黒人差別の書き込み

〜 もっと大事な問題が 〜



サッカーJ1のガンバ大阪のブラジル人で黒人パトリック選手のツイッターアカウントに、浦和レッズのサポーターが人種差別になる投稿をしたことが問題になっている。

この書き込みは、J1のチャンピオンシップ準決勝のガンバ大阪対浦和レッズの試合で浦和レッズが負けた後に書かれたもので、「お前は黒人奴隷なんだからおとなしくしね」なんて書かれていた。
パトリック選手は終了間際に追加点を挙げたので、浦和レッズサポーターの怒りの対象になったのだろう。

(幹事長)「いくらなんでも、この書き込みはひどいな。ちょっと許し難いな」
(石材店)「幹事長に言われたらおしまいですね」

その後、事件が大騒ぎになったもんだから、埼玉県内の男子高校生が、自分が書き込んだことを名乗り出た。男子高校生は「試合に負けて悔しかった。差別という考えがあったわけではない」なんて話しており、Jリーグ側も「投稿者本人の深い反省と謝罪の意をパトリック選手は十分に理解し、受け入れている」てことで、一件落着となった。

まあ、知能レベルの低い高校生なら、これくらいの書き込みはしたって不思議でもなんでもない。ただ、今回の事件には2つの疑問がある。
まず1つは、何が許されて何が許されないか、だ。

(石材店)「人種差別で許されるものなんて無いでしょ?」
(幹事長)「そうか?中国人死ね、っていうのはどうだ?」


日本中に「中国人死ね」とか「朝鮮人死ね」なんていう書き込みは溢れている。おそらく中国では「日本人死ね」なんて書き込みが溢れているだろうし、韓国でも「日本人死ね」なんて書き込みが溢れているだろう。そういうのは人種差別にはならないのだろうか。

(石材店)「幹事長も似たような事を書いてませんか?」
(幹事長)「書いているからこそ疑問が沸くのだよ」


中国は日本や日本人に対して無茶苦茶な傍若無人な言動を繰り返し、隙さえあれば日本を侵略しようとしており、そういう好戦的な中国人に対して良識ある日本人は「中国人死ね」と言う。それは差別になるのだろうか。たぶん差別にはならないから問題にならないのだろうとは思うけど、何が違うのだろうか。
たぶん、中国人や朝鮮人は「死ね」と言われても仕方ないような言動を繰り返しているから何を言ってもいいけど、黒人は別に悪い事をしている訳でも何でもなく、単に生物学的な違いだけで差別してはいけないっていう事だろう。

そしてもう1つの疑問は、たかが一人のアホな高校生が書き込んだコメントを、なんでそこまで大騒ぎするのか、というものだ。
そりゃ黒人差別の書き込みは良くない。でも、それくらいの書き込みはネット社会で溢れている。もっともっと過激でひどい書き込みだって溢れている。たかが一人のアホな高校生の書き込みを、なんでそこまで大騒ぎするんだろう。1億3000万人もいる日本人の中で、この程度のアホな書き込みをするアホは何十万人も何百万人もいるだろう。高校生であっても、殺人する人間だっている。それに比べたら、たった1行の書き込みくらい、大問題とは思えない。なぜそこまで大問題にするんだろう。世の中には難民問題とか子供の貧困問題とか地球の環境問題とか、もっと大事な問題がいくらでもあるだろう。

(2015.12.1)



〜おしまい〜





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