東京オリンピックエンブレム

〜 一体、誰が選んでるんだ? 〜



2020年東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場の建設計画について、非常識なまでに巨額の費用を要する奇抜なデザインが白紙撤回され、ホッと一安心したところに、次はエンブレムの決定だ。

今さらエンブレムを決定するなんて行為があることすら知らなかったんだけど、先日、テレビのニュースで大々的に発表セレモニーが行われていたのを、たまたま見てしまった。


2020年東京オリンピックのエンブレム


これ、どうだろう?
ニュースを見ている時の第一印象だが、「いつになったら発表になるんだ?」ってものだった。実は既に発表されて見せられていたんだけど、あまりにもパッとしないもんだから、まさかあれが新しいエンブレムだとは思わず、エンブレムを隠すカバーの垂れ幕か何かだと思ったのだ。

(幹事長)「あれが新エンブレムだなんて、もう理解不能だ!」
(石材店)「デザインは人によって好みが違いますからね」


もちろん、デザインは人によって好みが違う。なので、好き勝手にやってくれたらいい。しかし、税金を使う場合は、そうはいかない。何千億円もかかる新国立競技場に比べたら安いのだろうけど、それでも我々の感覚から言えれば巨額のデザイン料が税金から投入されるのではないだろうか。それなら、もうちょっとマシなデザインを決めて欲しかった。
あんなエンブレムじゃあ、気持ちが盛り上がらないぞ。

(石材店)「もともと幹事長は東京オリンピックに否定的なんでしょ?」
(幹事長)「ますます否定的になるわ」


あんなパッとしないエンブレムを、一体、誰が決めたんだ?新国立競技場と同じく、無責任が服を着たような評論家か?それとも厚顔無恥な政治家か?

こんな冴えないエンブレムを新しく作らなくても、既に立派なのがあったじゃない。なんでこれを使わないんだろう?


東京オリンピック招致のエンブレム


これってオリンピック招致のためのエンブレムなんだって。だから、もう使わないんだって。でも、この方が5万倍くらい良いんだから、これを使ったらいいのに。

今回のに比べたら、長野オリンピックのエンブレムも素晴らしく見える。


長野オリンピックのエンブレム


札幌オリンピックのエンブレムは、1964年の東京オリンピックのエンブレムに多少手を加えただけだから論評はしないが、そもそもの1964年の東京オリンピックのエンブレムだって、今回のに比べたら遙かにまともだ。


1964年東京オリンピックのエンブレム


実は今回の東京オリンピックのデザインでは、ボランティアの制服のデザインも強烈だった。


東京オリンピックのボランティアの制服


(幹事長)「どうだ?文句なく強烈にダサいだろ?」
(石材店)「うわっ、こ、これは、さすがに・・・」


ちなみに、一見、ベストを着ているように見えるけど、実はベストとネクタイが印刷されたポロシャツだ。だからと言って免罪されるものではないが。せっかくのボランティアの人達も、こんなん着さされちゃあ、ガッカリだよなあ。やる気無くすわなあ。
ただし、これを着るのは外国人を案内するボランティア達なので、目立つ必要がある。この強烈なダサさは間違いなく超目立つと思うので、そういう意味では仕方ないのかもしれない。

でも、それにしても、よくもまあ、これだけ次から次へとトンでもないデザインが出てくるもんだ。

(2015.7.26)



〜おしまい〜





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