内閣支持率

〜 あんまり信頼できない 〜



安倍内閣の女性2閣僚が辞任したことを受け、マスコミ各社が内閣支持率に関して世論調査を行った。今回の女性2閣僚の辞任の是非については、色々と意見が分かれるところだが、それにしてもイメージは悪くなることはあっても良くなることは無いと思われるので、辞任直後の内閣支持率は下がる事が予想された。だからこそのマスコミ各社の緊急世論調査だ。

ところが、朝日新聞が実施した世論調査においては、なんと内閣支持率が上昇してしまった。朝日新聞が前回実施した10月4日の調査では内閣支持率が46%だったのに、25日に実施した調査では、なんと内閣支持率は49%にまで高まってしまった。不支持率は、当然ながら下がった。これはどういう事だ!?

(石材店)「どう思いますか?」
(幹事長)「何の意味も無いな」


つまり、マスコミの世論調査なんて、その程度の信頼性しか無いのだスコットランド独立住民投票の記事にも書いたけど、マスコミがやる世論調査なんて、この程度の精度なのだ。

そもそも世論調査はマスコミ各社によって手法がバラバラであり、設問の設定が信頼できるものではない。どんな分野の調査であっても、マスコミ各社は自分のところの主張に沿った回答が出るように、設問が誘導尋問的になっている。なので、例えば内閣支持率であれば、内閣に批判的なマスコミの設問は、みんなが批判的な回答を出してくれるように誘導しているし、逆に政権側のマスコミの設問は、肯定的な回答を得られるような誘導質問になっている。なので、マスコミによって支持率は大きく異なる。朝日新聞は中国や朝鮮の手先の売国奴マスコミなので、自民党政権には批判的であり、設問は政権に批判的な回答が出るように操作されている。

(石材店)「それなら内閣支持率が下がるような設問になってるんじゃないですか?」
(幹事長)「もう1つ根本的な問題がある」


そもそも、マスコミの世論調査なんて対象人数が少なすぎる。今回の朝日新聞の世論調査では、電話を掛けた相手が2千人で、まともに回答してくれたのは1千人だ。つまり回答率はちょうど50%だ。
たかが1000人しか回答者しかいないんだから、僅か10人が動けば1%変わる。しかも回答率が僅か50%だなんて、そもそも信頼性に疑問が付く。統計的にどこまで信頼できるのか、大いに疑問だ。たかが数%の差なんて誤差の範囲だろう。
それに、そもそもマスコミから電話が掛かってきて、正直に本音を語る人間がどれくらいいると考えているのだろうか。マスコミは極めて独善的で自己中心的なアホだから、結構みんな正直に答えてくれていると勘違いしているだろうけど、そんなことはないぞ。ぼくだったら社会的な立場なんかを考慮して、平気で嘘を言うぞ。

てことで、色んな要素を考えると、マスコミの世論調査なんて、かなりアテにならない。しかし、いくらアテにならなくても、その世論調査をやっているマスコミ自身は「この世論調査の結果は、あんまりアテにならないんで、あんまり真に受けないでくださいね」なんて口が裂けても言えない。だから、今回、朝日新聞は、記事の見出しに渋々ながら「内閣支持率 閣僚辞任後に微増」とだけ淡々と書いている。悔しいだろうな。アホらしいだろうな。ま、アホだから仕方ないわな。で、別のページには「アベノミクス求心力陰り」なんて見出しを強引に書いている。ちょっと無理があるよなあ。

(石材店)「結局、朝日新聞の世論調査はアテにならないと?」
(幹事長)「朝日に限らず、どこもアテにならないよ」


今回、同じタイミングで他のマスコミも緊急世論調査を行っている。その結果は、安倍政権に対するスタンスは比較的中立な日経新聞の世論調査では、9月末の前回調査より5%下がっている。まあ、まっとうなところだ。傾向としては朝日新聞の調査よりまともな調査だったのだろう。
ただ、傾向はともかく、支持率の絶対値自体を比べてみると、増加した朝日新聞が49%、下落した日経新聞が48%で、ほとんど同じ。統計的には全く同じレベルだ。てことは、前回の調査では朝日新聞の46%より日経新聞の53%の方がだいぶ高かったのだ。ここまで違うと統計的な誤差ではなく、明らかに質問に仕方の差だろう。朝日新聞は支持率が下がるように誘導尋問しているので低めの数字になる。マスコミ各社の世論調査における内閣支持率は、マスコミ各社のスタンスによって、かなり違いがあるのだ。

とは言っても、一番、政権に対して厳しい朝日新聞ですら、まだ内閣支持率は不支持率を上回っている。ところが、これがYahooリサーチとか楽天リサーチのようなネット上の調査になると、全体の3/4は不支持だ。まあ、Yahooリサーチとか楽天リサーチの世論調査では、あのボロボロの民主党がコンスタントに自民党の2倍以上の支持率を保っているくらいだから、いかに偏っているかがよく分かる
日本に限らず、最近はネット上の意見が社会の主流であるかのような勘違いが世の中に蔓延しているが、これを見れば、ネットの意見なんて、あんまり信用しない方が賢い

てことで、マスコミの世論調査なんて、あんまりアテにしてはいけない。僅か数%の増減で一喜一憂してはいけない。全く意味が無い。
そもそも、今回は朝日新聞が正直に結果を出したからおかしな事になったが、記事の捏造が得意な朝日新聞では、世論調査の結果だって、どこまで本当か分からない。これまでは結構、改ざんして捏造しまくってきたのではないだろうか。

(石材店)「ところで、女性2閣僚の辞任については、どう思います?」
(幹事長)「なんか、しょうもない話だよなあ」


アホらしいので、あんまりまともに新聞を読む気も起きないのだが、どっちの辞任理由も大した話ではないような気がする。二人とも、大した能力があるようには思えないので、辞めても惜しくはないけど、あんなつまらない話で、まるで鬼の首を取ったようにはしゃぎ回っている民主党の国会議員を見ると、本当に民主党のレベルの低さにガッカリする

(幹事長)「盆踊りじゃないんだから、国会でウチワを振り回すのが議員の仕事じゃないだろう?もっと他にやる事があるだろう?」

存在感がゼロになってしまった民主党としては、何でもいいから話題を作りたいんだろうけど、いくらなんてもレベルが低すぎる。高い給料をもらっておいて「柄が着いていればウチワだから駄目だけど、柄が無くて穴が開いてるだけならOK」だなんて下らない議論をするのは止めて欲しい

(石材店)「後任の宮沢経産相も色んな疑惑が噴出してますけど」
(幹事長)「つまんない話ばっかりだよなあ」


SMバーって行ったことないから、どういうものか興味津々だけど、国会で議論するような話題じゃないだろう。東京電力の株だって、たった600株だ。時価で20万程度のものだ。利益誘導とかインサイダー取引とか議論するようなレベルではない。民主党の国会議員は、そんな事も分からないのだろうか。
ていうか、あいつら、高い給料をもらっておきながら、血眼になって、そんな下らない事ばかり調べているんだろうか。民主党の議員こそ、即刻、辞めてもらいたいなあ。

(2014.10.27)



〜おしまい〜





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