日本の産業革命遺産問題解決

〜 韓国の苦し紛れの対応 〜



明治日本の産業革命遺産について、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の諮問機関が世界文化遺産に登録するよう勧告したことに対して、韓国がイチャモンを付けていた問題が解決しそうだ。

近代日本の礎である造船、製鉄・製鋼、石炭など重工業分野の拠点を中心に、8県に分散している施設について、世界遺産への登録が6月末からドイツで開かれるユネスコの世界遺産委員会で最終判断される予定になったのだが、通常、この勧告が覆されることはないので、世界遺産への登録は確実になっていたのだ。ところが、隣のキチガイ国が、今回の指定対象施設の一部に、第2次大戦中、朝鮮人労働者が徴用されていたことを理由に、登録への反対運動を繰り広げていたのだ。「強制労働が行われた歴史的事実は無視したまま、産業革命施設としてのみ美化している」ていうのがキチガイ国の主張だが、今回の指定は、幕末から明治時代にかけての日本の産業革命が対象であり、朝鮮人の強制労働は、はるかに後の時代の話だ。キチガイ国の発想は「とにかく何でもかんでも日本がやることには反対する」という思考停止型の低脳ポリシーだけなので、意味なんか最初から無いのだけど、それにしても発想が貧困でおぞましい。しかも、韓国内で騒ぐだけでなく、ユネスコの委員会構成国に対して、登録への反対を働きかけていたのだ。

ところが、これだけ恥も外聞もない露骨で下品な反対運動を繰り広げていたのに、なんと岸田外相と韓国の尹外相との会談により、話は急展開し、世界文化遺産への登録について韓国政府は反対せず、両国が協力することで一致したというのだ。
日本側が、韓国側の主張に配慮して、一部の施設で戦時中、朝鮮半島出身者が働いていたことなどを明示し、さらに合わせて、韓国が世界文化遺産に推薦している百済歴史地区の登録に日本も協力することが和解の理由とのことだ。

なんだか、もっともらしい理由を作り上げているが、あんなに下品な反対運動を傍目も気にせず露骨に繰り広げていたキチガイ国の態度としては、あまりの急変振りに違和感が拭えない韓国が反対を取り下げたのは、どう見ても勝ち目が無いと分かったからだ
ユネスコの世界遺産委員会では、韓国が反対するから、慣例の全会一致にはならないだろうが、韓国に同調して一緒になって日本に反対する国が出るとは思えないから、面目は丸つぶれで恥をかくのは韓国だけだ。後々まで嫌な思いが残るだろう。そんな事は反対運動を繰り広げる前から当然のように分かっていた事だと思うが、そんな分かり切った事すら分からなかったのだろうか。
それとも、負けるのは最初から分かっていたが、それでも反対する気でいたんだけど、国際情勢が許さなくなったからだろうか。韓国は中国の属国として、中国と足並みを揃えて反日運動を繰り広げてきたが、安倍首相がインドネシアでのバンドン会議で2度目の日中首脳会談を実現させ、また4月の訪米で日米同盟を強化させたことを受け、孤立化しつつある事に気付いたのかも知れない。また、経済失策やMERS騒動により、日本との和解が是非とも必要に感じたのだろうか。

いずれにしても、醜い騒ぎを一方的に起こしておいて自分で幕引きを図った韓国の失態を忘れてはならない。世界資産に指定された施設で朝鮮人が働いていたことを説明するなんて、そんなアホな事はする必要ないし、百済歴史地区の世界遺産登録に協力することも必要ない。そなな事は韓国国民だって期待していないし信用していないはずだ。今回の合意は単に韓国政府の面目をなんとか保とうとした苦し紛れの詭弁に過ぎないんだから、まともに取り合う必要はない。

(石材店)「まあ、取りあえずは良かったですね」
(幹事長)「でも、しつこいようだけど、個人的には、今回の世界遺産指定については違和感が拭えない」


前回も書いたけど、ヨーロッパを始めとして世界中に点在する既存の世界遺産は、歴史的建造物が大半であり、1000件近くも存在するけど、どれ1つとして文句の付けようのない素晴らしいものだ。日本の既存の世界遺産だって、京都や奈良のお寺や姫路城など、素晴らしい建造物が多い。白川郷の合掌造りや厳島神社、日光東照宮、首里城跡なんかも、なかなかのものだ。しかし今回の施設は、石見銀山遺跡や富岡製糸場と同じく、世界各地にある世界遺産と比べて、ちょっと素晴らしさが見劣りする。こんなんよりは、四国八十八ヵ所巡礼の方が、はるかに世界遺産に相応しい。文化的な価値もはるかに大きいし、実際の建造物もはるかに文化的で素晴らしいものだ。

(2015.6.23)



〜おしまい〜





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