女子アナ内定取消し事件

〜 当然じゃないのか? 〜



銀座のクラブでホステスアルバイトをしていた事を理由に日本テレビのアナウンサー職の入社内定を取消されたとして、女子大生が日本テレビを相手に起こした地位確認を求める訴訟は、東京地方裁判所で和解が成立した。彼女は今年4月から日本テレビにアナウンス部配属予定の総合職として入社するらしい。

(石材店)「当然ってのは、どういう意味ですか?「内定取り消し」の取り消しが当然って事ですか?」
(幹事長)「分かっているとは思うけど、逆です」


彼女は一昨年の夏、日本テレビのセミナーに参加し、「今後、他社への就職活動をしない」ことを条件に内定通知を受けた。しかし、去年の3月になって、日本テレビの人事担当者に「母の知り合いのクラブで短期のアルバイトをしたことがある」と伝えたら、5月になって内定取り消しを通知されたというのだ。
内定取り消しの通知書には「アナウンサーは高度の清廉性が求められる。セミナーで提出した自己紹介シートにクラブのアルバイト歴を記載しておらず、虚偽の申告をした」などと理由が書かれていたという。

(幹事長)「日本テレビの対応は当たり前じゃないか?」
(石材店)「やっぱり、そうきましたか・・・」


今回の事件で、他のマスコミは日本テレビの対応に批判的だった。「清廉性」とは何ぞやとか、職業差別だとか、好き勝手主張していた。

しかし、これら他のマスコミの対応には2つの偽善がある。
まず第一は、もし自分のところの問題だったら、多くのテレビ局は日本テレビと同じような対応をしたのではないだろうか。それを棚に上げて好き勝手批判しているのではないか。恐らく全てのテレビ局が、自分のところに応募してきた女子アナ候補が、過去、水商売のバイトをしていたと分かったら、絶対に内定は出さないだろう

第二に、もし、どこかの女子アナが過去に水商売のバイトをしていたことが発覚したら、ふざけたマスコミどもは、それこそ鬼の首を取ったように大はしゃぎでスキャンダル報道をするのではないか?女子アナなんてタレントと同じなんだから、水商売バイトの過去なんて、格好の話題だ。
それなのに、今回の事件では揃って日本テレビの対応を非難している。マスコミの偽善性が暴露されたと言えよう。マスコミなんて、そんなものだ。

それに、そもそも、今回の事件では「日本テレビの対応は職業差別だ」との論調もあったけど、水商売なんて差別されて当然じゃないのか?

(石材店)「幹事長のお言葉とは思えませんが」
(幹事長)「あれは職業と言えるのか?」


もちろん、たまには職業意識を持ったしっかりした女性も、居ることには、居る。しかし大半の水商売の女性は、全く職業意識がなってない。

(幹事長)「あいつら、客の接待ということの基本が分かっていない。まともな会話ができない。
       単に横に座ってチャラチャラしていたら良い、くらいにしか考えてない!」
(石材店)「論点がだいぶズレてきましたが」


一方、女子アナだって、ジャーナリストでも何でもなく、単に白痴番組のお飾り的なタレントに過ぎないタレントなんだから、普通の職業と一緒にはできない。それは彼女達自身も分かっている事だろう。そんな事すら分かってなければ、テレビのバラエティ番組であんな破廉恥な行為はできないだろう。

女子大生が軽い気持ちで水商売したって構わない。何の問題もない。全くの自由だ。一方で、テレビ局が、水商売バイトの経歴を持つ女子大生の内定を取り消したって、何の問題もない。これまた自由だ。お互いに自由にやればいい。分かり切ったことだ。女子大生が軽い気持ちで水商売するのは完全に自由だが、そのせいで将来、女子アナになれなかったとしても、それはやむを得ない。水商売も女子アナも、普通の職業ではないんだから、議論の余地は無い。
将来、女子アナになりたいのであれば水商売のバイトは控えた方が良い。その程度の想像力すら欠如した女子大生に対して同情する必要はない。

(2015.1.9)



〜おしまい〜





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