大学教授が暴力団から借金

〜 呆れかえる倫理観の欠如 〜



日本大学の名誉教授が指定暴力団山口組のナンバー3だった元暴力団組長から2000万円も借り入れしていたことが分かった。

(幹事長)「トンでもない大学教授だなあ」
(石材店)「しかも法学部の教授ですよ」


この元組長は、現役当時は資金力が強く、企業経営者などを集めて不動産取引や投資話の会合を頻繁に開く経済ヤクザとして知られた存在だったらしい。
そして、この元組長は、埼玉県の別の男性を相手に借金返済を求める訴訟を起こしているんだけど、名誉教授がこの裁判の証人として出廷し、自分も元組長から海外での事業資金名目で2000万円を借りていることを明らかにしたのだ。

なんだかよく分からないけど、元組長が埼玉県の男性に国際取引に関して金を貸したんだけど、その話し合いの場に、古くからの友人という立場で名誉教授を同席させたようだ。恐らく、元組長は大学教授を同席させることにより、相手の男性に信用させたのだろうと思う。そして、名誉教授は、自分自身も元組長から2000万円借りて海外投資に当てていたようで、現在も返済していないらしい。元組長としては、大学教授に金を貸して返済を催促しない代わりに、他人に金を貸す際に大学教授を同席させて、相手に信用させるのに利用したっていう構図だろう。

名誉教授は元組長について、「金を借りた相手が山口組の幹部だと認識していたが、日頃からつきあいがあり、軽い気持ちで借りた。これまで返済を求められていないので借りたままだが、そのうち返すつもりだ」なんて平気で言っている。さらに、「20数年前に知人の紹介で知り合った。たまに会うくらい。紳士的で良い人。反社会的勢力だからすべてが悪いというのはおかしいと思う」なんてトンでもない言い訳までしている。そういうトンでもない甘い姿勢により、自分も反社会的勢力の悪事に荷担してしまっている事が分かっていない。開いた口がふさがらない。

この名誉教授は日本大学を卒業後、日本大学の講師、助教授を経て1995年から法学部教授となり、2008年の退職後は日本大学大学院法学研究科で非常勤講師として英米法などの講義を担当している。このほか、総務省の委託を受けて国の機関に対する国民の苦情相談などに応じる行政相談委員の東京の協議会会長も務めている。こんな知能の低いアホが大学教授をしていて、さらに国の相談員までやっていたなんて、もう呆れてものが言えない

当然ながら日本大学は、「大学で教育に携わる立場にもかかわらず暴力団関係者と交際していたことは極めて遺憾であり、大学の名誉を傷つけた」として名誉教授を解職処分にした。また総務省も、「委員にふさわしくない非行があった」として、委託していた行政相談委員を解嘱した。しかし、そんな処分は甘すぎる。もう77歳のじいさんだ。今さらクビにしたところで本人は平気だ。いっそのこと北朝鮮か尖閣諸島に島流しにしたらいいのに。

それにしても、法学部と言えばつい先日も、司法試験の問題作成を担当する明治大学法科大学院の教授が親密な教え子の女性に司法試験問題を漏らしていたことがバレて大騒ぎになったが、日本の大学の法学部の教授って、こんな倫理観が欠如した奴しかいないのだろうか。

(2015.11.10)



〜おしまい〜





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