死刑判決が覆された

〜 非常識な裁判官を許すな! 〜



一般市民が参加した裁判員裁判死刑判決が言い渡された事件で、2審の高裁が無期懲役に減刑したことの妥当性が争われた2件の強盗殺人事件の上告審で、最高裁2つの事件ともに2審の無期懲役を支持して確定した

(幹事長)「ひどい、ひどすぎる!日本の司法は地に落ちたか!」
(石材店)「確かに納得できないですよねえ」


最高裁が減刑を支持したのは「2事件はいずれも被害者が1人で計画性も低いことから、先例の傾向から見ても、著しく正義に反するとはいえない」との理由からだ。
これまで被害者が1人なのに死刑が確定したケースは、仮釈放中の無期懲役囚による例や、身代金目的の計画的事件などに限られており、これらの先例との公平性が保たれなければならない、ということなのだ。先例と異なる量刑判断には「従来の傾向を前提とすべきでない事情が具体的に示されるべきだ」と言うのだ。そして、今回の事件では「死刑とする根拠が見いだしがたい」と言うのだ。

しかし、本当にそうだろうか?
この2件の内容を見てみれば、上記の条件を機械的に当てはめるのはトンでもないということが分かる。

まず1件目は、2009年に千葉県松戸市で女子大学生を殺害して放火し、強盗殺人や放火罪などに問われた被告の事件だ。確かに1人しか殺していない。しかし殺害したうえ放火するなど、ものすごく極悪だ。しかも、この男は、2002年に強盗致傷事件を起こして刑務所に入っており、刑期を終えて出所した直後から女性相手に強盗や強姦事件を繰り返していた極悪非道な奴なのだ。1人しか殺していない場合は死刑にしない、なんていう機械的な判例を当てはめるのは許されないような奴なのだ。
そのため1審の裁判員裁判では「殺害された被害者は1人で計画性は認められないが、被告は短期間のうちに悪質な強盗傷害事件を立て続けに起こしている。どの事件も被害者の生命に危害が及ぶおそれがあったことを考慮すると死刑を回避する決定的な事情にはならない」と言うことで死刑を言い渡したのに、2審の高裁は「女子大学生の事件以外は人の生命を奪おうという事件ではなく死刑を選択することが本当にやむを得ないとまでは言えない」という信じられない理由で無期懲役に減刑し、それを最高裁も追認したのだ。

また2件目は、2009年に東京の南青山で74歳の男性を殺害したとして強盗殺人罪に問われた被告の事件だ。確かに、この男もこの事件では1人しか殺していない。しかし、それはあくまでも、この事件での被害者の数だ。なんとこの男は自分の妻子を殺した罪で20年も服役していたのだ。そして、1件目の犯人と同様に、出所直後にこの強盗殺人を犯したのだ。
そのため
1審の裁判員裁判では「強盗の目的を遂げるため、抵抗できない被害者を一撃で殺害するなど冷酷非情な犯行だ。妻と娘の2人を殺害し20年間服役した前科がありながら、出所後わずか半年で強盗殺人事件を起こしたことを刑を決めるうえで特に重視すべきだ」と言うことで死刑を言い渡したのに、2審の高裁は「過去に前科を重視して死刑が選択された事件は、無期懲役の仮釈放中に同じような犯行を起こしたケースなどだ。今回の強盗殺人と口論から妻を殺害した被告の前科は関連性が薄い。前科を過度に重視するのは相当ではない」という信じられない理由で無期懲役に減刑し、それを最高裁も追認したのだ。

(幹事長)「絶対におかしいだろ?」
(石材店)「市民感覚から言えば理不尽ですね」


1件目の犯人について言えば、こんな凶悪な人間は死刑にするのが真っ当な社会ではないか?こんな人間が生きているのかと思うと、落ち着いて眠れない。さらに、2件目の犯人について言えば、そもそも妻子を殺した時に死刑にすべきだった。2人も殺しているのだから、死刑にすれば良かったのだ。死刑にしなかったばっかりに再び殺人を犯したのだ。それなのに、再び死刑にしないなんて、日本の裁判所は腐りきっているとしか言いようがない。余りにも機械的な判断だ。

裁判所は「先例を重視し、過去の裁判例との公平性を重視すべきだ」なんて言っているが、単に機械的に条件を当てはめるだけの先例重視なら裁判所なんていらないパソコンにデータベースが入っていれば自動的に量刑が出てくる。裁判官なんか全員クビにすればいい。

裁判員裁判での死刑判決は全国で22件出ているが、このうち今回の2件を含む計3件が控訴審で無期懲役に減刑されている。そして、なんと、これら3件は、全て東京高裁の同じ裁判長が担当しているのだ。こんな世間知らずの偏向した裁判官がのさばっている限り、日本の司法に正義は無い。
それとも、こういう非常識裁判官は、日本を犯罪者の天国にしようと企む中国の回し者なのか!?

(2015.2.5)



〜おしまい〜





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