お米イメージガール募集に対する批判

〜 何が悪いのか理解できない 〜



香川県が香川県産ブランド米である「おいでまい」のイメージガールとして「色白で透明感のある女性」を募集したところ、条件が不適切だとの批判を受けて、「色白」とか「女性」といった条件を外す事態になった。

おいでまいとは「米の食味ランキング」の最高ランク「特A」と評価された香川県産米だ。このお米のPRを担当するイメージガールを香川県が募集していたのだが、その応募条件として「色白でスタイルの良い方」「色白美人で透明感のあるイメージガール」なんて書かれていたのだ。
募集ポスターには、真ん中に大きな字で「おいでまいさんを探せ!!」と書かれた隣に「フレッシュ・透明感・色白・綺麗なスタイル・とても美味しい」と書かれており、これはお米「おいでまい」の特徴を表したものではあるが、イメージガールの特徴でもあるように受け取れる。さらに下の方には「色白で粒が綺麗な香川県のお米「おいでまい」イメージガールを募集します」とのことで、「フレッシュで透明感があり、色白でスタイルの良い方を募集!」と明記されていた。

これに対して不適切だとの批判が起きたもんだから、香川県は慌てて「おいでまいの特徴をアピールしたかったが女性の容姿が条件との誤解を招いた。我々の意図が伝わらない表現になってしまった」と弁解した。
これは明らかに嘘だ。大嘘だ。「女性の容姿が条件との誤解」なんて言ってるが、どう読んでも、明らかに容姿を条件にしている。「フレッシュで透明感」なんてのは抽象的だが、少なくとも「色白でスタイルの良い方」は誤解のしようがない。明らかに容姿を条件にしているじゃないか
それなのに、批判をかわすために香川県は「意図が伝わらない表現になってしまった」なんて嘘をついたうえで、「16歳以上の女性」とか「色白」の条件を撤廃し、「イメージガール」の名称を「PR大使」に変えたのだ

(幹事長)「分からん。全く理解できない。何がいけないんだ?」
(石材店)「今どき女性だけを対象にした美人コンテスト的な募集が良くなかったんでしょう」


しかし、これは美人コンテストではない。PR部隊の募集だ。「フレッシュ・透明感・色白・綺麗なスタイル・とても美味しい」というお米の特徴を表すために女性を募集するのは自然な発想だ。

(幹事長)「フレッシュ・透明感・色白・綺麗なスタイルなんていうイメージの男がいたら気持ち悪いぞ。
       そんな特徴のオカマ男がPRしてお米が売れるとは到底思えないぞ」
(石材店)「意外に、おばちゃん連中は喜ぶかもしれませんよ」


そうなんだろうか。あんまり想像したくない世界だ。
いずれにしても、これは美人コンテストではない。PR部隊の募集だ。PRに適した人材を求めるのは当たり前だろう。例えばガードマンの募集要項に「屈強な男性を求む」なんて書いてあったら、やっぱり差別的だと批判するのだろうか

批判している女性団体は「色が白くてスタイルがいいことが良い女性だ、ということが男性に染みついていることが文言から感じられ、嫌悪感を感じる女性は多いと思う。製作者の感覚は時代遅れだ」なんて言ってる。だが、そもそも、良い女性の条件として「色が白くてスタイルがいいこと」を挙げるのが間違っているのだろうか

(石材店)「女性は男の鑑賞物だから、きれいだったらそれで良い、っていう発想が批判されているんでしょうね」
(幹事長)「容姿さえ良ければ、それだけで良いって言ってるんじゃないんだろ?」


良い女性の条件としては容姿もあるし性格もあるし頭脳もあるし運動能力もあるし、その他にも様々な能力が挙げられる。もちろん、それら全てが揃った完璧な女性なんて滅多にいないから、それらの総合力になるんだろうけど、少なくとも容姿も1つの条件だろう。それは女性に限らず男だって同じだ。男だって容姿が良いと女性にモテる。容姿が悪ければ、それだけで大きなハンディになる。男も女も同じだ。女性団体が批判しような何しようが、容姿が良い人は女性も男性もモテる。厳然たる事実として、これは否定しようがない。
また、いくら容姿が良くても性格が悪いとかアホだとか他の条件が悪ければ、すぐに愛想を尽かされる。これも女性も男性も同じだ。容姿だけで通用する世界は少ない。
私の個人的な好みを言えば、頭が良くて可愛くて性格が良い子が好きだ。さらに楽器ができれば言うことはない。

(石材店)「むっちゃハードル高すぎっ!」
(幹事長)「私は高橋尚子さまが好きだっ!」
(石材店)「さっきの条件と全然違いますやんっ!」
(幹事長)「村主章枝も好きだっ!」
(石材店)「同意できませんっ!!」

(2015.10.29)



〜おしまい〜





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