制の重要性が分かってないというか、どうでもいいと思っているってことだ。もう呆れてものが言えない。

「早く結婚しろよ」って言った自民党の鈴木章浩都議は、追求に対して嘘を突き通すのが無理と分かって、遂に全面謝罪したが、「子供を産めないのか」と言った人間は、まだ分かっていない。最後まで隠し通せるものかどうか、分からないが、どうせバレるのなら、早いうちに正直に言った方が追求は小さくて済むだろう。
ただ、今回の愚かなヤジが、一人じゃなくて大勢の自民党都議から出たってことは、自民党の体質ってのが、結局は、いつまで経っても、こういうものなのか、って愕然とさせられる。いや、もしかしたら、自民党に限らず、男性議員の体質ってのは、この程度のレベルなのかって思う。
情けないなあ。

(2014.6.26)



〜おしまい〜





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